トークパレット水曜日「ものめぐり」

2011年08月03日(水)
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今朝は洗濯洗剤の話。最近は涼しい日が続いていますが、夏は汗をかく季節ですし、洗濯物が増える。一晩放っておいた洗濯物を朝、洗濯機にかけようとすると、むわっとした匂いが本当に気になります。こうした中、先月19日に花王が「アタックNeo 抗菌EXパワー」という新製品を出して、話題になっている。値段は340円前後。

ちなみに、この商品、アタックNeoという大ヒット商品に新たに加わったラインアップです。アタックNeoというのは2年前の夏に発売になった洗剤で、発売後わずか1カ月で1000万本以上、累計で7000万本を出荷したという商品です。ボトルのサイズが500mlサイズのペットボトル並みに小さいにも関わらず、同じ回数使える上に、すすぎが1回で済むということもあって、市場に大きなインパクトを与えました。

今回のアタックNeo 抗菌EXパワーも、そうした特徴は同じ。ボトルのサイズは小さく、すすぎも1回です。では、今回の商品はなにが特徴か。なんと、「菌を洗う」という謳い文句があります。洗濯した物を干すとき、洗ったあとなのに、なんとなく嫌な匂いが残っていること、あと思いますが、その匂いの元になる菌を退治します、と謳っています。

もしその通りなら、かなり助かる。とくに洗濯物を部屋干ししたときの、あの生乾きのいやな匂いを解消してくれるなら、本当にありがたい。で、謳い文句通りの結果を出してくれるかどうか。さっそく試してみました。

用意した洗濯物は、私の家族4人の洗濯物。風呂に入った後に使ったバスタオル(もちろん、ぬれたまま、洗濯まで放っておいた)や、息子が外で遊んできたときの服、下着、私や家族が一日外で汗をかいた後の下着・・・それらをひと晩、置きっぱなしにして、朝、洗濯機にかけました。正直、洗濯前の衣類やタオルの山、結構むわっときましたひと晩で洗濯物がむれてしまっているんですね。

これらの洗濯物を、今回の「アタックNeo 抗菌EXパワー」 、2009年発売の「アタックNeo」、そして普通の液体洗剤と、部屋干しのときの匂いを抑えると謳う柔軟仕上げ剤の併用の3つで試しました。洗った物を、それぞれ別の部屋を使って部屋干しして、匂いの様子をみてみました。

で、実験の結果、確かに違いは出ました。

アタックNeo 抗菌EXパワーでは、これまでのアタックNeo と比べて、
 ・洗濯が完了して、洗濯機のふたをあけたときに、余計な匂いがしない
 ・洗濯したあとの衣類やタオルに匂いがほぼ残っていない
 ・生乾きの段階でも、嫌な匂いはしない(部屋全体にも、洗濯物自体にも)
とりわけ、衣類に匂いがついていない=洗剤に添加されている香料の匂いもせず、しかも雑巾のような匂いもしない、というのは、重要な点であると思います。匂いのついた仕上げ材で、嫌な匂いを抑える商品は、逆にその匂いが気になるものもありますしね。

花王に確認したところ、アタックNeo 抗菌EXパワーでは、香料はきわめて弱いレベルに留めているとのことでした。ここは評価したいポイントです。ただ、こうした結果は、ごく普通の液体洗剤と部屋干しにいいと謳う柔軟仕上げ剤の併用でも、ほぼ同じように得られました。やはり生乾きのいやな匂いはほぼ抑えられています。だから、これらの併用で満足できて、とりたてて不満のない人にとっては、それで充分ということもいえる。

となると、こちらを選ぶメリットは何か?アタックNeo 抗菌EXパワー、のポイントを簡潔に言うと、大きな液体洗剤と、柔軟仕上げ剤などをわざわざ2本用意しなくても、ペットボトル並みの小さな容器ひとつで事が足りる、これ1本でいやな匂いを退治してくれる、という点。

アタックNeo 抗菌EXパワーは、匂いを取るための成分として、漂白剤の成分が入っているのですが、これまで、洗剤と漂白剤を1本にまとめるのは、お互いの成分の関係から安定したものが作れず、製品化が極めて難しかったそうなのですが、今回、そのハードルを乗り越えたわけです。しかも、すすぎは1回で大丈夫、というアタックNeoシリーズに共通する利点もあります。

一方、このアタックNeo抗菌EXパワーは、もともとのアタックNeoに比べて、界面活性剤の配合比率が低い。漂白剤をまとめるには、仕方なかったのだと思いますが、界面活性剤というのは、たんぱく質の汚れを落とす、洗剤の基本的な成分です。今回、使って比較した限りでは、汚れ落ちにそう大きな差がある印象はありませんでしたが、もともとのアタックNeoのほうが、アタックNeo抗菌EXパワーよりも、汚れを落とす性能が上、ということになります。

この点について花王は、頑固な汚れについては、これまでのアタックNeoに譲るだろう、ただ、日常使用であれば大きな差は無いだろう、との見解を示しています。ですから、泥や油など、激しい汚れのある洗濯物が常に出てくる家庭には向かないと思いますが、それほど激しい汚れは出ない、という家庭や、一人暮らしの方には使い勝手がいいと思います。

共働きで、洗濯もしている私としては、洗濯するときの手間も減って、洗濯のあとのいやな匂いから逃れられるのは大きなポイントと、評価しました。

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