3月6日(日)のゲストは角野卓造さん

今週は、ゲストに角野卓造さんをお迎えして、田中英光の『オリンポスの果実』前篇
をお届けしました。

角野さんはラジオドラマの経験が数多く、収録がとてもスムーズ。
しかし中身を詰める作業も怠りません。
人物像から、台詞ひとつひとつのニュアンスまで、作家さんと話し合う姿が印象的で
した。

2.jpg

角野さんが演じたのは、ボート選手の坂本。
身体は大きいが女々しい青年です。
中嶋さんは坂本が恋する凛々しい女性、秋子を演じました。

今回聴きどころだったのはデッキで2人が話をするシーン。
高知のよさこい節を口ずさむ2人は、笑い合ったり一緒に合わせて歌ったり、なんと
も初々しく微笑ましい臨場感が漂っていました。

対談では、本屋巡りのお話が聞けました。
角野さんは、地方に行った時も必ず本屋に行き、その土地の雑誌などを見るそうです。

自分の色を土地の空気とマッチさせると、その場所の影響を受け、普段とは違う心地
良さがありますよね。

私も舞台で1ヶ月新潟に滞在していたことがありますが、その土地のお気に入りの洋
服店やカフェ、本屋を探すことから始めた覚えがあります。

今回のラジオドラマの題材『オリンポスの果実』も、日本の作品でありながらロサン
ゼルスへ向かう船の上ということで、どこか日本離れした雰囲気があります。


作品には、舞台になった場所が深く関わっていることを実感します。
本と共に、様々な場所に旅をしてみたくなりました。

3.jpg

(by 田上真里奈)

| ブログ