現場にアタック

2014年03月24日(月)

担当:白井京子

 

 

 

今日は「太陽光発電の次なる一手」というお話です。

日本では原発事故以降、各家庭や企業でも太陽光発電など

再生可能エネルギーに注目が集まっていますがそんな中、

東京都が太陽光発電を更に広めようとソフト面の強化を図るようなんです。

どういうことなのか?

東京都環境局の照沼愛さんにお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

      「ソーラー屋根台帳」は都内の建物1つ1つについて

      太陽光パネルの設置に適しているかどうかが

      三段階に色分けされて表示される事とそれぞれの

      建物をクリックするだけで予測発電量なども分かるような

      全国初の試み。これをネットで公開して誰でもHP上で

      無料で確認できる形。

 

 

 

 

ソーラー屋根台帳は島嶼部を除く都内の建物が対象で

より多くの屋根に太陽光パネルを設置して貰おうと、都が

予算5千万円を掛けて開発して今月中に公開されるそうなんです。

このようなシステムは日本では全国初なんですが実はヨーロッパの

ドイツやスイスなど90の自治体では実用化されているようで

今後、国内の他の自治体でも導入されるかも、、しれません。

 

その一方で太陽光のエネルギーを使うハード面でも動きがありました。

というのも、いま世界各国で次世代太陽電池の開発競争が激しくなって

いるようでして、そんな中、日本の研究チームが開発競争の

トップグループにいるようなんです。

果たして開発競争が激しい次世代太陽電池とはどんな物なのか

開発研究を進めている

東京大学・先端科学技術研究センターの瀬川浩司教授に伺いました。

 

 

 

 

 

 

     色素増感型太陽電池は、一言で言うと色素が吸収した光を

     電気に変える。メカニズムは光合成に似ていて吸収した光を

     エネルギーに変えるのと同じ。色素が吸収した光を使って

     電気を起こす太陽電池です。

 

一般的に屋根の上に設置されているのはシリコン系の太陽電池。

色素増感型太陽電池は有機系太陽電池と言われていますが、

果たしてどんな特徴があるのか?再び瀬川さんお話を伺いました。

 

 

 

 

 

 

     ★1つは色素を印刷工程を使って作るので色々なデザインや

      カラフルな太陽電池が作れる。

     ★2つ目は弱い光でも発電効率が高く室内とか曇りや雨の日

      でも発電できる。

     ★3つ目は材料が安くて製造工程も簡単なので安い。

      屋根の上だけだとエリアが限られるのでこれからは

      窓とかビルの壁とか色んな所でどこでも発電できる

      太陽電池が必要。

 

 

 

瀬川さんは他の大学や日本の様々なメーカーと協力して半年ほど前に

アナベル(紫陽花)という名前の色素増感型太陽電池を完成させています。

見た目はまるでステンドグラスの様に鮮やかな色合いのパネルですが、

正真正銘の太陽電池。更にこのアナベルは凄い性能も備えているんです。

瀬川さんのお話。

 

 

 

 

     色素増感型太陽電池は弱い力で発電出来るが

     電池自体には蓄電機能は付いてない。

     僕らの研究のオリジナリティーは色素増感型太陽電池の中に

     蓄電池をハイブリットさせたのが僕らの研究でうちだけです。

 

 

 

 

一枚で発電も電気を溜める事も出来るんです。

実は紫陽花の花の部分が蓄電池でその周りの部分で

発電をしていて発電も蓄電も出来る色素増感型太陽電池

「アナベル」は世界トップクラスの太陽電池なんです。

すでに瀬川さん達はこのアナベルを使って2週間ほど前に

携帯充電器を完成させています。

つまり直ぐにでも実用化出来るまで技術的には進んでいるんですが

実用化への道のりはまだまだと瀬川さんは話していました。

 

 

 

 

 

 

     これは売ってみなければ分からない。見てもらって綺麗だと

     思うが、たとえば5千円で買ってくれるかというと微妙でしょ。

     娘に見せたらデザインがおばさん臭い。あまり好きじゃない

     等と言われた。マーケットが受け入れないと悩ましい。

     多分どこぞのキャラクターグッズを売っている所と

     コラボで特化した商品を出すのが最初の一歩、難しいです本当に。

 

 

 

技術的には完成していても製品化する企業が出てこないと

私たちの手元に届くのは難しいですね。

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