2013年6月アーカイブ

2013年6月29日放送 ゲスト:谷川彰英さん

江戸・東京の地名には、実は謎がいっぱい!

そこで、柳田国男研究をベースとし、たくさんの「地名研究」の本を執筆している、

ノンフィクション作家の、谷川彰英(たにかわ・あきひで)さんをお招きし、

東京の地名に隠された謎を解明していただきました。

谷川彰英さん1 

まず、「赤坂見附」や「四谷見附」の「見附」とは何か??

さらには、

●葛飾区・亀有は、その昔は「亀なし」だった!

●秋葉原は、「あきば」ではなく「あきは」!

●目黒駅は品川区、品川駅は港区!

●銀座には、川が無いのに「○○橋」という地名が多い理由。

などなど・・・

目から鱗の話ばかり。

江戸が都市として発展した背景から生まれた地名の謎など、

その歴史にびっくりしました。

谷川彰英さん2

 

2013年6月22日放送 ゲスト:田中法生さん

今日は、「"みずくさ"い」話。

・・・?

いや、「水草」の話です。

田中のりおさん1

お越しいただいたのは、国立科学博物館で「水草」の研究をする、

田中法生(たなか・のりお)さん。

 

スタジオには、珍しい水草がたくさん!

田中のりおさん2

「水草」というのは・・・

一度陸上に進出した植物が、再び水中へ戻ったもの。

生物はそもそも、およそ40億年前に水中に誕生。

そして12億年前に、水中で植物が誕生しました。

それから5億年前に、いよいよ植物が陸上に進出。

その後、3億年前に水中にも再度進出したという・・・

気が遠くなるような進化。。。

 

まずは、「水草」が水中で生きるための条件として、

空気をどうやって取り入れているのか・・・が気になるところ。

通常、葉っぱの裏に空気を取り入れるところがあるのですが、

蓮のような水面に葉っぱが出ているものは、

なんと、葉っぱの表面から空気を取り入れているんだそうです。

「居酒屋」でおなじみの、「じゅんさい」も実はそう。

田中のりおさん3

水中にすべて沈んでいるタイプの「水草」は、

水の中に溶け込んだ二酸化炭素を、葉の表面から直接取り込んでいるのだとか。

 

また、水草が浮いているのはなぜなのか・・・。

葉っぱを割ると、実は中身が「おかき」のような感じになっていて、

空気がたっぷり含まれるような構造に!!!

田中のりおさん4

 

その他、たくさんの「水草」を見せていただきました。

田中のりおさん5

こんなかわいいものも!

実は、根無し草・・・

田中のりおさん6

夏には、筑波実験植物園で、

「水草展」というイベントも行われます。

http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2013/08mizukusa/

是非、足をお運びください!

 

田中のりおさん7

 

2013年6月15日放送 ゲスト:高橋晃周さん

ヨチヨチしてて、なんだかドンくさくて可愛いイメージの

ペンギン!

今夜のゲストは、

南極観測隊として9回も南極に行き、

ペンギンの生態を研究している、

国立極地研究所・生物圏研究グループ准教授の

高橋晃周(たかはし・あきのり)さん。

高橋晃周さん1

高橋さんは、2011年、野生のペンギンにビデオカメラを取り付け、

氷の下のペンギンたちの行動を記録することに、

世界ではじめて成功!

その撮影に使ったのが・・・こちら。

高橋晃周さん2

ちっちゃな、印鑑みたい!

これをペンギンの背中につけて、撮影したのがこちら。

高橋晃周さん3

とってもリアル。

水しぶきまで・・・!

 

さて、まずは、ペンギンの驚異の体について。

実は、ペンギンは首が長~い!

骨がS字状になって、体内にあるのだとか。

そして水中で獲物を捕まえるときに、ぐーーーっと伸ばすとのこと!

さらには、足も実は長い!

 

後半では・・・

ペンギンが絶食するという事実に一同騒然。

なんと、冬に子育てをするため、卵を暖めるオスは、

冬になる前に食いだめをし、4か月間ほど絶食するのだとか。

可愛いイメージからはほど遠い、

知られざる生態でした。

高橋晃周さん4

2013年6月8日放送 ゲスト:足立則夫さん

梅雨入り・・・したような・・・

してないような・・・毎日ですが、

ちょっとジメジメしてきたこの季節ということで、

スタジオにやってきたのが・・・

足立則夫さん1

ナメクジ。

今夜は、ひょんなことからナメクジの研究を始めた、

元新聞記者で、『ナメクジの言い分』という本を書いた、

足立則夫(あだち・のりお)さんがゲスト。

足立則夫さん2

ナメクジが歩いた跡に出来る、銀の線。

これはいったい何なのか・・・

なぜヌルヌルしているのか・・・。

お話しいただきました。

 

さらには、世界各国には「ナメクジの奇祭」もあるそうで・・・

アメリカでは『バナナナメクジ』という体長25cmくらいあるような、

バナナのようなナメクジを、自然教育の一つとして大切にしようということで、

メインに据えて、お祭りを行っているのだとか。

足立則夫さん3

↑ こちらは、足立さんがお持ちくださった、イラストです。

 

足立さんが、最後に見せてくださった、大きなナメクジ・・・

足立則夫さん4

加藤さんも思わず、「デカッ!」と一言。

席を立ってしまうほど・・・

足立則夫さん5

島根県に生息していて、これを虫さされの薬にもしているのだとか。

 

足立則夫さん6

足立さんのご著書はこちら。

 

2013年6月1日放送 ゲスト:今野真二さん

今夜は「フリガナの歴史」。

ゲストにお招きしたのは、清泉女子大学教授で

日本語の研究をされている、今野真二(こんの・しんじ)さん。

今野真二さん1

「フリガナ」の研究対象として、まず今野さんが提示したのは・・・

なんと

「サザンオールスターズ」の歌詞カード。

古文の話から始めるのかとおもいきや、あまりに身近なものに一同ビックリ。

サザンの名曲、『MOON LIGHT LOVER』の歌詞を見ると、

 

「濃(こ)まやかな Moon Light」

「匂艶(にじいろ)のGood Time」

「あのルージュで描いた合図(サイン)」

「泡沫(うたかた)の恋は何故 面影を残すの?」

 

などなど。

桑田さん特有の言葉の使い方がたくさん!

これは、複数の種類の文字を使って日本語を書いているのがポイント。

(漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベット)

日本語には様々な書き方が許されており、

こう書かなければならない!という書き方に関しての根本的な決まりが無いから、

こんな素敵な表現ができるのだとか。

 

 さらに、松尾さんが手にした古~い本。

今野真二さん2

今野先生が貴重な本をお持ちくださったのですが・・・

中身を見ると・・・

今野真二さん3

何やら、文字がびっしり。

今野真二さん4

実は、江戸時代の辞書のようなもので、

よく見ると、フリガナがちゃんと書いてあるんです。

今野真二さん5

今野先生「すごいでしょ!」

シルビアさんもビックリ。

フリガナが生まれたのは、平安時代。

漢文を読む為に振られたそうです。

その後、江戸時代になると、過剰なまでにフリガナを使うようになり、

滝沢馬琴に至っては、なんと左右に違うフリガナをふって表現したのだとか。

 

さらに、『伊勢物語』をわざわざ全部漢字で書き、

フリガナをびっちり振ったものも登場。

それがこちら。

今野真二さん6

 もはや・・・

読めない。

 

木版で彫ったものを印刷していたことから、

その表現も、自由自由。

 

明治時代になると、活版印刷も一般的に。

松尾さんが持っているもの・・・

今野真二さん7

???

かなり小さい・・・

今野真二さん8

これは、活版印刷のある文字で、

実は「濁点(゛)」。

この大きさが、10.5p 

今皆さんが使っている、パソコンのワードで見る、「10.5p」という文字の大きさ。

これが基準になっているんですって!!!

今野真二さん9

こんなにいっぱい!

たくさん貴重な資料をお持ちいただきました。

今野真二さん9