2014年10月アーカイブ

2014年10月25日放送 ゲスト:正高信男さん

みんなが大好きな「音楽」。

そんな音楽を愛でて楽しむのは、実はヒトだけ!?

今週は、京都大学の霊長類研究所の正高信男(まさたか・のぶお)さんに

お越しいただき、その真相を伺いました。

正高信男さん1

昔のCMで、サルがヘッドフォンをして音楽を聴いているものがありましたが、

あれはウソ!

しかし、サルもテレビは好きなんだそうです。

でも、音楽は興味を持って聴かないとのこと。

正高信男さん2

正高先生は、「音楽」の原型を現在のサルの中に探し、

研究していらっしゃいます。

まず「ことば」はどこから生まれたのか?そのルーツは「歌」ではないか・・・。

ヒトの先祖であるサルは、コミュニケーションに「歌みたいなもの」を使っており、

それが、原型!

ちなみに、テナガザルにヘリウムガスを吸わせたところ、

テナガザルも声が変わったことを発見した正高さん。

このことから、テナガザルもヒトと同じ発声をしていることがわかったそうです。

ちなみに、チンパンジーの鳴きまねを披露してくださった正高先生。

正高信男さん3

プロの技!

しかし・・・

なぜサルは音楽を楽しまないのか。

ヒトが音楽を聴いて感情的になったり、叙情的になったりしますが、

サルはその感性を捨て去ってしまったから。

その捨てた音楽的な感性にノスタルジーを感じて、

ヒトは音楽、および音楽的なものに惹かれるのだそうです。

正高信男さん4

さらに、ヒトは「動き」や「しぐさ」にも「音楽的」なものを求めるようになったとのこと。

たとえば、

♪A B C D E F、G~ を「キラキラ星」の節に乗せて覚えたり、

掛け算九九も、そのひとつなんだとか。

正高信男さん5

2014年10月18日放送 ゲスト:戸坂明日香さん

今回は、ちょっと珍しい職業の方が登場!

「復顔師」。「ふくがんし」と読みます。

普段は日本科学未来館で、科学コミュニケーターをし、

その傍ら、「復顔師」をする、戸坂明日香(とさか・あすか)さん。

戸坂明日香さん1

「復」 「顔」 「師」。

どんなことをするかというと・・・

頭蓋骨に、粘土で肉付けし、実際にその骨の人が、

どんなお顔だったのか・・・を再現するのが戸坂さん。

どうして戸坂さんが「復顔師」になったかというと・・・

元々、東京芸術大学の彫刻科で、粘土を専攻。

その後大学院に在籍中のとき、美術解剖学を学びます。

そんな中、国立科学博物館の法医人類学の坂上和宏(さかうえ・かずひろ)先生に

出会った戸坂さん!

「復顔、やってみない?」という、坂上先生の一言で、

「復顔師」になることを決意!

戸坂明日香さん2

そんな中、上野の「寛永寺」で改葬工事があり、

そこから徳川時代の大奥の方の頭蓋骨が見つかったそう。

その大奥の女性の頭蓋骨から、復顔をしてみて・・・という依頼があり、

戸坂さんの「復顔師」としての職業がスタートします。

さて、

どうやって復顔するのか。

スタジオに頭蓋骨のレプリカを持ってきてくれました。

戸坂明日香さん3

これは明治時代の女性の頭蓋骨のレプリカ。

戸坂明日香さん4

にらめっこ・・・ からの・・・

戸坂明日香さん5

腹話術!

戸坂明日香さん6

ちなみに、依頼された骨が完璧な状態でやってくるとは限らないそうで、

ほほ骨が片方欠けていたり・・・

そんなこともあるのだとか。

その場合は、まず欠けている部分を修復するところからやるそうです。

戸坂明日香さん7

女性か男性かを見分ける方法も教えていただきました。

ポイントとなるのは、↑ この写真で、戸坂さんが押さえている部分。

戸坂明日香さん8

そしてこの骨に、粘土を使って筋肉をつけ、肌をつけ・・・。

とっても細かい作業!

いわゆる「解剖」の逆をやっていくとのことでした。

戸坂明日香さん9

道具も見せていただきました。

耳かきのようなものも、使っています!

道具も、改造してオリジナルのものを作っている戸坂さん。

特に難しいのは、一重か二重か・・・はたまた奥二重か・・・

という判断なんだとか。

戸坂明日香さん10

秋風や 骨に恋する 復顔師 

2014年10月4日&11日放送 第五回公開録音

ジュンク堂書店・池袋本店の喫茶スペースで行った、

「第五回 夢★夢エンジン公開録音」。

第五回公開録音1

およそ80人のリスナーをお招きし、お送りしました。

ゲストは、当番組2回目の登場!

東北大学の吉田和哉(よしだ・かずや)教授。

第五回公開録音2

吉田先生は、

月面にローバーという探査車を送り、500m走行させて、画像を撮れ!というミッションを

成功させたら賞金40億円!

というレースに挑戦中のロボット工学者。

第五回公開録音3

前回スタジオで伺った「月面の環境」や「ローバーの特長」などを

再度おさらいしつつ・・・

今回は、実際にローバーが登場!

第五回公開録音5

ジュンク堂の床を、「パタパタパタパタ・・・」と音を立てながら動きました。

さらに、このローバーが実際に月ではどう動くのか?!

砂漠で実験した模様をVTRで拝見!

第五回公開録音6

そして公開録音恒例の、質問コーナーも実施。

今回、非常にレベルの高い質問がたくさん寄せられ・・・

第五回公開録音7

しかもたくさんの方がこぞって挙手してくださり・・・

感激!

そして最後に・・・

今回書店での公開録音ということで、

吉田先生に、好きな科学書を教えていただきました。

第五回公開録音8

吉田先生がオススメする本は、

「はやぶさ」のプロジェクトリーダー・川口淳一郎さんの本、

『はやぶさ式思考法 創造的仕事のための24章(新潮文庫)』

また、ジュンク堂書店・池袋店の理工書担当、上村さんにも

オススメの理工書を伺いました。

第五回公開録音9

上村さんのオススメは、小松貴さん著の

裏山の奇人~野にたゆたう博物学(東海大学出版会)』

是非、ジュンク堂書店・池袋店に行ってみてください!