今月のLifeは
「ゲームと社会設計」
(※今回ちょっと音質が悪いです。すみません)
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11月27日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~)
出演:鈴木謙介、米光一成、水無田気流、濱野智史、海猫沢めろん、
井上明人、神里達博、速水健朗、斎藤哲也
予告編の出演:鈴木謙介、速水健朗、斎藤哲也、伊藤聡、
寺澤さやか(論壇女子部)、長谷川P(黒幕)
※Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf
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charlieです。
僕らが子どもの頃、「ゲームは一日一時間!」って標語がありました。
テレビゲームの消費者だったのは当時の子どもたちで、
大人から見るとよく分からない、なんだか危なっかしいものでした。
その頃の子どもが大人になって、ゲームの受け手の幅が広がり、
ゲームってどういうものなのかを知る人が増えた現在、
テレビゲームやビデオゲームの枠を超えて、ゲームというものの根本的な
可能性に迫る考え方が出てきています。それが「ゲーミフィケーション」。
今年になってビジネス系の分野でもにわかに流行語になり、注目を集めて
います。
ゲーミフィケーションとは、ゲームのルールや仕組みを取り入れることで、
プレイヤー(ゲームの参加者)に特定の行動を促す仕組みのこと。
たとえば子どもに対して「きょうだいでどっちが早くお片付けできるかな?
早くできた方にはおやつを増やしてあげるよ。」なんて言って片付けさせる
のがそのひとつの例ですね。
この「おやつ」にあたるものを、アナログ、デジタルな手段を使ってポイント化
して、大人も参加したくなるようなゲームに仕立てましょうということなんですね。
こういうゲームが受け入れられるのは、ルール設計の巧妙さだけでなく、
多くの人が「ゲームの比喩」で物事を理解できるようになったから、というのが
大きいと思います。たとえば、力仕事で疲れているのを「HPがゼロだ」って
表現しても、まあだいたい伝わるんじゃないかと思います。
この「ポイント」と「テレビゲーム感覚」のふたつが、今後の日本で
ゲーミフィケーションを考えていく重要な鍵になると、僕は思ってます。
そんなわけで今回のLifeは、その「ゲーミフィケーション」の本質に迫るべく、
「ゲームが私に与えた影響」を手がかりに「ゲームによる社会設計」をテーマ
にして話していきます。ゲーミフィケーションはまだ海外で注目されている
度合いが高いですが、ゲーム大国日本だからこそ通じるルール設計や、
それにまつわる問題を論じることってできると思うんですよね。
リスナーの皆様からも
「私の人生にゲームが与えた影響」や「ゲームで社会を設計するアイディア」
についてメールを募集します。仕事や勉強の効率化、社会問題の解決など、
色んな分野で「ゲーム」を活かす方法、考えてみてください。
メールアドレスは life@tbs.co.jp
メールはぜひお早めによろしくお願いします!
速水さんHappy Birthday!