2013年10月アーカイブ

2013年10月26日放送 ゲスト:田中修さん

植物のすごさを、今週から2週に渡って科学!

ゲストにお招きしたのは、

「植物の話」といえばこの先生!

甲南大学教授の、田中修(たなか・おさむ)さん。

田中修さん2-1

この優しい表情。

そして実に分かりやすいお話!

当番組2回目の登場となる今回は、

植物は、実に「あっぱれ」な生き方をしている!というお話をしていただきました。

 

いかに「あっぱれ」かというのを、

動物の行動と照らし合わせて、検証するのが田中先生流。

 

田中修さん2-2

 

まずは、植物は自分に必要な食べ物は、

自分で作る!という姿にあっぱれ!という話。

動物は、食べ物を捜し求めてうろうろしますが・・・

植物は、根から吸った水と、空気中の二酸化炭素、そして太陽の光で

光合成をしています。

なるほど・・・自分で作っています!

 

続いては、植物は、なでられると、たくましくなるという話。

植物は、なでられると「エチレン」という物質が発生。

「エチレン」は、茎の伸びを止めて、背丈を低いままにして、

太くたくましくするのだとか。

この「なでられる」という行為は、発芽のときにも役立つそうで、

例えば、マメ科の植物のタネは、暗黒状態の土の中でも、

土と接触することによって成長するんだそうです。

田中修さん2-3

 

その他、

家庭内別居している植物や、

すれ違い夫婦の植物、

一人暮らししている植物など・・・

動物に置き換えた植物のあっぱれなお話がたくさん!

さらに、あっぱれはお話を、

次週もお送りします。

 

2013年10月19日放送 ゲスト:榊原洋一さん

人間は、同じ人物なのに、

大人と子どもで、姿かたちが違うのはなぜなのか・・・。

当たり前すぎて、あまり考えたことがないかもしれませんが・・・

それを解明してくれるのが今夜のゲスト、

お茶の水女子大学大学院教授で、小児科医の榊原洋一(さかきはら・よういち)さん。

榊原洋一さん1

遺伝子が男何時なのに、見かけがこんなに違うのはなぜか?

それは、年齢によって、遺伝子から出しているタンパク質が違うから。

臓器から出るホルモンの量も変わっているんだそうです。

榊原洋一さん2

こんな僕もね・・・

かわいい時代があったんだよ。

お尻がプリッとしていて・・・

もっと目も、黒目がちでね・・・

 

と言う松尾さんからの質問は、

子どもの体型が、なぜ丸っこいのか?

 

その答えは、「子どもは頭が大きくて、手足が短いから」。

しかし、大人と同じ頭の大きさになるのは・・・

なんと4~5歳なんだとか!!!

(肉の量は違いますよ。)

人間は、4~5歳で、大人とおなじ1200gの脳になるそうです。

 

さらに、

科学的裏づけがない育児に関する情報に注目し、

研究している榊原さん。

人よんで、「歩く赤ちゃん百科事典」!

榊原洋一さん3

番組後半では、そんな榊原先生に、

子どもや、子どもの体に関する素朴な疑問をぶつけました。

Q 子どもが大人より、汗っかきなのはなぜ?

Q 子どもの寝相が悪いのはなぜ?

Q 子どもがウソをつくのはなぜ?

Q 子どもはなぜ「下ネタ」が好きなの?

などなど。

是非、榊原先生の本、

大人が知らない子どもの体の不思議―子どもは大人のミニチュアではない! (ブルーバックス)

もお読みください!

榊原洋一さん5

<榊原洋一先生のHPはこちら>

http://www.dc.ocha.ac.jp/human/child-childcare/sakakihara/

 

2013年10月12日放送 ゲスト:福田俊司さん

世界最大級の野性ネコ。

ロシア・シベリアに住む、アムールトラを追う写真家、

福田俊司(ふくだ・としじ)さんがゲスト。

福田さん1

アムールトラの、美しくてカッコいいその容姿に魅せられて、

追うようになったという福田さん。

 

はじめてロシアに行ったのは、90年の頃。

マイナス30度ほどの寒さの中で、撮影をしたとのことですが・・・

福田さんがアムールトラを見たのは、たったの2回。

しかし、30年間現地で研究している人でさえ、

たったの5回くらいしか見たことが無いというくらい、

アムールトラを実際に目撃することは出来ないのだとか。

福田さん2

アムールトラは、

山手線の2倍の広さの中に、たった1頭しかいないんですって!!!

 

さらに、

「体長4mものアムールトラがいるのは本当か?!」という話に。

 

これにはちょっとしたカラクリがあり・・・

日本での体長の測り方は、鼻先から肛門までの直線の長さを指すのですが、

ロシアでは、身体に沿って長さを測るため、

そこに誤差が出ているんだそうです。

それでも、アムールトラは大きくてカッコいい!

 

そして、近年もまた、福田さんはアムールトラの撮影に成功!

「アムールトラが出るであろう」とされる「デンジャーベイ」という所に、

小さな基地をつくり、真冬のシベリアで、

なんと、75日間もトラを待った福田さん。

 

観察開始から47日目。雪が降ったそうで・・・

それは、アムールトラにとって、狩りに出かける大チャンス。

そのトラの狩りの「おこぼれ」を貰おうと、カラスが後をつけるそうで、

福田さんは、カラスの鳴き声で、

「アムールトラが来る!」と察し、撮影に成功。

 

しかし、その撮影基地の環境は過酷だったそうで・・・

福田さん3

「まるで棺おけでした。」

と語る福田さん!

福田さん4

<福田俊司さんのHPはこちら>

http://www.asahi-net.or.jp/~ex5t-fkd/

 

さらに、この番組の内容が本になります!

科学の宝箱 ~人に話したくなる25のとっておきの豆知識 TBSラジオ「夢★夢Engine!」公式BOOK

10月30日に発売します。

2011年4月から始まったこの番組。

まずは、2011年にご出演いただいた、25人の研究者の皆さんとのトークが、

この1冊で楽しめます。

お楽しみに。

2013年10月5日 ゲスト:山田敏弘さん

「はいはい」

「コーヒーで、いいです。」

「この料理、見た目はいいね。」

など、相手の気分を悪くする日本語。

どうして、気分が悪くなるのか。

そのメカニズムを教えてくれるのが今夜のゲスト、

言語学者の山田敏弘(やまだ・としひろ)さん。

山田敏弘さん1

「コーヒーで、いいです。」

という言葉も、

「この料理、見た目はいいね。」

というのも、イラッとしてしまうのは、「余計な一言」が含まれているから。

 

どこが「余計な一言」だと思います?

山田敏弘さん2

巧みな話術で、山田先生が加藤さんに質問。

山田敏弘さん3

なんで嫌なのか。

それは、「で」や「は」がキーで、

これらの格助詞がポイントとなっているんです。

山田敏弘さん4

松尾さんにも、気になる日本語がたくさん!

例えば・・・

「コーヒーになります。」

「ちょうどから、お預かりします。」

 

ちなみに、加藤さんが気になる日本語が、

「テレビよりも、キレイですね!」

松尾さんも、

「テレビで見るよりも、意外と大きいね!」

とよく言われるそうです・・・。

山田敏弘さん5

山田先生の著書『その一言が余計です。』

是非お読みください。

<山田敏弘さんのホームページ>

http://www1.gifu-u.ac.jp/~lingua/