2012年11月アーカイブ

2012年11月24日放送 ゲスト:野口恵子さん

「ニホンゴ、ムズカシイデスネ・・・」

今夜は改めて、「正しい日本語」を学ぶ30分間!

ゲストに、日本語・フランス語教師で、

『かなり気がかりな日本語』『バカ丁寧化する日本語』など、

日本語に関する本の著者、野口恵子(のぐち・けいこ)さんをお招きしました。

野口恵子さん1

前半は、間違って使っているかもしれない、「敬語」について。

「"させていただく"」の過剰使用や、「二重敬語」など、

敬語をやたら丁寧に使い過ぎている例をピックアップ。

 

さらに後半では、加藤アナウンサーに、クイズ!

次の言葉で、間違った表現を指摘せよ。という問題。

1. フルセットの末に、相手チームを制し、昨年の雪辱を晴らした。

2. きめ細やかな検査体制を確立すべきだ。

3. 高級そうな店なので、敷居が高い。

4. それはよもや、私へのプレゼントですか。

5. あわや、ノーヒットノーランかと思われたが、9回にヒットを打たれてしまった。

 

野口恵子さん2

加藤さんの、「先生の顔色を伺いながらの回答」に・・・

先生もこの表情。

 

とても勉強になった30分間ののち・・・

エンディングで、松尾さんが加藤さんに、さらにクイズを。

「憮然とする」とはどういう表情のこと?

 

答えは、「途方にくれるような表情」です。

野口恵子さん3

 

2012年11月17日放送 ゲスト:倉持利明さん

今夜は、あなたの体の中にもいるかもしれない「虫」の話

 

・・・寄生虫。

 

国立科学博物館 動物研究部の、寄生虫博士、

倉持利明(くらもち・としあき)さんにお越しいただきました。

倉持利明さん1

「寄生虫」というと、まず思いつくのが、

「サナダムシ」や「アニサキス」。

例えば、私たちも、

新鮮なサバなどに寄生した「アニサキス」を食べてしまうと、

アレルギー反応に苦しむ・・・という例は、珍しいことではないそうです。

 

人間にも宿る「寄生虫」は、どんな動物にもいるそうで・・・

さらには「寄生虫寄生する、寄生虫」もいるのだとか!

 

そして、寄生生活に適応した結果、繁殖するためだけの「生殖器」だけを残し、

消化管も口も無くしてしまった寄生虫も・・・。

なんと、「サナダムシ」も、全身生殖器という、驚きの事実が!

 

ただ、「宿主からエサをもらって、寄生しているだけ」だから、

その生活が楽なものなのかと思いきや、

それは大きな間違い。

何が何でも宿主にたどり着かなければ、生きていけないため、

まずは中間宿主に宿って、きちんと発育できるかどうか、、、

決して、楽な生活をしているわけではないんだそうです。

 

さらに後半では、

宿主である、カニのほとんどを乗っ取ってしまう、「フクロムシ」や、

宿主の子どもを食べてしまう、「ウミホタルガクレ」など、

なかなか恐ろしい寄生虫をご紹介いただきました。

倉持利明さん2

また、倉持先生は、イルカやクジラに寄生する「寄生虫」が専門。

なんと、イルカの頭蓋骨の隙間に暮らす、

「ステヌルス・ヤマグチイ」という寄生虫を発見したそうです。

 

しかし、寄生虫研究の世界では、新種を見つけることは珍しいことではないらしく、

倉持先生も、今までに60~70種もの新種の寄生虫を発見したとの事でした。

 

<倉持利明さんのHPはこちら>

http://www.kahaku.go.jp/research/researcher/my_research/zoology/kuramoti/index.html

 

 

 

2012年11月10日放送 ゲスト:冨島義幸さん

奈良時代や平安時代に立てられた仏教建築物は、

本当は、どんな形をしていて、どんな色だったのか・・・

それを紐解くのが今夜のゲスト。

滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科教授の、

冨島義幸(とみしま・よしゆき)さん。

冨島義幸さん1

大学時代までは、完全に理系人間だった!建築を勉強していたんです!という冨島さん。

その後、仏教建築に興味を持ち、

その復元の研究などに携わるようになったそうです。

 

まずは、10円玉の表にも描かれている、平等院鳳凰堂の謎について。

なんと、鳳凰堂の中にある、阿弥陀さまの胎内は・・・

空洞で、しかも赤い色をしているとのこと!

さらに、木の厚さは4~5cmしかないのだとか。

冨島義幸さん2

後半では、冨島さんが復元に挑んだ、

幻のお寺、「法勝寺」の塔について。

今の京都市左京区、動物園のところにあったといわれる、「法勝寺」。

ここになんと、八角形で、九重、高さ81mの塔が!!!

・・・あったんだそうです。

遺跡や、『太平記』などの古文から、その像を探り、

復元のCGを作成した冨島さん。

 

「歴史の研究は、数学の証明問題を解いていくような感覚。」

とお話されていました。

冨島義幸さん3

<冨島義幸さんのHPはこちら>

http://db.spins.usp.ac.jp/view?l=ja&u=240&i=j19&sm=name&sl=ja&sp=1

2012年11月3日放送 ゲスト:本郷裕一さん

今夜のテーマとなるのは・・・こちらの生き物。

本郷裕一さん1

翅があり・・・

なんだか白っぽく・・・

ちっちゃい。

 

こちらは、「アリ」は「アリ」でも、、、

人目につかないところに暮らす、「シロアリ」!

今夜は、環境ゲノムがご専門で、シロアリを研究すること13年。

東京工業大学の、本郷裕一(ほんごう・ゆういち)さんに

「シロアリ」とともに、お越しいただきました。

本郷裕一さん2

一般的に、嫌われいるシロアリですが、

昆虫の研究業界では、その研究対象として大変人気のある生き物なんだとか!

それもそのはず。

とにかく不思議な生態をしているんです。。。

彼ら。

本郷裕一さん3

そもそも、「シロアリ」がどんな生き物に似ているかというと、

なんとそのDNAは、「ゴキブリ」そのもの!!!

サルが進化したのが、人間だとしたら・・・

「ゴキブリが進化し、社会性を持ったのが、シロアリ」とのこと。

しかも、その進化は、3億年も前に起きたそうで・・・

人間よりも、ずっとずっと、歴史が古いんです。

本郷裕一さん4

さらに、シロアリの内部構造は、まさに「マトリョーシカ」!?

シロアリは、腸の中に、たくさんの原生生物や原核生物を持っており、

木を食べた後、その原生生物たちが一度分解し、

その分解した「尿」のようなものを、シロアリ本体がいただいているとのこと。

そんな共生がなされているとは!

しかも、今日はスタジオに大きな顕微鏡。

本郷裕一さん6

松尾さん:えっ・・・これで、見るの?

本郷裕一さん7

本郷先生が微調整。

本郷裕一さん8

移動・・・

本郷裕一さん9

松尾さん:えーーーーっ本当に見るの~?

本郷裕一さん10

松尾さん:うわぁぁぁぁ~~~~~(恐)ペイズリー柄みたい。

加藤さんも見る。

本郷裕一さん11

加藤さん:活きがいいですね!

でも、地球上の自然循環を回しているのは、実はシロアリなんです。

貴重な存在なんです。

本郷裕一さん13

しかし、そんな「シロアリの原生生物」に、病み付きになる松尾さん。

収録後も、こんな表情で、何度も何度も御覧になっていました。

本郷裕一さん14