現場にアタック

2015年12月01日(火)

担当:田中 ひとみ

 

 

 

けさは「車の事故防止に"猫バンバン"って実際どうなの?」というお話です。
「猫バンバン」というのは、先週金曜のトークファイルで伊藤さんがお話しましたが、おさらいすると、
車のボンネット内に猫がいたのに気付かず、エンジンをかけてしまい事故になるのを未然に防ぐため、車に乗る前にボンネットをバンバン叩いて猫を逃がしましょうという呼びかけです。

 

 

先週番組でも取り上げましたが、そもそも街の皆さんはこの「猫バンバン」どれだけ知っているのか。きのう実際、車に乗っているドライバーの方にきいてみました。

 

★(猫バンバンという言葉があるんですけど知ってますか)ネコバン?知らないっす。そんな言葉があるんですか。猫バンバン?なんか酔っぱらいの人がボンネットをバンバン叩くとか?そういうことじゃないですかね。違うか。
★知らないです。バンバン、猫がたくさんいるとか、そういう感じですか?
★知らないッス。なんか麻雀の役? あがったときに、猫、ドラのってバンバンみたいな?すいません、知らないっすね。
★知らないです。ダンス?踊りとか?
★聞いたことないです、猫バンバンは。なんか小判が出てくるとかそういうことじゃないですか。ちょっと景気が良い感じがしますよね。アベノミクスの一環じゃないですかね。きっと。

 

 

 

 

きのう30人以上の人に伺ったのですが、誰ひとり猫バンバンを知っている人に出会えませんでした。

 

 

それほど認知度が低かった「猫バンバン」ですが・・・。
となると、実際、車のボンネットの中で猫が巻き込まれる事故というのが、そんなに起きているのか?
疑問になったので、ロードサービスのJAFなら知っているのではないかと思い、きのう、JAF東京支部の港基地ロードサービス隊で現場から帰ってきたばかりの根岸幸雄さんに伺いました。

 

 

私、東京でずっとやっているので、東京でも私含め、他の隊員もそういうので、出動していることをかなり聞きますで、東京でかなり起きているようです。
感覚としては冬が多い感じがします。やっぱり、外が寒くてエンジンルームとか温かいところに行きたがるんでしょうね。
そう行ったのに何件か行ったことがあるんですが、エンジンの中のファンベルトというところに猫の足とかそういった部分が引っかかっていて、まだ痛がっている状況。そういった時は、暴れて爪を立ててきたり、噛みついたり、なんてことになっていますので、もう我々も手を入れるのがすごく怖い、危ない状況になっているんですごい大変です。
死んじゃっているのは、我々も一番辛い状況。臭いも腐敗臭なんかもしてまして悲しい気持ちにはなります。

 

 

 

 

 

 

決して地方で起きている話ではなく、都内でもあるトラブルだそうで、しかも寒くなってきた今多い。
ただ、毎日あるという話ではないので、JAFにも猫だけの統計があるわけではないそうですが、「2、3年、隊員をやっていたら、1度は体験するレベル」のトラブルだそうです。
根岸さんがおっしゃっていた通り、こうした現場は、猫も厳しい状況に追い込まれている場合も多く、隊員の方も、長袖、手袋で作業するそうですが、作業が困難を極めることもあるそうです。

 

 

実際、街のドライバーの方の中にも猫がすきまに入り込んで、ヒヤリとした経験がある方がいました。

 

 

1回ね、小っちゃい子猫がね、このタイヤの脇から入っていって、この隙間からね。
で、出ようと思って、ハンドルきったら、足かシッポか巻き込んじゃって、それは1回あるけどね。
子猫だからわかんなくて、ハンドル回したら「ギャッ」って声がしたから、うわっ、タイヤの中にからんじゃったなって思って1回とめて見に行って、
触れるんだけど、動かないからはさまってんなって思って、でまた乗っかって、もう1回ハンドル回したら、ビューって逃げていっちゃったけど、それはあるけどね。

 

 

 

 

 

この方は、タクシーのドライバーの方で、猫がエンジンルームやボンネットに入っていたケースではないのですが、
同じように猫がタイヤの裏に入り込んでしまい、それでエンジンをかけてハンドルをきったら、巻き込みをしてしまったという話で・・・、猫バンバンをしておけば、人の気配で逃げたかもしれなかった事例でもありました

 

 

最後に、実際こうしたトラブルを未然に防ぐのに猫バンバン有効なのか?
JAFのロードサービス隊の根岸さんのお話です。

 

 

まあ猫バンバンやって、出てこない猫とかもいると思いますんで、そういった猫に関しては乗る前のボンネットあけての点検とか、直接目で見て、そういった猫とかがいないかよく見ることで発見できるかもしれません。それでも発見できない場合もありますんで、バンバンやってみたり、物音出したり、ボンネットあけて直接みるって事で、だいぶ猫が犠牲になる可能性は減らせると思いますんで、そういった事をやっていただきたい。

 

 

 

 

 

猫バンバンをしてみて、さらに自分の目でボンネットの中を見てみるというのができうる最善の策。
ただ、バンバンする音にびっくりして、逆に奧に隠れてしまう猫もいるので、100%効果的かといえばそうではない側面もあるそうです。

 

 

また、目視したとしても、車のプロのJAFの方でもエンジンルームの中に隠れていて、なかなか見つけられないこともあるので、これも100%効果的とは言い切れないとのことでした。

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