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2008年6月 1日

放送後記 第61回


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今週のオープニングトークも先週に引き続き
7月3日発売の宇多丸初単行本『マブ論CLAISISC』にまつわる悩み。

「脚注ってどこまで説明したらいいのかなぁ?」
「『ライムスター』ってちゃんと説明したほうがいいかなぁ?」
「ヒップホップってちゃんと説明したほうがいいかなぁ?」
「N.Y.ってちゃんと説明したほうがいいかなぁ?」
「アメリカって......?(以下略)」

相変わらず情緒不安定が続いているようです。

9時45分からはみんなの公論コーナー「ちょこっとラボ」がスタート。
「よいひらがな・ダメなひらがな」についてリスナーのメールを紹介。
よいがな(よいひらがな)について様々な意見が飛びかう中、
ダメがな(ダメなひらがな)の座は「も」で揺るぎないようです。
ひらがな界熱い!

10時からは無差別映画評論コーナー「シネマハスラー」、
今週の映画は『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』

「数ある黒澤時代劇の中で、『隠し砦』は耐用年数を過ぎてしまった作品だと僕は思ってるんです。『椿三十郎』や『用心棒』と比べてね。だからこそリメイクする意義は持たせやすい作品とも言えるし、逆にそんなのわざわざリメイクしなくても、という気もする。で、森田芳光監督版『椿三十郎』(2007)は限りなくオリジナル寄りなリメイクだったわけですけど、この樋口真嗣版『隠し砦』はかなり大胆なアレンジが加えられてます。どういう風にアレンジしたか? それはなぜ『隠し砦』をリメイクしたかに通じる話でもあるんですが、要は"大手を振って『スターウォーズ』のパクリが出来るじゃん!"と。ご存知の通り『隠し砦』は『スターウォーズ』に多大な影響を与えている作品なんですが、じゃあその原典をリメイクするに当たって、今度はこっちが『スターウォーズ』をパクッちゃおう!と。
 で、その意味で言えば、僕はこの映画、前半は楽しく観ちゃいました。その楽しさっていうのは、いかに『スターウォーズ』を引用したかっていうレベルの話なんですけどね......志はその程度。それでも、まだよかったんです。前半のうちは。ところが後半がね......坂道を転げ落ちるようにダメになるんですよ。まず、主要人物の性格が、後半からあらかた別人になります! とても同一人物とは思えない変わりよう。松本潤の役にヒーロー要素と、お姫様とのラブストーリー要素を持たせた結果、最初と全然別人になっちゃってます。長澤まさみ演じるお姫様もそれに応じて全然キャラ変わっちゃうし。
 あと、クライマックスのデススターこと隠し砦の場面がびっくりするほど盛り上がらないのはなんでだ? 樋口監督って元は特撮監督のはずなのに、こと隠し砦の撮り方に関して言えばとにかくスケール感がない。そもそもあの隠し砦が何のために作られたかもよくわかんないし、だからどうでもいいやってなっちゃうんだよね。長澤まさみが捕まって、これは隠れ巨乳をいかしたシーンが見られるのかー!?と思ったら、そういうサービスもゼロですよ。
 ラストの腰砕けっぷりといい、志の低さがビンビンに伝わる映画でした。パクリが悪いとは言いませんよ。『アポカリプト』とか、もっと言えば『スターウォーズ』だってパッチワーク映画で、でもそれを集積して新しいモノをつくってるからいいんですよ。でもこの『隠し砦』は引用が目的化しちゃったパクリじゃないですか。それってどうなの?
 この映画をつくった人たち、本当に面白いものをつくろうと思って、一生懸命頑張ったと思うんですよ。ただ、頑張ってこれかよ!と。ちゃんと一から考えてつくろうよ! この人たちはきっとやれば出来る子たちだと先生は信じています!」 

次週の映画はリスナー枠で『幻影師アイゼンハイム』!



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10時20分からはJ-POP DJ MIX SHOW「申し訳ないとフロム赤坂」。
この日のDJは申し訳ナイタズの懐刀、薄化粧DJことオギィ申し訳。
例によって華のあるジャニーズMIX。
MIXもメイクも完璧です。


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宇多丸がトイレに行ってる間、
マネージャー役で付き添ってきたミッツィーさんがシャウトを担当。
「山Pことオギィ! オギィこと山P!」
いろんな意味で間違ってます。


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ボクたちの駄話JAMセッション「ミューズの引き出し」

「しまおさんの『夢』の引き出しには何が入っていますか?」(RN:ホワイトロリータ)


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「風邪を引いて熱を出すと必ず見る夢があって......
 原始時代にいて、石で出来た大きなお金を押しているんです。
 それが重くて重くて、もの凄く辛いんです。
 あと、両肘骨折した時に見た夢は、山みたいにでっかいお茶碗が
 ひっくり返ってあって、それが動かせないっていうのが凄く辛いんですよ。
 この夢が今まで見た中で一番辛かったですね」
(写真はイメージです)

あとは段ボールを被った江口洋介に添い寝をされた話。

夢の話ともなるといつも以上にとりとめがありませんな!


そして今週から「サタデーナイトラボ」という名前がついた11時台。
記念すべき第一回目は......「みんな大好きMEMO特集」!

とは言いつつ、細かい内容は吹き飛び、
すべてこの人に持ってかれた感もあります。


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ヤッシー!

どういうプランニングであの方向性のコメントになったのか。
さっぱり分かりません。

とにかくビックリしました。

その他、崎山記者と初代野獣の小西克哉さんのメモ術も。

それにしても今回のメモ特集、ヤッシーにすべて持って行かれた感もあり、
もはやなんの特集だったかわからない回になってしまいました。

次回もまたやりたいものですな!
(ブッキ(文房具マニア)仲間からのメールも思いのほか
 たくさん頂き感激です。ありがとうございました。
 ギンギンです)


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ミッツィーさん&オギィさん、お疲れさまっした!

そして、筆者的にはそろそろ正式に苦情を入れてもいい気がしてきた
ポッドキャストを収録(前編後編)。



そして恒例、お別れの儀。

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「しまおさん......
 お疲れっ!」

シュバッ!


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それからド深夜のTBSで一回限りのコンテンツ。
題して「仮想OFF会『ミスト』ネタバレオンリー・ポッドキャスト」(前編後編)!

『ミスト』を未見のライムスターマネージャー、クマゴロシ岸さんや
エンジニアの大沢船長までを強引に帰宅させ、
全員『ミスト』を見た人だけという空間で存分にあのエンディングについて雑談。
ポッドキャスト史上最多参加人数でお届けしました。
(宇多丸、橋本P、せのちん the Master、小荒井D、暴飲番長荒井、筆者)
学校に夜中まで残ってる感じがワクワクしてえれぇ楽しかったです。

疲れたけどな!
(深夜3時までやってた)


【今週のじまん服】

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Y-3のジャケット&パンツで『マトリックス』ごっこ。
インナーは氷の微笑Tシャツ。
映画の人だね!


(構成作家・古川 耕)

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