2014年5月アーカイブ

2014年5月24日放送 ゲスト:中村友哉さん

「宇宙ビジネス」・・・なんていう言葉も、だいぶ耳馴染みになってきましたが、

今回は、小型の人工衛星を作り、新たなフィールドを開拓している、

『アクセル・スペース』代表の、中村友哉(なかむら・ゆうや)さんに

お越しいただきました。

中村友哉さん1

中村さんがはじめて「小型の人工衛星」を作ったのは、なんと学生時代。

教授、学生とともに、3機の手作りの人工衛星を作り、打ち上げたそうです。

これがなんと、世界で初めて、学生が作った小型人工衛星だったそうです!

 

そして、このプロジェクトをビジネスにしたい!と思い立った中村さんは、

2008年に自分で会社を設立。

研究と開発を重ね、2013年11月21日、第一号機の打ち上げに成功しました。

中村友哉さん2

この小型人工衛星は、大きさはバスケットボールくらいで、立方体。

重さもおよそ10kg。

思った以上に小型!!!!

 

そして、この小型人工衛星の役割は、北極付近の衛星写真を撮ること。

この写真を必要としているのが・・・

なんと「ウェザーニューズ」という会社。

天気予報などをしている「ウェザーニューズ」は、

船会社などに、航路の天気を提供するのも、大きな仕事。

 

そしてここ最近の温暖化で北極海の氷が融けてきたことで、

逆に、船会社が北極海を航路として利用できるようになったんだそうです。

 

そこで、北極海の氷塊の情報提供を「ウェザーニューズ」にお願いしてくる船会社が多くなり、

困った「ウェザーニューズ」さん。

しかし既存の人工衛星から北極の写真提供をお願いしようとすると、

なんと1枚100万円かかるのだとか!!!!

 

そんな中、氷塊の動きなどを、リアルタイムに得るには、

中村さんが開発した小型人工衛星がピッタリだと気付き・・・

「ウェザーニューズ」は自分の会社で人工衛星を契約することで、

自由に氷塊の写真も撮れて、頻繁に船会社への提供が可能に!

中村友哉さん3

これで、ヨーロッパから新鮮で美味しいワインが届く!と

喜ぶ松尾さん。

しかも、衛星本体の制作費&打ち上げ費用に、管理費も込みで、

なんとおよそ3億円!

安いっ!!!!!

 

さて、今後はこの「小型人工衛星」がさらにどんな可能性を持っていくのか。

中村友哉さん4

続きは、次週!お楽しみに。

中村さんの会社『アクセルスペース』のHPはこちら。

http://www.axelspace.com/

 

 

 

 

 

2014年5月17日放送 ゲスト:鳥越規央さん

プロ野球、交流戦も間近!

今年も、セパともに面白いということで・・・

そんなプロ野球をさらに楽しく見るために、「科学」してみようということで、

当番組2回目の登場、統計学者の鳥越規央(とりごえ・のりお)さんにお越しいただきました。

 

プロ野球を科学するために、鳥越さんが研究しているのが、

「セイバーメトリクス」という学問。

これは、

野球のプレーを分析して、個人の能力を割り出すというもの。

例えば、「打点」の良い選手は、前にランナーがいたかどうか・・・によって、

実はその選手のチームへの貢献度が変わってきます。

トータルで見たときに、どれだけその選手がチームに貢献したか?を

割り出すのが、この「セイバーメトリクス」!

鳥越さん1

ということで、今回は鳥越さんに、

「セイバーメトリクス」を使って、従来の野球の常識を覆していただきました。

 

特に松尾さん、シルビアさんがビックリしたのが、

内野手の守備力について、「セイバーメトリクス」で見たときのこと。

例えば広島カープの、堂林翔太(どうばやし・しょうた)選手。

若くてイケメンで、カープ女子に大人気の堂林選手ですが、

実は去年のエラー数は19で、リーグ最多。「失策王」の異名もあります。

それに比べて、多くのプロ野球ファンが認める"守備の神様"といえば、

去年引退した、東京ヤクルトスワローズの宮本慎也(みやもと・しんや)さん。

宮本さんの去年のエラー数は、たったの3つ。

しかし、「セイバーメトリクス」の守備の指標である、「UZR」アルティメット・ゾーン・レーティング

UZR: Ultimate Zone Rating)。

こちらは、同じポジションの平均的な選手に比べて、

何点分の失点を防いだかを示したもの。

これを用いると、堂林選手の守備範囲が、宮本さんに比べて、

圧倒的に広いことが発覚!

堂林選手が、いかに果敢に打球を追いかけているかが分かる数字となりました!

鳥越さん2

「いや~これからは、堂林選手に注目したいね!」という松尾さんでした。

 

 

 

2014年5月10日放送 ゲスト:細 将貴さん

今回の話題は・・・

細まさきさん1

コレと・・・

細まさきさん2

コレ。

 

カタツムリとヘビ。

どういう関係かというと、それぞれ「右」と「左」に関するキーワードがあり、

そのキーワードを発見した方が今日のゲスト。

京都大学 白眉(はくび)センターの、細 将貴(ほそ・まさき)さん。

細まさきさん3

どんな発見をしたかというと・・・

稀にしかいない「左巻きのカタツムリ」は、

カタツムリを食べる、「イワサキセダカヘビ」というヘビから逃げるため、

左巻きとして進化した!ということを発見!

 

実は、巻貝はほとんどが右巻き。

なぜほとんどが右巻きかというと、交尾がしやすいから。

ほとんどの巻貝は、雌雄がないので、自分の精子を交換して子供を作るそうで、

同じ向きに巻いていないと、交尾がしにくいのだそう。

握手するのに、お互い右手同士じゃないと、握手しにくいのと同じ原理。

つまり、左巻きの巻貝はあまりいないので、交尾の相手が見つけにくく、

不利なのに・・・

それにも関らず、存在しています。

こんな進化のパターンがあることを知っていたら、ダーウィンも混乱したはず!

 

その謎を解いたのが、細さん!

細まさきさん4

出会いが少ないのにも関らず、ヘビに食べられにくいから・・・という利点から、

左巻きのカタツムリが進化したのだそうです。

 

そのカタツムリを食べるというヘビが、

「イワサキセダカヘビ」。

この「イワサキセダカヘビ」は、全部右利き。

手も足もないヘビの何が「右利き」なのかというと・・・

なんとこの「イワサキセダカヘビ」は、左右で歯の数が違うのがポイント。

ヘビの下あごは、左右に分かれているのもポイント。

右がおよそ25本。左がおよそ16本。

そして、上の図のように・・・巻貝の中に顔を左に傾けながら入れて、

中身を抜き取って食べるそうです。

細まさきさん5

まるで、サザエのつぼ焼きを食べるかのように。。。

 

さらに・・・

細さん「今日は、こんなものも持ってきました。出してもいいですか?」

細まさきさん6

何を、わざわざ京都からお持ちくださったのかというと・・・

細まさきさん7

ヘビ!

細まさきさん8

恐る恐る・・・

細まさきさん9

イワサキセダカヘビを・・・

細まさきさん10

見つめる。

細まさきさん11

手元に置かれて・・・思わず逃げる。

細まさきさん12

最後の記念撮影でも・・・

細まさきさん13

イワサキセダカヘビを近づけられ・・・

細まさきさん14

逃げるシルビアさん。

 

しかし、「カタツムリの殻」はお気に入り。

手に乗せて・・・

細まさきさん15

そして腕時計に乗せて・・・

細まさきさん16

 

しかし、この後・・・惨事が!

お借りした貴重なカタツムリの殻を、「ポロポロポロ~!」と、

床に落としてしまう、シルビアさんでした。。。

失礼いたしました。。。

 

 

 

 

 

 

2014年5月3日放送 ゲスト:小長谷正明さん

歴史上の偉人が、どうやって死んだのか・・・

どんな病気で死んだのか・・・

その謎解きをしている先生が今夜のゲスト。

神経内科医で、鈴鹿病院(三重県)院長の、

小長谷正明(こながや・まさあき)さん。

小長谷正明さん1

まずは・・・

ツタンカーメン!

かつて国立博物館に「ツタンカーメン」の展示がきたとき、

杖をついていたことに違和感をもった小長谷さん。

調べてみると、お墓から130本もの杖が見つかったそうで、

このことから、杖が必要な体だったことを推理。

さらに、近年ツタンカーメンのミイラをCTで調査されたところ、

「マラリア」の原虫が見つかり、ツタンカーメンが「マラリア」だったことが判明したのだとか。

小長谷正明さん2

 

そのほか、ヤマトタケルノミコトについても解明。

実はヤマトタケルノミコトの終焉の地が、先生の病院の近くにあることから、

研究を始めたそうなのですが、

古事記を読み解いていくと、ヤマトタケルノミコトが死んだのは、

「足がたぎたぎしてきた」から?!

「たぎたぎ」・・・?!

さらに読み解くと、脚気や「ギラン・バレ症候群」になってしまい、

亡くなったのでは?!と推理した小長谷さん。

小長谷正明さん3

 

また、源頼朝、ヒトラー、ケネディ大統領の病気についても、

お伺いしました!

小長谷正明さん4

小長谷先生のご著書

『医学探偵の歴史事件簿』(岩波新書)、是非お手にとってみてください!