土曜朝4時の最後の放送。そして、今年の地方公演を発表!
2015年3月
居酒屋のメニューに激怒したマキタ局員の話から、もっと良くできそうなのに、進化がとまってしまっている「そのままでいいの?」と思うものをいただいています。
※都々逸付き
【本日のキーワード】
タコ壺ナショナリズム/声優/ジャンルの臨界点/アイドル/ビジュアル系/自活できている/ラーメンズ/エレキコミック/浅野忠信/マッチョ化するオタク/おぎやはぎ/『魔法少女まどかマギカ』/武道館ライブが分水嶺/でんぱ組.inc/棚橋弘至/姑を切った/「ジャンルはマニアが壊す」/きゃりーぱみゅぱみゅ/SEKAI NO OWARI/サッカー/松木安太郎/世界共通タコ壺/WBC/タコ壺=マーケット/立川談志/閉塞感/フェス/タコ壺で育った人がジャンル横断していない/医者/アニメのサッカー化/
今年も3月20日がきた。1995年に地下鉄サリン事件が起きた日。
マキタ局員、鹿島局員は20代なかば。
タツオ局員は18歳で、高校を卒業して大学に入る準備をしている頃だった。
鹿島局員は25歳・無職・・・ではなく、志半ばのモラトリアム期。
昼頃に起きてテレビを見て、ハッとした。
鹿島 :「ちゃんと通勤電車に乗った人が被害にあって、
自分は昼前に起きて のほほんとしている。
社会と自分との距離...。こんなことをしていてはいけないと思った。
自分がこのままではダメになるかもしれない と思った」
霞ヶ関を通るルートだったけど、通行止めで、違うルートも大渋滞。
いつもの業務ができなくなった。
マキタ:「早く仕事をあがれる。彼女に会える なんて思ってた。
でも、車でラジオを聴いていると、そんなことを言っている場合じゃない・・・
サリンって何だ?何が起こっているんだ?と思った当時の、
車の匂いも鮮明によみがえってきた」
鼻が悪くて、春先の記憶はぼんやりしているタツオ局員は・・・
タツオ:「オウムは完全にあっち側の話だった。
同じ95年にはエヴァンゲリオンが放送された。
オウムよりも、あぁいう内向的なものがむしろ響いた。
何かにすがるというよりは、内向きの戦いを志向していたような気がする」
サティアンがあった上九一色村は山梨県。近くに入信した人もいた。
マキタ局員や鹿島局員は、身近にオウム事件を感じていたそう。
マキタ局員は当時、うまく社会にはまっていない自分を
どうにかしないといけない、何かをぶっこわしてやりたい といった
破壊願望もあったそう。
でもそれは幼稚で、外に出しちゃいけないと思って隠していたもの。
オウムはそれが全部外に出ているように見えて、
「やばい!これ、俺じゃん!」と感じたそう。
鹿島局員のモットー「半信半疑」が確固たるものになったのも、オウム事件。
ピュアすぎると、真面目すぎると、こうなってしまうんだ。他の選択肢はないから。
真面目に従うしかない。世間知らずは本当に怖く感じた と。
100人いれば100通りの3月20日があって、
感じたことが100通りある。
それぞれの3月20日を語らいました。