2013年5月アーカイブ

2013年5月25日放送 ゲスト:渡辺茂さん

3歩あるけば、もう忘れる・・・

そんなイメージのある「鳥」ですが、「鳥」の脳って、どうなっているのか!

今夜は、『鳥脳力(ちょうのうりょく)』という本も書かれた、

慶應義塾大学名誉教授の、心理学者、渡辺茂(わたなべ・しげる)さん。

渡辺茂さん1

渡辺先生は、1995年、

「ハトを訓練して、ピカソとモネの絵を区別させることに成功」し、

イグ・ノーベル賞を受賞!

なんと、ハトは複雑な図形も覚えられるほど。

作品だけでなく、「作風」を理解して区別しているんだそうです。

 

さらに、鳥の脳は小さいものの、実は「中脳」がとても発達しており、

なんと、2年近く記憶できるハトもいるとか!

伝書鳩など、

元々は軍事目的で作られたハトですが・・・

太陽、磁場、視力、匂いなど、さまざまなものを駆使して、

地理を理解しているんだそうです。

渡辺茂さん2

伝書鳩の能力に、ビックリ・・・の2人でした。

 

2013年5月18日放送 ゲスト:宮本英昭さん

今夜のテーマは・・・

「テツガク」!

ただし、哲学ではなく・・・

「鉄学」。

 

お越しいただいたのは、東京大学准教授で、

固体惑星科学が専門の、宮本英昭(みやもと・ひであき)さん。

宮本英昭さん1

今回は、「鉄」が地球、そして人にとってもいかに重要かという切り口で、

宇宙科学のお話をしていただきました。

 

まずは、

そもそも、地球は水の惑星ではなく、鉄の惑星であるというお話。

なんと、地球の重量の3分の1は、鉄。

地球内部に鉄ができたから、磁場ができ、S極とN極ができ、

電流が流れたとのこと。

さらには、磁場があるから宇宙放射線からも守られているのだとか!

 

また、小惑星「イトカワ」の調査にも関わったという宮本さん。

小惑星や隕石に鉄がある話、

宇宙資源を利用するという夢のお話も伺いました。

宮本英昭さん2

宮本さんが携わっている、東大の博物館にて、

この夏、こうした宇宙資源をどうやって利用するか・・・を

分かりやすく解説した展示があるそうです。

是非、足を運んでみてください。

<東京大学総合研究博物館のHPはこちら>

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/

2013年5月11日放送 ゲスト:高林純示さん

動物のコミュニケーションに欠かせないのが、

微細なフェロモン♪

いわゆる「匂い」を使っているわけですが・・・

実は、植物も「匂い」でコミュニケーションを取っている?!

今夜はそんな不思議を解明していただくべく、

京都大学生態学研究センター教授、高林純示(たかばやし・じゅんじ)さんに

お越しいただきました。

高林さん1

高林さんによると・・・

虫にとって、「匂い」はまさに携帯電話!

例えば、ガのメスは、フェロモンを出すと、オスはアンテナでキャッチ!

このガの"長距離通信"はなんと数10メートルに及ぶのだとか。

ガの体の大きさから考えると、これは相当な距離。

 

さらに、こういった"長距離通信"を盗聴するヤツも!!!

例えば、アブラムシのメスは、性フェロモンを出して、

羽のあるオスを引き寄せるのですが・・・

大気に放出されたこのフェロモンを、アブラムシの体に卵を産みつけ寄生する、

寄生ハチが、なんと"盗聴"してしまうのだとか。

 

高林さん2

 

そして後半では、植物が出す、匂いの科学物質についてもご紹介!

例えば・・・

キャベツはモンシロチョウの幼虫・アオムシに食べられると、

特有の「匂い」を出すとのこと。

この「匂い」。実は、SOSを意味していて・・・

このSOSをキャッチするのが、なんとアオムシに寄生する、アオムシコマユバチ!

アオムシコマユバチは、アオムシに卵を産みつけ、卵から孵った幼虫は、

アオムシの養分を吸収して最後には殺してしまうのだとか。

しかし、

例えばキャベツをはさみで切ったとしても、この「匂い」は出ないとのこと・・・。

アオムシがかじったところからしか出ない、特有の「匂い」があることに、

一同ビックリでした。

高林さん3

<高林先生の研究室HPはこちら>

http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~junji/

 

 

2013年5月4日放送 ゲスト:山口謠司さん

今夜は日本語最後の謎を解明!

「ん」に迫るべく、

大東文化大学文学部准教授の、山口謠司(やまぐち・ようじ)さんを

ゲストにお招きしました。

山口謠司さん1

そもそも、「ん」には3種類の音があり・・・

普通に「ん(n)」で終わるもの。

「んぐ」という発音で終わるもの。

そして、「ん(m)」で終わるもの。

例えば室町時代まで、「三」は「さん」ではなく「さむ」と読んでいたそうです。

 

さらに、この「ん」を広めたのが、なんと仏教!

山口謠司さん2

「ん」を発見し、言葉にしたのは、あの空海なんだそうです。

歴史の深さにビックリ!

山口謠司さん3

笑顔が素敵な山口先生。

イラストレーターの顔も持つ山口先生のHPはこちら。

http://abocavo.a.la9.jp/