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2008年1月26日

放送後記 第43回

本日は映画スペシャル!


いま必見の最新映画特集として
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
『アメリカン・ギャングスター』
『28週後...』
をレコメンド。
 

スタジオに来るなり『28週後...』のTシャツに着替えて考えをまとめ中。

オープニング、劇場内でネタバレの会話をするブサイクカップルに鉄槌を下しつつ、
まずは『スウィーニー・トッド』について。

「ロンドンの伝説の殺人鬼を元にした復讐劇。
ここ最近丸くなってたティム・バートンだが、
血と哀しみに彩られたティム・バートンが帰ってきた!
人の持つ人間性ゆえに起こってしまう“大人の悲劇”。
ミュージカルとしても最高!」


10時からは悩み相談の「ラッパー志望ですけど」

Q「大学3年生で就職活動中なんですが、エントリー用紙にある『特技欄』に苦労しています。これと言って特技もなく、嘘も書けません。知人は面接で特技のブレイクダンスを披露し、その会社から内定をもらっていたので、やはり特技は必要と感じています。これから短期間で習得でき、かつ面接官の心をわしづかみにするような特技はないものでしょうか?」(ラジオネーム・トントン拍子さん)
A「『砂の器』の時の加藤嘉のモノマネだったら簡単だし面接官ウケもいいんじゃないかな? あとは……『我慢』しかないと思うよ。洗濯ばさみを持って行って、面接官に『どこでも挟んで下さい!』と。こいつはガンバルマンだな、と思わせれば心証もいい。あとはオモチャのナイフを持ってやおら切腹→ひとしきりうめいたあと、『的な痛みにも耐えられます!』と絶叫。これは賭けだけどね」

オンエアした曲はSEEDA「HEAVEN」より“Son Gotta She Tomorrow”。
早くも2008年クラシック確定!

10時20分からはあらゆる日本語曲をフロア目線で再解釈する「申し訳ないとフロム赤坂」
本日は電撃ネットワークよりギュウゾウ申し訳Jr.。

ロック色強めで!というこちらのオファーを堂々と受けて立っていただきました。
有名無名曲を取り混ぜてなおかつ一本筋を通すあたりが申し訳イズム。
カッコよかったッス。
押忍!

2月8日から始まる電撃ネットワークの全国ツアーでは申し訳DJ'Sがフルサポート。
詳しくは公式ホームページまで。
17日川崎クラブチッタでは宇多丸も参戦!

 

漫画家でコラムニストのしまおまほさんを招いてのラジオ勉強コーナー「土曜日の実験室」
この日は年越し特番「ディスコ954」で交通情報コーナーを担当してもらった
TBSラジオ954情報キャスターの野村麻美さんを取り調べ!

自分で放送車を運転したり、航空地図から取材現場を確認したり、
果ては公開収録で前説したり技術さんのサポートをしたりと、
異常なまでの仕事の幅広さに一同感心。
野村さん株急上昇。
よく出来た娘さんやで!

しかし、しまおさんは見抜いていたのです。
野村さんの本性を……(後述)。


11時台からは映画特集の続き

『アメリカン・ギャングスター』。

「1970年代の実在のギャング、フランク・ルーカスの一代記。
リドリー・スコット、最近では断トツにいい!
ギャングののし上がりっぷりは『スカーフェイス』、
麻薬組織の全貌を刑事が追う筋立ては『フレンチ・コネクション』、
'70年代の黒人暗黒街モノという意味では『110番街交差点』、
汚職まみれの腐敗した警察が舞台という点で『セルピコ』、
ギャングのリアルな実録ものとしては『グッドフェローズ』……
と、古今東西のギャングもの〜クライム・アクション〜黒人映画が全部平行して入ってる感じ。
2時間半が短く感じるくらいだよ!」

ついでにサントラにも参加しているN.Y.のラッパー、JAY-Zの「世界一上手いラップ」を
「後輩とJAY先輩」のコント仕立てで解説。
具体的にはわからんがニュアンスだけは十二分に伝わった!


『28週後...』

「『28日後...』の続編で、一言で言えばゾンビもの。しかも全力疾走型ゾンビ。
『28日後...』の100倍はいい! ゾンビものの新しいマスターピース誕生。
優れたゾンビ映画は現実社会の悪意あるメタファーとして機能すべきであり、
この映画はまさにそうなってる。
現実の監視社会を鋭く告発していて素晴らしい。
ハードな映画ではあるので万人にオススメ出来ませんが、でも個人的には一番オススメ!」


そして次週は「日本ではすぐ観られないオススメ映画特集(仮)」!
宇多丸の友人で映画評論家・デザイナーの高橋ヨシキさんをお迎えします。
濃いぞ!



で、放送終了後。

野村麻美さん、面接のときに特技は「似顔絵」と言っていたそうで。
それならば、と放送後に宇多丸の似顔絵を描いていただきました。


そして出来上がったのが、こちら。
結論から言うと、とても残念な結果です。


これは……

ちょっとどうかと思うYO!

なぜサングラスをメガネとして描くのか?
なぜかたくなに「ライムスター」「ラ」としか描かないのか?
ひょっとして宇多丸の名前を知らないんじゃないのか?
宇多丸のことを嫌いなんじゃないか?

野村さん株急降下。



ちなみに。

ギュウゾウさん筆。
絵心あります。


そしてしまお画伯。



似てる!


……よな?

ひとつわかったのは、みんな共通して「宇多丸は鼻に特徴あり」と思ってること。

野村さん、次回来る時までイラスト練習して来て下さいね!


ポッドキャストは前編が野村さんのイラスト論評、
後編は番組にメールを頂いたショップ『BEAMS』の
バイヤー・南馬越さんからのメール a.k.a. ファッション通信fromミラノ。
ファッションにまつわる自意識の七転八倒で宇多丸が炎上しております。

ちなみに先週のポッドキャストで「今年は数字柄が流行る」と断言したしまおさん。
しぶちか(渋谷の地下商店街)で見つけた数字柄のネクタイを宇多丸にプレゼント。

早速着用して放送を続けました。

 

'80年代モデル風写真。
お互いよくサラッとこのポーズが出るものです。


【本日のしまお服】

ワンピースと手編みのニット帽でコロボックル感を演出。
(注・ブログの筆者はファンションに関するボキャブラリーが致命的にありません)


それにしてもポッドキャストは毎度異常なボリュームで、
ふと気づけばブログも長すぎる気もします。

とは言え、やっぱり「申し訳ないと」のミックスや
宇多丸のテンパリ具合など、ブログやポッドキャストだけでは本放送のすべてを
お伝えできてないのもまた事実。

つまりなにが言いたいかと言うと、本放送を聞かずじてタマフルを知った気になるなかれ!


今後ともよろしくお願いします。


(放送作家・古川耕)

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