現場にアタック

2015年11月25日(水)

担当:田中 ひとみ

 

 

 

のところ、航空機の操縦席に向けて、
レーザーの光が当てられるという報告
が相次いでいます。

 

 

内では、大阪の伊丹空港で10月17日、着陸間際の全日空機の操縦席に。
同じ伊丹空港で、11月15日に、今度は日本航空機の操縦席に光が当てられたということです。
海外では、イギリスの航空機が狙われ、その光で、パイロットが目をやけどしたというニュースが、きのう、入ってきました。

 

 

くの乗客を乗せた航空機のパイロットが、レーザーの光を当てられたらどうなるのか。まずは、航空評論家の小林宏之さんのお話です。

*10月17日の伊丹空港着陸間際に、夕方6時50分ですから、真っ暗ですよね。暗いところでレーザーのビームは非常に目立ちます。
*着陸間際っていうのは、パイロットにとって、飛行の中で1番大事なときなんです。目に当たらなくても、もし、予想もしなかったレーザー光線のような光が目に入った場合、どうしてもそちらの方に注意力をそがれてしまって、本来チェックすべき計器類、滑走路、外界、そういったものからモニターが抜けてしまう可能性があるんです。
*年々、日本でもアメリカでも増えていて、報告されただけでこの5年日本で、150件、今年に入って、36件確認されている。

 

 

 

 

縦席の角度が下を向いているとき、つまり着陸態勢の時、地上からよく狙われるそうです。
10月に起きた、伊丹空港の着陸時の被害は、300メートル先から当てられた、光のようです。ここ5年、レーザーの光を当てられたという報告の数が、少しずつ増えているとのこと。あくまでも報告をされている数なので、本当はもっと多いのではと小林さんは言っていました。アメリカでは、これが、もっと頻発していて、1年で4千件起きているということです。

 

 

ュースでは、この光のもとは、レーザーポインターと疑われる、と報じられているんですが、では、このレーザーポインター、とはどんなものなのか。レーザーポインター専門店フクミの和泉隆治さんに聞きました。

*電子的な指し棒といいますか、遠方のものを指し示す時に使われるものになります。ペンタイプのものや、リモコンみたいなタイプのものがあったりですとか、色で言いますと、赤にプラスして、青ですとか緑などがございます。基本的にレーザーは、特別の光なんですよ。普通の光だと、広がってしまうものをレーザーというのは、特殊なレンズをいくつか使って、要は絞り込んだ光になるんですね。
*300メートル届くっていうのは、驚いた。少なくとも日本国内で流通している合法なレーザーポインターのクラスでは、数十メートル先で当てたものをくっきり見えるということはまずあり得ないんですね。

 

 

回航空機に当てられた光は、強すぎて日本で販売してはいけない決まりになっているそうです
一般的に合法とされるレーザーポインターの特徴は、室内でプレゼン用に作られたものなので届く距離はせいぜい数メートル。なので、屋外で300メートル届く光というのは、日本で売られているレーザーポインターの基準としてはありえないそうです。 

 

 

が強いと、物によっては、レーザーの力で、マッチ棒に火がついたり、風船が破裂したりするそうです。こどもの頃、太陽光を虫眼鏡で集光して、火をつけたりしたことがあると思うんですけど、その原理と同じです。

 

 

際に、これまでレーザーポインターでの事故もあるようで、どんな被害があったのか、国民生活センター商品テスト部の坂東俊秀さんのお話です。

最近の事例では、レーザーポインターで遊んでた同級生の光線が、娘の目に当たって、通院することになったとか、友達にレーザーポインターを照射され視力が落ちたとの相談が寄せられています。レーザー光線自体、直接目に当てると網膜に障害を起す危険性がありますので、レーザー光線を、絶対直視したり、人に向けてはいけませんと言うことで、当方で、2000年に注意喚起していまして、その後2001年に消費生活用製品安全法でレーザーポインターなどが特別特定製品として、規制対象となり、ひし形の「PSC」マークが表示されていない、商品の販売が禁止されています。

 

 

 

 

 

ーザーが直接当てられると、視力が低下し、ひどいときには、失明します。2000年頃に、子どもたちの間で、レーザーポインターがついたおもちゃが流行って誤った使い方で、網膜が焼けて視力の低下、頭痛に悩まされるなど被害が多発したそうです。

 

 

れではいけないと、日本国内での、レーザーポインターの販売は、瞬間的に目に光が入っても傷つかない程度の光に限る、などのルールが作られました。
そのルールに沿って、作られたレーザーポインターには「PSC」マークがあるそうなんですが、では、300メートル先のパイロットを狙えるような、レーザーポインターは、どんな形で流通しているのか、レーザーポインター専門店の和泉さんのお話です。

海外のネットショップでは、非常に簡単に買えるという現実があるんですね。日本の法律では残念ながら、取り締まることはできないです。合法的なものは、元々はもっと出力は出るんですけど、目の安全性を考えて機能的にある程度、お金をかけて殺してるんですね。そういったことをしないで、単純に作るんであれば、安くなるので、実際に、そういったハイパワーのレーザーっていうのが、はびこっているのは歯がゆい。

 

 

 

 

 

国内での販売は禁止されているんですが、今の国内法では、海外のネットからの購入は止められないそうです。また、人に実際の被害が出ていない段階では、ハイパワーなレーザーを持つこと自体も取り締まれないそうです。

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