現場にアタック

2014年02月13日(木)
担当:小林真理
 
 
イオングループが、スーパーやコンビニで実施している
「タッチパネルによる年齢確認」について、
3月までに取りやめ、
レジ係の人が判断する昔の方法に戻すことを決めました。
タッチパネルの年齢確認は、2011年にセブンイレブンが
導入したことをきっかけに、今では6社が採用していますが、
イオンは、明らかに20歳以上とわかる人に対しても
操作をお願いしていたことは「お手数をおかけしていた」として、
今回の変更を決めたそうです。
そこで街の皆さんに、タッチパネルの年齢確認が必要かどうか、
聞いてきました。
 

 
 
☆いいんじゃないですか。
 未成年者が酒やタバコを飲んだりしないようにするためにも。
 いまあちこちでやっているから習慣的にもなっているし、気になりません
☆ちょっとバカくさいと思っているんですけど、
 でも店員さんにしてみれば仕方ないですよね。
 いちいち聞くのも面倒くさいだろうし、
 できるだけ協力するようにはしていますけど。
 こんなオッサンの顔を見て、20歳以下だと思う人なんかねぇ、
 いないと思うんですけど、まあ協力しています
☆必要じゃないんじゃないですか。見ればわかるでしょという
 年齢の人は、押す必要がないんじゃないかと。
 最近はもう慣れているので、やりますけど
☆必要じゃないと思いますけど。だって見たらわかるじゃないですか。
 見るからに20歳以上だったら、やんなくていいんじゃないですか
☆面倒くさいと思ったことはしょっちゅうあるよ。
 いちいちしなくちゃいけないだろ。あれはちょっといただけないな。
 私が未成年者かどうかは、ひ孫までいるんだよ私は。
 わかんだろって。もう今年83だよ
 
未成年者に買わせないためにも必要、と答えた方は24%
あってもいいかな、と答えた方は38%、必要ないと答えた方も38%でした。
ただ必要のあるなしに関係なく、多くの皆さんが
「見た目が未成年じゃないってわかると思うんですけど」と話していました。
そもそも、タッチパネルが導入されるまでは、見た目で確認を
行っていたわけですが、なぜ、タッチパネルの年齢確認がここまで広がったのか。
日本フランチャイズチェーン協会の伊藤廣幸 専務理事に伺いました。
 
 
 
年齢を確認しようということで、未成年者と思われるお客様に
お声がけしますと、お客様のほうからは「俺が20歳未満に見えるのか」
と言われてしまったり、強硬な言葉で従業員の方を責めてしまう
というようなこともありましたので、そうなると従業員の方も
込みしてしまうと。こういうことがあるので、
まずお客様にご自分で答えていただこうということで、
レジタッチパネルを採用したんですね。
ですから、お客様への牽制の意味を込めて、押して頂いていると。
 
 2007年から、たばこの自動販売機ではタスポが必要になり、
面倒だと思った人が、コンビニで買うようになりました。
その結果、コンビニでは売り上げが上がった一方で、
未成年のたばこの購入も増えてしまったということです。
しかし、見た目で判断して、確認を求めたら
お客さんとトラブルになることも多くあったため、他の案を検討していました。
そして、店員にも負担にならないような、未成年への販売の抑止策として、
タッチパネルの年齢確認が導入されたそうなんです。
ただ、このタッチパネルの年齢確認は、意味が無いのではという声も
あがっています。再び街の人に伺いました。
 
 
 
☆未成年の人でも、老けて見えれば多分押していると思うので、
 それで確認というのはどうなのかなと。
 あんまり意味はないのかなと思いますね。意味無いですね
☆最近私が使っているところは、自分なんか明らかに成人という立場だと、
 店の方が押してくれるようになったので。
 対面販売とかできちっと身分証明とかを求めるのが適切じゃないですかね。
 押すというだけでは、全然効果がないと思います
☆いらないと思いますあのシステム。やる意味あるのかなって。
 どうせ20歳に見えなかったら年齢確認されるじゃないですか。
 なので、あのシステムはいらないと思います。
 
 
62%の方が「意味が無いのでは」と指摘していました。
これ、誤解されている方も多かったのですが、タッチパネルで
年齢確認が終わった訳ではなくて、ボタンを押してもらった上で、
実際には店員が見た目で判断して、未成年の疑いがある人には
身分証などの提示を求めているのだそうです。
さきほどの協会の伊藤さんの話にもありましたが、
タッチパネルはあくまでも「お客様への牽制」。
しかし、現状ではこれ以上の抑止策が見つからない。
伊藤さんは、このタッチパネルも試行錯誤の段階です、と話していました。
 
 
 
本当は、社会全体が年齢を確認するようになれば一番いいと思っているんです。
見た目で判断するのではなくて、全員が、お酒やたばこを買う際には、
何らかの身分証明書を提示するというのが、法律ではなくて
社会のルールとして定着すれば一番いいのではないかなと考えているんです。
そのためのひとつとして、私達が年齢確認というレジタッチパネルを通じて、
やってみたりしているんです。
 
 
法律ではお酒やたばこを未成年に売ってはいけない、という
厳格な線引があります。こうしたなかで、いかに大人に気持よく買ってもらって、
未成年に販売しないという運用ができるか、
コンビニ各社は頭を悩ませている、というのが現状のようです。

 

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