2009/05/24「現代の現代思想」 アーカイブ


5月24日放送の「Life」予告編 「現代の現代思想」

次回現代の現代思想の放送は

5月24日(日)深夜25:30~

ゲストは東浩紀さん

今回もウェブ中継を実施しますので、ネット環境があればリアルタイムで聴けます


mainsaito.jpg
◆予告編・新メインパーソナリティの斎藤哲也さんです!?


※「5月24日の予告編」をダウンロードする
↑をクリック


charlieです。

思想という言葉に、みなさんはどういう印象を持つでしょうか。
僕の経験で言うと、頭のいい大学に通っていたわけでもなく、
80年代のポストモダン思想の流行の残り香すらなかった90年代後半の
大学生にとっては、教室でのお勉強より、ストリートのリアル(笑)の方がはるかに
重要で、思想なんて何の役にも立たない教養人の趣味、くらいの感覚でした。
僕を含め、同世代でものを書いている人でも、思想というより、
何らかの「現場感覚・当事者感覚」を出発点にしているケースが多いと思います。

でもまあ、それはアカデミズムの知的権威がいよいよ崩壊するという一瞬において
起こりえたカウンターパンチのようなもので、多くの人が「学者の言ってることは
机上の空論で、現場で具体的な実践をしている人の言うことの方が正しい」
と考えるようになると、「いや、思想だって大事だ」という揺り戻しが来るのは必然。
最近では20代半ばくらいでも、思想や哲学に詳しい人に出会う機会が増えました。

この20年の間でも世界の思想は様々な変化を遂げているし、
対処すべき課題も増えました。貧困に直面する人々をいかにして救うか、
環境の悪化や生態系の変化をどう考えるか、ネットの普及が社会に及ぼす影響
とは、等々。引き合いに出される名前も分野も、昔とはだいぶ違ってきています。
ナレッジマネジメントやネットワーク理論など、コンピューターや数学的知識を用いる
トピックも増えました。

そんなわけで今回のLifeは、そういう「知の最前線」に切り込んでいる
雑誌『思想地図』の責任編集でもある、批評家の東浩紀さんをゲストにお迎えして、
「"現代"の現代思想」について話していきます。いまの社会において、
「思想」と呼ばれるべきものとは何なのか、そもそも思想なんて必要なのか、
具体的な問題に取り組んでいる人と思想はどう関わるべきか。
色々と話題は尽きなそうです。

リスナーの皆様からも「あなたにとって『思想』と呼べるものは何ですか」という
お題でメールを募集します。具体的な人名でも、トピックでもOK。
「親父の背中こそが自分の思想の根源」とか「この実践家の取り組みは思想だ」
とか、そういうメールもお待ちしてます。
「思想が必要とされる瞬間」なんてのも聞いてみたいですね。
あるいは年配の方からの「自分の頃は思想と言えばマルクスだったが・・・」
といったお話も大歓迎。

メールはlife@tbs.co.jpまで。

いつも早めのメールをお願いしていますが、
今回は特に長文メールも増えそうなので、
出来る限り推敲の後に要点を絞ってメールを書くことをお薦めします。
あと別に「頭のいい奴決定戦」をやるわけではないので、
「あいつはつまらん!こいつもお話にならん!」みたいなことを
延々書かれるのもちょっと(笑)。
海原雄山に攻められて「くっ・・・」ってなる山岡さんくらいに、
僕らがぐうの音も出なくなるようなメールとか来ても面白いとは思うんですけどね。

また、ラジオネーム、年齢、性別、職業もお忘れなく。
番組特製バッジが欲しい方は、住所と氏名も明記してください。


yokokuallmenber.jpg
◆今回はこの4人+charlie(電話出演)で予告編を収録しました。

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「現代の現代思想」予告編イラスト

あべです。
先日、リリースした次回の放送の予告編を聴いた
BLOCKBUSTERの後藤亮平さんが
その内容をナイスなイラストにしてくれました。



 タイトル:「斎藤哲也の下克上」

badfacesaitou.JPG

◆イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER

今後も後藤さんにはちょくちょくイラストを描いてもらう予定です。
あなたのメール内容がイラストになるかも!?

===

黒幕です。
次回、「現代の現代思想」は今週日曜日、24日の25:30~です。
東浩紀さんを迎えてどんな展開になるか、楽しみです。
今回は特に気合の入ったメールが欲しいですねー
今のところまだ少なめなので、↓を参考にぜひ奮って書いて下さい。
http://www.tbsradio.jp/life/2009/05/524life.html

気合の入ったメールと書きましたが、あまり難しく考えずに
「これは自分にとって『思想』だなあ」と思える本、漫画、アニメ、映画、音楽
などの作品名を挙げていただいてもけっこうです。
もちろん「現代の思想とは何ぞや」を熱くかつコンパクトに書き上げるという
高いハードルに挑戦した野心的なメールも期待しています。

せっかく東さんがいらっしゃるので、東さんへの質問、相談なども受け付けます。

それから、テーマに合わせた曲のリクエストなどもお早めに。

life@tbs.co.jp

メールはぜひお早めに!


次回の放送では「Life存続サミット」 の成果をもう1つ御報告できそうです。
ただ、今回の件はリスナーの皆さんの協力が必要になりますので、
なにとぞよろしくお願いします。

ちなみに24日(日)の夕方には渋谷で佐々木敦さんが主催する
新音楽誌「ヒアホン」イベントの「楽しい音楽」第1回があります。
http://expoexpo.exblog.jp/9716327/

イベントに行った後、Lifeを生放送で聴く、というのが
今週末のオススメの過ごし方です。

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part1

azumahiroki.jpg
◆今回のスペシャルゲスト・東浩紀さんです。


※「現代の現代思想」part1をダウンロードする(mp3 31'05")
↑をクリック

○今,思想が求められている?
・売れる思想解説書,思想界隈での若手の台頭・・・(charlie)
・「僕と鈴木さんで思想の話・・・?」(東浩紀さん)
思想地図vol.3,もうすぐ出ます!(斎藤)
・頓挫した「東浩紀の作り方」企画(斎藤)

○ゲスト・東浩紀さんの来歴が示す「時代の空気」
・思想業界の東浩紀,サブカル界の東浩紀,それぞれの来歴
 →この二つが合体したのが「動物化するポストモダン」
・柄谷行人,上野俊哉,竹熊健太郎,村上隆...様々な人との出会い(東)

○そもそも「現代思想」って何?
・「現代思想」がという言葉が持つ特殊な意味(東)
 →フランスでのポストモダニズムの隆盛と,その周辺を指す場合が多い
・日本語の「批評」が持つジャーゴン感(東)
・「現代思想」という雑誌に刷り込まれた特殊な感覚(仲俣)
・「思想家」って普段何を研究してるの?(リスナー)
 →「思想家」という職業は無い(東)
 →「思想家っぽい小説家」「思想家っぽい社会学者」というメタカテゴリー(東)
 →「思想家」とは「すげぇ考えてる奴」程度の意味(東)
 →「思想」とは違う特殊な意味を持った「現代思想」(東)

○「思想」は更新されない?
・思想家の名前が更新されない状況(斎藤)
 →端的に更新されない(東)
 →最新思想の輸入で日本のシーンが変わる,というドライブはもう効かない(東)
・「監視」を論じてもフーコーを引いてくる現状(charlie)
 →扱う問題が変わっても思想的な枠組みは変わっていない(charlie)
・「昔から言われている問題」を扱うのが思想家(東)
・学問の輸入文化の伝統と,その終焉(東)

○思想に関心を持つきっかけ
・自分の身の回りの経験から立ち上がる「思想」(リスナー)
・かつて「思想」を支えていた教養主義文化の終焉(charlie)
 →大学的な知の枠組みに,浅田彰が与えたインパクト(仲俣)
・なぜ大学時代に現代思想に関心を持ったのか分からない(東)
・ソルジェーニツィンを読み始めたきっかけ(東)

                        text by Life助手 齋藤雅之

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※必ず上記リンクから登録して下さい。
Life存続のため、よろしくお願いします。

参考資料&選曲↓

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part1"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part2

charlie0524.jpg
◆charlieは赤いチェックで気合十分!!東さんを目の前にテンション↑↑

※「現代の現代思想」part2をダウンロードする(mp3 26'42")
↑をクリック

※オリジナルTシャツ制作決定!詳細は近日発表!
デザインはブロックバスター様!

○「思想」が必要とされる時とは?
・思想?何それルソー?(街の声)
・「思想」って社会的な事考えてそう(街の声)
・仕事で自分を見失った時に「思想」が必要(リスナー)
→ビジネスマンに必要な「思想」とは?(charlie)
・勝間勝代ブームと浅田彰ブームは近い!?(仲俣)

○浅田彰から東浩紀へ
・浅田彰待望論と、東浩紀の登場(仲俣)
・浅田彰が「チャート式」と呼ばれた所以は?(charlie)
→「構造と力」が売れた二つの理由:「チャート式」と「キャッチコピー」(東)
・マルクス主義の残り香の中で、浅田彰が流行った理由(東)
・80年代の「感性の時代」の雰囲気は東さんの時代に存在した?(charlie)
→数々の誤解をされた90年代後半(東)
・消費社会的な空気がかけらも残っていない現在(charlie)

○「思想」にできることとできないこと
・ビジネス書と身体論はなぜ思想と仲が悪いのか(柳瀬さんのメールより)
→個人の問題で、共闘する人も出てくるはず(東)
→「オタク」と「思想」が親和性が高いのは単に僕の趣味(東)
・「ビジネス」と「思想」が共闘するものが出てこない理由は?(斎藤)
→日本では経済論壇が弱い?(東)
・色々な人間のネットワークを作る宮台さんの存在(東)
・東さんよりチャーリーの方がビジネスに近い?(斎藤)
→チャーリーの選挙は応援するよ・・・(東)
・「生き方」や「金儲け」と「思想」は何も関係がない(東)
・例えば「東浩紀の勉強方」という本を出しませんか?(斎藤)
→勉強は「向き」「不向き」の問題で、頭の良し悪しは関係ない(東)
・東大行ってる奴の8割はバカ(東)
・「実存」という言葉を使うときに読者を想像して書いている?(斎藤)
・東さんの本で人生が救われた人もいるのでは?(仲俣)
・「批評は亡びれば良い」とかは言わない方が良い(東)
・ネットの連中は「DISった」とかすぐ言うけど...(東)

text by Life助手;齋藤雅之

参考資料&選曲↓

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part2"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part3

nakamata0524.jpg
◆今回、最年長の仲俣さん。
 「現代思想」リアルタイマーながら興味なかったとのこと。


※「現代の現代思想」part3をダウンロードする(mp3 28'18")
↑をクリック

○思想は何かに役立つのか?
・「思想」っていうと・・・恋愛?(街録)
・自分のライフスタイルを考える事はあっても、それが「思想」?(街録)
・恋愛の場面に思想は役立たない(東)
・本で人を変える事はできない(東)
→「本で自分が変わった」と思っている人の誤解(東)
→新書で「愛」を学んだ高校時代(charlie)
・東さんは本当に思想は役に立たないと思っているのか?(斎藤)
→どんなものでも役立つ時はあるし、役立たない時もある(東)
・思想は「クスリ」みたいなもの(斎藤)
→効く人もいるし、副作用でおかしくなる人もいる(斎藤)
・「人を救えるか、救えないか」という話になった瞬間に全てが相対化される(東)
→思想ならではの「救われ方」はないのか?(斎藤)
→そうなると「宗教」になる(東)
・「カリスマ的な思想」と「how toとしてのサブカルチャー」?(charlie)
・「動物化」「カーニヴァル化」という言葉が持つ力
→この言葉で見晴らしが良くなった人もいるのでは?(斎藤)

○「思想」の「市場」を作るべき
・「思想家はどれくらいの人間を相手にするか」という問題(東)
→興味がある人の間での市場を作るべき(東)
→僕は「思想誌とかを作る人間」(東)
・「何かの役に立つ」という話と「思想の市場」の話は全く別(東)

○「思想」と「政治」
・日本では「思想」と「運動」の連動が難しい?(リスナー)
・日本の現代思想も正面から「政治」を扱っては?(リスナー)
・20世紀の思想が「政治」結びつきやすかった特殊な理由(東)
→冷戦構造下、「イデオロギー」を語る事が「政治」だった(東)
・イデオロギー亡き後、「ものを考えること」が「政治」と結びつかなくなった(東)
・雨宮処凛やvolが政治的に見えるのは「左翼」イデオロギーがあるからに過ぎない
                                                 (東)
・僕が「政治」を語ったところで何になる?(東)
・知識人にとっての政治は「左右どちらの陣営に加わるか」ということ(東)
・苦しんでいる人のために炊き出しをやる事は「政治」以前の人間としての行為(東)
・「思想家はノンポリ」というラベリングをされる理由(charlie)
→広告代理店にとってポストモダン思想は使いやすかった(charlie)
・狭義の「政治」の世界の外に政治的な人はたくさんいる(charlie)
・東さんが政治的な人だと思う理由(charlie)
・ベーシックインカムの議論は、左翼的な文脈を離れないと一般に広がらない(東)
→左翼の論壇に乗った瞬間に、ベーシックインカムがラベリングされる(東)
・政治的知識人のアリーナに入らずに、政治的に発言する事の難しさ(東)
→宮台真司が未だにブルセラ学者だと思われている理由(東)
・知識人のアリーナの中で役割を果たすことが「政治」なのか?(東)

参考資料&選曲↓

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part3"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part4

saitou0524.jpg ◆斎藤哲也さん「思想はクスリみたいなもの。効く人には効く」


※「現代の現代思想」part4をダウンロードする(mp3 26'50")
↑をクリック

○未来の人類のコミュニケーションとは?
・結婚に対する意識の違いに「思想を感じる」(街録)
・大事なのは生殖(東)
・大学教育での「形式知」と「暗黙知」(charlie)
→教員の趣味を伝承する必要があるか?(charlie)
 →パットナムとか読んでればいいんじゃね?
・言葉のコンテクストが不要な「全てがモノローグの世界」(東)
→小松左京の「未来のコミュニケーション」が実現されるのは近い?(東)
→「相手を理解するコミュニケーション」は無駄(東)
 →理解しない方がコストかからない時代が来る(東)
・経済計算論争~経済コンピューターで計算できるか?(charlie)
→「計算能力の増大」の重要さ(東)
・コンピューターが進化した時に、
     「工学化した環境」と「人間の思想」の関係は?(仲俣)

○「政治」「思想」における私的利害を巡って
・原理的功利主義者・ピーターシンガーが導き出すラディカルな結論(東)
・ホロコーストの犠牲者の子孫のシンガーが、
                   歴史修正主義を容認する事の凄さ(東)
 →日本の左翼は遥かにレベルが低い(東)
→「人間的な共感」とは別のレベルにまで行くのが思想。だから普遍性を持つ(東)
 →日本の政治の言葉は共感レベルのものばかり(東)
 →例えば派遣切りにあった人が派遣切りを肯定するのが思想。
  「かつてフリーターだったからわかる」は思想ではない(東)
→自分の立場を肯定するために使うのは思想ではない(東)

・日本の戦後思想が「大衆性」に結びついた経緯(charlie)
→マルクス主義と近代主義
→新左翼の神様・吉本隆明と「思想の科学グループ」(鶴見俊輔ら)
→ニューアカで興味があるのは今村仁司と網野善彦(charlie)
・「大衆の気持ちが分かる」という事と
                  「大衆の現象が面白い」という事は違う(東)
・前衛エリート主義、吉本隆明、思想の科学を
                      すべて引き継いだのが宮台真司(charlie)
・ハンナ・アーレントが説く「政治の役割」(東)
→本来の政治とは私的利害を超えた所にある。オイコスとポリス(東)
→自分の利害しか言わない日本の政治は「政治」の名に値しない(東)
・自分の人生を肯定したり、今の社会を良くするにはどうしたらいいか
                 というタイプの言葉は政治でも思想でもない(charlie)
・自分の立場を括弧入れするのが政治や思想(東)
・現在の「ポリスの空間」はグーグルしかない!(東)
・「普遍性を装った発言は私的利害の発露に過ぎない」という結論(東)
・現代のテクノロジーで、ルソーの「全体意思」と「一般意思」が可能になる?(東)
→「全体意思」はmixi、「一般意思」はgoogle(東)

・ドストエフスキーを読むのと、うしろゆびさされ組を聴くことは
             似たようなクオリティの脳内麻薬が出ている気がした(東)

参考資料&選曲↓

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part4"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part5

azumahiroki3.jpg
◆「ゆうゆ原理主義者」東浩紀さん


※「現代の現代思想」part5をダウンロードする(mp3 19'31")
↑をクリック

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  ★「Life存続サミット」の成果、第2弾!
  マイクロソフト社が次回の放送をサポートしてくれる事になりました!
  詳細は追ってお伝えします。

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  なお、僕(黒幕)は「長谷川 裕」(Life 黒幕)」で登録していますので、
  プロフィール検索で探して、ぜひ「つながりに招待」してください。
  (mixiのマイミクみたいなものですね)

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○「googleが一般意思」「mixiが全体意思」ってどういうこと?
・おニャン子を前に「資本主義への抵抗」とか言ってる場合じゃない(東)
→解散コンサートは絶対行くだろ普通・・・orz(東)
・「話し合い」で何かを決めるのはもう無理?(斎藤)
→60億人が話し合っても意思決定はできない(東)
・自治が可能なのは100万人くらいが限度(東)
→100万人の中なら「話し合い」でも良い(東)
・グローバリズム研究における「自治」と「グローバルガバナンス」(charlie)
・インターネットは「話し合い」で決まる世界ではない(東)
→google的な意見集約(東)
・東浩紀の考える未来社会像が見れた「ギートステイト」(仲俣)
→SF作家としての東浩紀への期待(仲俣)

○もうこの際電波に開き直るか?今、思想や評論を書く事の難しさ
・「思想を書く事の意味」を自分で理論武装しないと思想が書けない(東)
・「一般意思はgoogleだ」って話に論拠は全く無い(東)
・「論拠を執拗に求める人」や、「はてな左翼」の反論に
                    答える必要はあるのか?(charlie)
・「アカデミズムの評価とかどうでも良い」という立場(東)
・専門家でもない自分が何の権利でルソーについて語るか(東)
→「在野の人間がルソーを語る意味」を自己言及しなくてはいけない(東)
・「難しい話」がアカデミズムに特権化されている状況はいつから?(charlie)
→在野の話は信用できない、と在野の人間が思っている状況(東)
・もうこの際、電波ブログに開き直るか?(東)
・「ピンと来た」って感じで思想を書いてもいいのでは?(東)
→「ピンと来た 俺が ピンと来た」 な吉本隆明(東)
→「カントが凄いって分かってる俺が凄い」 な柄谷行人(東)
・はてぶコメントは阻止してやった!(東)

                        text by Life助手:齋藤雅之

※告知!
2月に放送した「草食系男子の本懐」で衝撃のLifeデビューを飾った
文化系AV監督(?)二村ヒトシさんが今夜5月31日(日)夜、新宿で
トークイベント『人は、なぜ恋とセックスで苦しむのか?』に出演します。
http://blog.livedoor.jp/nimura_hitoshi/archives/1097282.html
出演はほかに中原昌也さん、掟ポルシェさん、ローバー美々さん、ほか


参考資料&選曲↓

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part6(外伝1)

microsoft.jpg
◆Microsoftのお2人とLifeメンバーで、次回の放送について話しました。
  写真(左)がWindows Live Hotmailプロダクトマネージャーの泉 宏和さん
  写真(右)が広報部の飯田 征樹さん

※「現代の現代思想」part6(外伝1)ダウンロードする(mp3 29'04")
↑をクリック

○「思想」が語りにくいのはなぜ?本編延長戦
・素人が一端の口を聞き、権威に属さない人の話が聞かれない(リスナー)
・「ものを知らない事」が偉い???(charlie)
・「分からない話は言う方が悪い」、という風潮(charlie)

○次回のLifeはMicrosoft社の提供でお送りします
・Lifeにグローバル資本主義キタ━━(゜∀゜)━━ッ!!(東)
・リスナーはWindows Liveに登録を!(※無料です)
「Windows Live 新規登録はこちら」
・Microsoft社員が語る、Lifeの魅力(Microsoft社、飯田さん)
・Microsoft社員が語る、Windows Liveの凄さ(Microsoft社、泉さん)
1:USBはもう要らない?25GBのオンラインストレージ
2:機能拡張したhotmailの凄さ
3:messengerはただのチャットだけじゃない!
→予告編チャットもできる?(斎藤)
4:Windows LiveとLifeは「つながり」つながり
・俺等、今CMに使われてる・・・?(東)
・チャーリーとMicrosoftの共著計画!?(東)
・もう「文化系トークラジオ Windows Live」で良いよ(東)
・次回放送の内容はどうする?(charlie)

○思想で女子を幻惑する方法:「××とは何か?」に持ち込め!
・今、思想がモテる!?(リスナー)
・メタ定義論争で女子に「懐疑」を起こさせろ!(東)
・彼氏持ちは「付き合うとは何か?」で落とせ(東)
・「××とは何か」に持ち込めれば勝ったも同然!(東)
・宮台真司とcharlieだったら・・・宮台を取るかなぁ・・・(東)
・東浩紀のダイエット戦略(東)

※佐々木さんはイベントの打ち上げが長引いて間に合わなかった
というのが真相です。

nyamtyuazuman.jpgのサムネール画像
ADのにゃんちゅうです。
「郵便的誤配のためには無料放送、無料配信って大事!」
そのためにも↓よろしくお願いします。

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参考資料↓

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part6(外伝1)"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part7(外伝2)

allmember1.jpg
◆Life外伝2から津田さんと吉田アミさんにも参加してもらいました。


※「現代の現代思想」part7(外伝2)ダウンロードする(mp3 24'07")
↑をクリック

○「経済」と「思想」
・「経済学」と「思想」、それぞれの役割(経済学者、飯田泰之さんからのメールより)
→価値観を提示する「思想」、提示された価値観のコスト計算をする「経済学」
・経済学は非経済学的な利益を軽視しているわけではない(飯田さん)
・「お金に還元されない価値がある」とか言う中で、経済学が受ける誤解(charlie)
・「アンチ経済学」な人たち(charlie)
・近代経済学は人間を動物として扱う(東)

○「グーグルブック問題」から考える
・「B83 W58 H88」でイメケンしてみよう!(津田)
→「人間を数量的に把握する」とはこういうこと!(東)
・グーグルブック問題とは何か?(津田)
・出版社の権利担当部署が大変な事に(津田)
・「事務処理の問題」と「思想の問題」の混同(仲俣、charlie)
・世界のシステムはそもそも恣意的なものではないのか?(東)
→「印税10%」の仕組みに誰も同意していない(東)
・世の中が「合意」で決まる訳は無い(東)
→エロゲーやりたかったらWindowsを選択するしかない(津田)

参考資料↓

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part7(外伝2)"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」Part8(外伝3)

※「現代の現代思想」part8(外伝3)ダウンロードする(mp3 24'43")
↑をクリック

○話題の若者排除装置・足立区北鹿浜公園のモスキート音を巡って
・モスキート音の方が若者は快適?(charlie)
・モスキート音で人間を管理するなら選挙とかやめれば?(東)
→動物的管理を徹底しろ(東)
・公共的なコミットは「パートタイム方式」で良い(東)
→「ある時は人間」で「ある時は動物」というあり方(東)
・ネット投票、議題の分割、投票権の売買を導入するしかない(東)
・社会への考察を涵養する「SF的想像力」が今不足している(charlie)

○「思想のシーン」を如何に維持していくか
・もはや「思想で何をするか」のレベルではない(東)
→思想の「存在」を如何に認知させるか、というレベル(東)
・どれだけの「数」を売れるか、という事でしかない(東)
・思想地図のシビアな状況(東)
・新しいシーンを作る人間しか評価する気が無い(東)
→宇野常寛はPLANETSやってるから凄い
→charlieはラジオやってるから凄い
・「論座が終わって悲しい」とか言う態度はあり得ない(東)
・僕の仕事は「思想を必要とする数万人のシーン」を維持する事(東)
→コンテンツがどうこう言ってられる状況ではない(東)
・「ちゃんと支持してくれる3000人」がいるマーケットなら良い(東)
・アカデミックシーンが大事だったら全部pdfで公開すれば?(東)
・僕が批判される事で展望が開ければそれで良いが...(東)
・ベーシックインカムの議論はもう少し開かれるべき(東)
・左翼は嫌な奴ともと手を組むべき(東)
・今喧嘩をしても市場がシュリンクするだけ(charlie)

                          text by Life助手:齋藤雅之

※東さんのモスキート音レポート
http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090528/1243481542

※仲俣さんのブログでも言及されています
http://d.hatena.ne.jp/solar/20090512#p1


PLANETS vol.6 「特集 お笑い批評宣言」 5月31日発売!
告知サイト http://www.geocities.jp/wakusei2nd/p6.html
通信販売 http://wakusei2nd.cart.fc2.com/
※紀伊國屋書店新宿本店3階の「文化系書店Life堂」でも購入できます。

宇野常寛さん責任編集のPLANETS vol.6 にはLifeでもおなじみの
荻上チキさんも参加しています。

※チキ君出演の 
「暴走するインターネット2.0」 http://www.tbsradio.jp/life/20071125/
      
「タナダユキ監督を迎えて」 http://www.tbsradio.jp/life/cat284/

参考資料↓    

"2009年5月24日「現代の現代思想」Part8(外伝3)"の続きを読む »

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2009年5月24日「現代の現代思想」~放送後記動画

■放送後のスタジオの様子をご覧いただけます。
動画を見る「2009年5月24日現代の現代思想」放送後のメッセージを見る(3MB)
      ↑をクリック
※動画をご覧いただくにはWindows Media Playerが必要です。

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  ★しつこいようですが、何度も書きます。新規登録数が大事なので。

  「Life存続サミット」の成果、第2弾!
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  周囲にも呼びかけて、Life存続のために何卒よろしくお願いします。

  なお、僕(黒幕)は「長谷川 裕(Life 黒幕)」で登録していますので、
  プロフィール検索で探して、ぜひ「つながりに招待」してください。
  (mixiのマイミクみたいなものですね)

  AD「にゃんちゅう」など他のスタッフもいるので、よろしくお願いします。
  (※僕も知らなかったにゃうんちゅうの趣味などもわかります。けっこう意外~)

  登録した人専用の企画も進行中です!

  またブロックバスターとのコラボTシャツ企画も鋭意作業中。

  ※↓鳥山Dが担当する「エヴァ特番」もよろしくお願いします。

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BLOCK BUSTERがLifeの放送(5/24)をイラストにしてくれました

あべです。
Lifeのスポンサー、BLOCK BUSTERの後藤亮平さんが
またまた、Lifeのスタジオの様子をナイスなイラストにしてくれましたー。

今回のイラストは5月24日放送の「現代の現代思想」のレポート!

では、BLOCK BUSTER後藤さんのイラストと感想メールも一緒にお楽しみ下さい。


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Lifeリスナーのみなさんこんにちは。
先月からこちらでイラストを描かせていただいている、BLOCKBUSTERの後藤です。
放送を聴けばおわかりの通り、東浩紀さんの発する情報量はハンパないものがありました。
時間が歪みました。
同じ1分でも、こんなに濃度が違うものなのか。
人間の寿命は限られていますが、密度を凝縮することで、人の2倍生きることも可能なのかもしれませんね。
そんな感想をイラストにしてみました。

life_0905_kansou.JPG

◆イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER)

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きょうは、もうひとつ嬉しい話を。
モーニング・ツーにて連載中のサウナ漫画『フィンランド・サガ(性)』の作者・吉田貴司(よしだ・たかし)さんが、ご自身のブログでLifeのことを書いてくれています。
作画中に、ポッドキャストでLifeを聴いて頂いているみたいです。
ありがとうございます。

Lifeのことを書いてくれたブログの記事はこちらから
→《吉田さんのブログ記事1》←

→《吉田さんのブログ記事2》←

漫画家のLifeリスナーといえば、あの山本直樹さんも作業しながら
聴いてくださっているとのことです。
http://www.tbsradio.jp/life/2009/01/20091172009part3.html


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「現代の現代思想」未読メール特集1

前回の「現代の現代思想」、さすがに熱いメールがたくさん来たので、
読めなかったメールをいくつか紹介します。

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ラジオネーム:サンボマイスターさん

僕にとって、もっとも「思想」と呼べるものはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』です。

"現代思想"っぽいテーマや用語が登場する作品ですが、そうした部分ではなく、
この作品を体験することでいろいろな人の人生が確実に変わったこと。
それをもって「思想」だったと感じています。

ようするに、いわゆる実学的な知識や、アカデミックな専門知とは別なところで、
人を強く動機づける知的なものが「思想」だと思っています。
でも、最近はそういうものになかなか出会えません。
僕がトシをとったのか、世の中がつまらなくなったのか、
どっちなんでしょーね(愚痴)。


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21歳童貞大学生もりしさん

僕にとっての思想の根源は中学時代に出会った、GOING STEADY、
銀杏BOYZの峯田和伸です。
最初は「よく分かんねーけどスゲー」という感じで「感染」しました。
以来、"精神的童貞道"を極めるべく日々オナニーに励んでいます。
まぁ身体的にも童貞なんですけど。

峯田は存在自体が思想です。
何と言うか「宿命の外」を選び取るための光というか、<オマケ人生>を
生きるための糧というか、よく分かんないけどすごいんです。


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金のたぬきさん

私は35歳、ドイツ系の会社でエンジニアをやってます。
仕事上、ドイツ人のおじさんと付き合いが結構あるのですが、一緒に
飲みに行ったときとかにヘーゲル、マルクス、調子に乗ってハーバマスとかを
会話で出したりしたことがあります。

所詮理工系出で、それぞれの著作を読んだわけでなく、佐藤優さんとか
仲正昌樹さんとかの著作を何冊か適当に読んだだけのいい加減極まりない
知識なのですが、日本人がそんな引用をするのがおもしろいらしく、
「日本人はマルクスを学校で習うのか?」とか結構いい話のネタになりました。

日本ではベビーブーマーにマルクスが流行ってたとか、マルクス経済学の学者が
今でもずいぶんいるみたいだよ、なんて話は彼らにとって不思議に感じるようです。

また日本の思想というのも彼らにとって新鮮なようで、ほかのときに、トヨタは
自動車業界のポストモダンだ、とか言って、動物化するポストモダンの話をしたら
(理解があってるかどうかは知りませんが)、なんだか妙につっこまれて結構な議論
になってしまったこともあります。

なお、あんまり難しいつっこみは訳せないのを言い訳にごまかしました。
まぁ訳せないというのも事実なのですが。

いずれにせよ、ドイツ人は国民性なのか議論大好きな人が多いので、おじさんと
飲みに行くときに、日独の思想的なネタをいくつか持ってるといい共通の話題に
結構なるなぁ、という印象はあります。

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「現代の現代思想」未読メール特集2

Shout to the カニトップ さん 35歳男性会社員

先日、会社を辞めることを決断した先輩が、残る僕らに向けて送ったメールで、
辛いとき・疲れたときによく振り返った言葉として、相田みつをの詩を引用して
いました。
それを見た自分は、個人にとっての思想とは、「生きていくのに支えになる言葉」
なのかなという気持ちになりました。

そこで、わが身を振り返って、自分を支えてきた言葉を思い返すと、
やはり漫画と音楽になります。
具体的に名前を挙げると、恥ずかしくなりますが、オクテな自分の尻を叩いた
『Bバージン』(作品全体)や、辛い時に響く島本和彦の名言の数々
(「たかが100点差!」:『逆境ナイン』)、
そして青臭いですが、ミスチルの初期(「もういいや もういいや 疲れ果てちまった、
そう言って そう言って ここまで来たじゃないか」 :雨のち晴れ)などは、自分の中の
「思想」として、確固たる地位を築いているような気がします。

辛いとシンプルなことしか思い浮かばないのか、自分が安易な人間なのか、
ある程度の量は読んでいても小説の類は、それほど思い浮かびません。
思想性を感じて好きな小説といえば、池澤夏樹『スティル・ライフ』くらいでしょうか。

自分にとって、「思想」という言葉は、難解なイメージが強いですが、結局、自分を
支えてきたのは、それとは正反対の「シンプルな言葉」であったようです。
やや的を外してしまっているのかもしれませんが、結局、個人にとっての「思想」
というものは、どちらの方向に存在するのか、そんな部分に興味を持って、本放送を
聞いてみようと思います。


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natsunatsu さん

私は某製鉄会社で研究者をしています。CO2問題をテーマとして日々研究に
まい進しています。このテーマについて考えれば考えるほど、経済的な最適解と
環境における最適解のギャップに悩みます。

経済も、環境もあくまで、人間生活の一断面であり、単一の"ものさし"でしか
ありません。包括的であるかどうかは分かりませんが、新しい"ものさし"がほしい、
そして、人類共通の認識にまで、高まっていってほしい。

この新しい"ものさし"が思想では?ないかと思ったりするのです。

ありきたりですが、こういう時に思想が必要だなーと思います。

"思想"がすべての人に幸せをもたらすか分かりませんが?この居心地の悪さを
何とかしてほしいのです。


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西田亮介さん
SFC政策・メディア研究科後期博士課程、プランナー、著述等
その他いろいろ

今日のテーマは現代の現代思想ということですが、
「リアリティ」や「現場」への注目、そして理論との往復運動とい う、
ある意味では思想の原点回帰のような傾向を指摘することができるように
思います。
それはもしかすると90年代には「社会学」が担っていた分野 なのかも
しれません。

例えば、今日のゲスト、東浩紀さんと北田暁大さんが主催する『思想地図』は
「思想」という名を掲げながらも抽象的で、むやみに難解な論考 -仮に
「ザ・現代思想」とで も呼んでみましょう-というよりは、ネットや家族、労働、
地域等に関するかなりアクチュアルな論考が中心です。

私事で恐縮ですが、先日社会起業に関する論考を芹沢一也さん、
荻上チキさんが主催する「知の最前線をお届けする」を標榜する
メールマガジン『αシノドス』vol.28に掲載していただきました。

そのリード文で芹沢さんが、前述のような問題について言及してくださったことも
やはり示唆的です。

「論考を読んでいてつくづく、いまや実践をいかに構築するかが問題になっている
のだなと思います。そしてそのとき問題になるのは、たとえば寄付への控除など、
きわめて技術的なことなのだとも。(中略)これまでの言論人は、
「存在が意識を決定する」とか、「思考の唯物論的基盤」とかいいながら、
まったくもってこうした問題を考えてきませんでした。」

このように、言説をブリコラージュ的に貼付けたようにさえ見える、
ただ難解な「ザ・現代思想」的な状況から、現場と理論の往復という思想の
本義的に回帰しつつあるのが「現代の現代思想」の状況で、それはとても
有意義なことではないでしょうか。
少なくとも、研究者としても、NPOや恊働推進における実践者 としても
「真理の探求」よりは「実践で使える思考の枠組」を求めている僕にとっては
「現代の現代思想」はそのように見えています。

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「現代の現代思想」 未読メール特集3

はかまさん 水戸市 37歳

いつも興味深く聞いております。

日常生活において嫌なことがあったり、
失敗したり、くじけたりするとき、
根本敬氏の「でも、やるんだよ」という考え方に
強く惹かれます。
何かに立ち向かっていくときに、相手があまりにも強大で
自分ひとりではかなわないかもしれない。
そんなことはわかっている。でも、あえてやるという考え方です。

吉田豪氏や、町山智浩氏など、
影響を受けた方も多いと聞きます。

※僕も根本さんの「でも、やるんだよ!」には影響を受けましたねぇ。
でもこの「でも、やるんだよ!」って、単純な前向きさとかでは全然なくて、
完全に無駄だとわかっていながら、にもかかわらずやる、っていう
絶望しながら全力疾走みたいな境地なんですよね。(黒幕)

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しまたすさん

僕の中で現代思想と言うと、最先端がみうらじゅんさんや、杉作J太郎さんです!!

50年代にガスリーがいて、その影響を受けてボブ・ディランが60年代以降存在し、さらにディランの影響でブルース・スプリングスティーンや吉田拓朗が70年代から登場し、80年代に糸井重里やU2、90年代以降がみうらさんや杉作さんの台頭になる気がします。

つまり、僕の中で現代思想とはこの「ディラン的なもの」だと勝手に思ってます。

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メタボポニョさん 20歳 学生

はじめて、生ライフをネットカフェで聞こうとかんがえています。
というのは、ぼくの部屋(寮)は、ネットもなければ、ラジオも入らない
非現代(笑)な環境なので、本放送を最初期からポッドキャストで
補完してきましたが、今回はどうしても生で聞きたいので、
メールさせていただきます。

ぼくにとっての現代の思想とは、「反(カウンター)」だとおもってきました。
おそらくこのような問いに共通性がなくなったということ、それが現代たる
ゆえんのひとつだとおもいますが、ぼくにいたっては、子どものころから
まわりになじむということが、自分でも嫌になるくらいキラいで(リスナーの
おおくのひとがそうだと信じてますが)、なんでも反語でモノをみてきたふしが
あるんじゃないかなと今おもいます。ツンデレなのかもしれません。
しかしぼくじしんは、デレが欠けていると常々おもいます。

反(カウンター)というと、カウンターカルチャーとか、反面教師などということば
がおもいうかびますが、従うことと、反するということ、この対立は、現代にとって
どのような意味をもつのだろうか、この対立自体がもう無意味なのだろうかと
おもってしまいます。みなさんにとって、「反」ということには、どういう意味を
もつものか、お聞きしたいです。

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「現代の現代思想」 未読メール特集4

ゼロ伯爵さん

Lifeの皆さんこんばんは。
三十路でバーテンダーをやっております。
仕事柄、様々な立場の方の思想(考え方)に接する機会はとても多いです。
しかし「それを思想と呼ぶのか」となるとすこし考えてしまいます。
思想と呼ぶにはあまりに具体的個人的すぎるし、
かといって実践的なHow toなわけでもでもなし。

そんな時に便利な言葉がありました。
「美学」です。
「それぞれの「思想」に基づいて生きている」というより、
「それぞれの「美学」に基づいて生きている」と言った方が、
適度に個人的で、適度に一貫性のあるニュアンスで私はしっくりきます。
「美学」って言い切っちゃった場合の説明不要な感じが、少しずるい気もしますが、
その分だけ行動で判断され、責任も持たなければいけない所が、
またいいところな気もします。

私にとって美学とは、現実世界に生きている事実と、
様々なところで触れる思想の二つを親として生まれるものです。
そう言った意味では、現実的な行動規範としての美学を生まない思想は、
私にとってはいらない思想なのかも知れませんね。

夢見がちなことを言いますが、
触れた人々が幸せになる思想が生まれてくることを祈ります。

===

大内さん
私にとっての思想、それは忌野清志郎です。

亡くなったからというわけではありません。
詩人で、ソウルシンガーで、稀代のパフォーマーであると同時に、
私にとってはそういう存在でもあったのです。
反骨とか反体制とか、そんな上っ面の部分ではない、深いところで
思想を体現している人でした。
言うことととやることのあいだに齟齬のない人でした。
何を言うか、それ以上に、どう行動するかが大事なんだということ
を教えてもらったような気がします。

一例を挙げます。インタビューの言葉です。


本当のこと言ってたってさ、それはちゃんとやらなきゃ嘘になるっ
て多いじゃないですか。
「僕はいずれカメラマンになって忌野さんの写真を撮りたいんで、
僕のこと覚えていてください」とか言うやつ多いじゃない(笑)。
それは言ってるときは本当のことだと思うんだ、そいつにとっては。
だけど、ちゃんと努力して本当にそうなって、俺の写真を撮りに来
ないと本当じゃないよね。
本当にはなんないよ。
(『生卵』より)


他人の口を借りて物を言わない、自分の頭で考える。
日々考えているが、行動に移すときは直感にもとづく。
結果、やったことに余計な説明はしない。
だから謎が残る。それが受け手をも考えさせる。
(きわめて思想家らしいふるまいではありませんか!)

「COVERS」発売禁止、「あこがれの北朝鮮」をはじめとする
一連のタイマーズの歌、「君が代」のカバーなどなど、物議を醸し
た行動に関しても、この原則が貫かれていたと思います。

いまも清志郎の行動と言葉について考えつづける毎日です。


===

さよなら三角また来て刺客さん 31歳・男

「現代の現代思想の課題」


【1.思想は必要なのか?】

思想は必ずしもすべての人にとって必要ではない。
ただそれが人生の助けになる人もいれば、
創作のために(つまり小説や映画や演劇や絵画や音楽といったもの
を作るために)その創作の源泉として必要とする人もいると思います。


【2.思想の導入のされ方】

ではそれがどうやってもたらされるかというと、
やはり基本的に思想というのは、時間軸に沿って連綿と流れ込んで
いくものだと思います。

ただしアカデミックな研究者は例外として、私のようなごく一般人
にとっては、思想はかならずしも体系的、網羅的に学び取るものではなく、
きわめて個人的に召喚されるものでしかありません。

例えばプラトンとマキャヴェリのあいだに思想の線があるとすれば、
マキャヴェリを読む私とマキャヴェリの間にもプライベートな線が生じる。
さらにその線を遡っていけばプラトンにもたどり着く、という次第です。

そういった線をもっと太くしたり、伸ばしたり、あるいは
無数に引いてみる、ということで、より豊かになれる、
歴史的な流れの中に繋がれる、というイメージ はあると思います。

ただこういった考え方は、特段に新しいわけではなく、
むしろ古いタイプの考え方に属すると思います。


【3.現代の状況 「思想・ニアイコール・ウィキペディア」】

いっぽう、現代の「現代思想」にとっておそらく重要なのは、
なにもかもがフラットになっている、という状況です。
例えばそこにカート・ヴォネガットがある、ジャン=ジャック・ルソーもある、
織田信長もある、フェリーニもある、さらには漫画の『ワン・ピース』もある、
というような。

そうやってあらゆるものが優劣なくフラットに並べられる現代の状況は、
年配の方からすると眉をひそめるような軽薄な感じに思われるかも
しれませんが、私はとても面白いと思っています。

ヒップホップでいうところのサンプリングを駆使して、
どんどん好きなものを引っ張ってくればいいと思うし、
仮にウィキペディアを「思想の海」のようなものと考えれば、
その海に釣りに出かけていってその都度欲しいものを引っ張りあげ
てくる、といった感じです。


【4.本題:現代の現代思想の課題】

さてここからようやく本題ですが、
私が思うに、課題は2つあります。


(課題1:思想史研究者とデータベース)
1つはフラット化が進む中で、それでも思想的なものを
なんらかの体系の中で整理していく必要が ある、ということです。

これは一方では、アカデミックな学問の世界で「思想史」としてま
とめられるべきことですし、
またもう一方では、ウィキペディアなどのデータベースを充実させて、
思想へのアクセシビリティをあげていくということです。

後の世に思想を橋渡ししていくためにも、
こうした仕事は誰かがやらなくてはいけないことだと私は思います。

(課題2:思想のメディアづくり)
もう1つは、ある濃縮された密度の中で(というのはつまり何らか
のメディアを通して)、現代にとって必要と思われる思想を導入し、
かつそれを広く紹介していく場をいかにして作っていくかということです。

そこには、この思想を今このタイミングで紹介することの意義とか、
読者に興味を持って読んでもらうためのパフォーマンスといったことが、
たぶん説得材料としては必要になりますけど、そこに導入され、
紹介される思想は、あくまで個々人が恣意的に選んだもので
全然いいと思いますし、むしろ恣意性が前面に出るほうが、
とんがって面白そうです。


昨年は雑誌が次々廃刊されるいっぽうで、
新しいメディアも登場してきました。
おそらく『思想地図』の役割はこのあたりにあるのではないでしょうか。
(と勝手に思ってます。ちなみにLifeにもそういうところがありますね)


そして、それがあくまでも恣意的なものにすぎない以上、
そうしたメディアは、ひとつではなくいろんな場所に複数乱立した
ほうがいいと思いますが......
長くなりましたので後の議論はみなさんに委ねたいと思います。
長文失礼いたしました。


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stilllifeさん (26歳学生・女性)

東さん!!!最後のパート超かっこいい!!
熱い心意気に胸震えました。平素からインテリ好きを公言していますが、
本当にこういう人の話を聞いてるのが大好きだ!!エキサイティング!!と
改めて実感しました。
「新しいシーンを作る人間であれば思想界のためには必要な戦力だから
たとえ自分と相反する人間でも評価する」とかこういう考え方物凄く共感できます。
東さんが「ホロコーストの犠牲者の子孫のシンガーが歴史修正主義を容認する
事の凄さ」を語ったことにも共通する心意気だと思いました。

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