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今夜は、犯罪学と犯罪対策のスペシャリスト、

龍谷大学教授の浜井浩一さんが登場!

2014年の犯罪白書から読み解く、今の犯罪事情と題してお話を伺いました。


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探究モード

■テーマ

フランス連続テロ事件の衝撃。

この事件を、私たちはどう受け止めればいいのか?

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■スタジオ出演


イスラム社会などに詳しい


放送大学教授の

高橋和夫さん




■電話出演


フランス出身で、「ユーロマンガ」編集長の


フレデリック・トゥルモンドさん




フランス政治などに詳しい

北海道大学准教授の

吉田徹さん


22:30頃『Race for the Prize』/THE FLAMING LIPS

23:55頃『あの日にかえりたい』/荒井由実 (浜井浩一さん選曲)

24:20頃『Contrail』/安室奈美恵 (浜井浩一さん選曲)

★銃撃受けたパリの新聞社、あす発売の最新号表紙に「ムハンマド」の風刺画を掲載

「私はシャルリ」と書かれたカードを掲げながら涙を流すムハンマドの絵を掲載

★除染で出た汚染土を保管する「中間貯蔵施設」、双葉町が受け入れを表明

中間貯蔵施設をめぐっては、福島県が去年8月に、大熊町が先月、受け入れを表明

★東日本大震災の津波で教習生26人が死亡、自動車学校に19億円賠償命令(仙台地裁)

地裁「学校は消防の呼びかけを聞いていたと考えられ、避難させる義務を怠った」

★米中央軍のTwitter・YouTubeのアカウント、「イスラム国」名乗る組織が乗っ取り

「アメリカの兵士たちよ、我々はやってきた。背後に気をつけろ」などと書き込まれる

★ASKAの交際相手・栩内香澄美被告に懲役2年、執行猶予3年の判決(東京地裁)

地裁「尿鑑定と1回目の毛髪鑑定が陽性だった事実だけでも、覚醒剤摂取と推認できる」

★6歳未満の女児が脳死と判定。判定基準がより厳しい6歳未満では3例目(阪大病院)

家族の承諾により臓器の摘出手術が行われ、肺と肝臓、腎臓、すい臓、小腸が移植へ

★府や市の首長で作る「大阪都構想」の協議会、制度案を決定。5月17日に住民投票

都構想案は府・市両議会で3月に可決された後、住民投票で賛否が問われる見通し

★後藤和智さんの「成人の日・各紙の社説読み比べ」

※新聞社「社説のタイトル」 

●朝日新聞「成人の日に考える―答え合わせと黒のスーツ」
 旧来の中日新聞的な「エピソード紹介系」の社説だが、短い文章とは言え、エピソードの紹介のあとに「多様性を認めよ」というものはやや唐突すぎた印象を受けた。政治や社会の役割についてもう少し踏み込んだ解説がほしかった。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#20150112


●読売新聞「成人の日 若い力で豊かな未来を築こう」
 「不安定な状況に置かれておきながらも可能性を持っている若者」という認識で書かれている、2000年代後半以降の成人の日社説の典型と言えるもの。「若い感性」や「可能性」の礼讃は訓辞系の社説ではありがちと言えるが社会的な支援などについて触れてほしかった。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150111-OYT1T50114.html


●毎日新聞「成人の日 大きな優しさと強さを」
 各社説とは違い「日本人の読書離れ」について触れた社説で、全体としてはやや劣化言説に傾倒した形となっている。だが大文字の「知性」「教養」礼讃は恐らく社説を読むような人からすれば「何を今更」感がぬぐえないし、またITなどによる知と読書などによる知を相反するものとし、若年層において前者に優れ後者に欠けているという使い古されたイメージを呼び起こして論ずるというスタンスも疑問である。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150112k0000m070104000c.html


●日本経済新聞「若者が自信を持つための舞台づくりを」
 若い世代の「不安」を全体的に押し出したものであるが、やや感傷的な印象がぬぐえなかった。経済誌らしく、昨今の経済状況と絡めて論じてほしかった。
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO81850750S5A110C1PE8000/


●産経新聞「成人の日 大人への一歩は投票から」
 1990年代の「投票呼びかけ」系の社説と、昨今の若い世代の「不安定さ」に絡めた劣化言説(《職を得ても「自分に向いていない」などとすぐに投げ出してしまう若者気質が指摘されてもいる》)のハイブリッドで、訓辞系というよりは愚痴系とした方が近い。社会的な状況にあまり触れず若い世代の気質、無関心さの問題を強調するのは社説の読者層の溜飲を下げる結果にしかならないのではないか。
http://www.sankei.com/column/news/150112/clm1501120002-n1.html


●岩手日報「成人の日 権利と責任みつめよう」
 成人の日の社説としては伝統的な、投票権を中心とする「大人の権利と責任」系の社説で、いくつかのものが列挙されていて薄味。ただ《民法では現在、20歳以上の「成年」は、親などの同意がなくても一人で契約できる。それは一方で、消費者被害に遭う心配が増えることにもなる》と、消費者としての側面に触れたのがあり、ここを中心として消費者としての権利・責任について触れたら独自性の強いものにできるのではないか。
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2015/m01/r0112.htm


●信濃毎日新聞(11日)「あすへのとびら 成人の日を前に 「さいわい」の切符を探す」
 2000年代以降の成人の日の社説において散見される「経済成長を超えた価値観」系の社説だが、この手の社説は(本年で言うと読売新聞のような)「若者の可能性」系の社説の一変奏であり、社会的な側面の軽視という問題点はあまり違わない。
http://www.shinmai.co.jp/news/20150111/KT150110ETI090011000.php


●中日新聞「戦争しない人に成る 年のはじめに考える」
 「大人社会の責任」を連呼するものの、全体として感傷的に過ぎ、もう少し現代の日本の現状に即した具体的な例示、データなどの提示が欲しい。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2015011202000108.html


●京都新聞「成人の日  主権者の自覚を持とう」
 これも成人の日の社説としては伝統的な「投票呼びかけ」系の社説。個人的には《政治学者の故丸山真男氏は、憲法12条が国民に保障する自由と権利について「国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」としている点に触れ、「主権者であることに安住して、その権利の行使を怠っていると、ある朝目覚めてみると、もはや主権者でなくなっているといった事態も起こる」との警告になっていることを指摘した。そんな危うい事態を招いてはならない。》という点がぐっときた。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/index.html


●神戸新聞「大人とは/自分のことを深く知ろう」
 公選法の投票年齢の引き下げに触れ、18歳成人の社会には何が必要なのかを現状に即して解説した記事。感傷的に過ぎる点はあるが、伝統的な「投票呼びかけ」系の社説に走る新聞が多い中で、独自性は評価したい。
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201501/0007650816.shtml


●山陽新聞「成人の日 地域のあすを担う力に」
 地方紙らしく「地方創生」に触れ、現代の若い世代の「内向き」思考を一つの可能性として読み替えた社説であり、(個人的には疑問もあるものの)地方のために若い世代の可能性に期待する、ということを地方(岡山県)の観点から論じる、地方紙としての視点が貫かれた記事。もう少し地方経済の現状などについての言及が欲しかったが。
http://www.sanyonews.jp/article/119296/1/?rct=shasetsu


●中国新聞「新成人の役割 政治参加で未来選ぼう」
 不安定化する社会事情から投票権の必要性を訴えるという点では伝統的な「投票呼びかけ」系の社説のさらに伝統的なパターン。ただこの社説の論理を突き詰めると「若い世代の苦境は若い世代が行動しないせいだ」という論理や、あるいは人権の個人救済の論理を肯定してしまうものにならないか。
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=120831&comment_sub_id=0&category_id=142


●西日本新聞「成人の日 若者が希望感じる社会に」
 若い世代の置かれている「不安」を列挙するが、その後に投票権の重要性を訴えるのではなく18歳成人の整備について軽く触れたのが印象的。末尾が《18歳投票の実現には若者が政治に関心を持てるような教育などの環境を整えることが不可欠です。また何より大事なのは、頑張れば努力が報われる-と若者が感じる社会にすることだと考えます》と、社会環境の整備こそ重要だとする結論にしたのは大きく評価したい。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/138630


☆ベスト:神戸新聞、山陽新聞
★ワースト:産経新聞(次点:毎日新聞)


■総評:
 衆院選の翌年と言うこともあり、「投票権」の重要性に触れた社説も少なくなかった。また若い世代の現状を悲観的に描くものも少なくない。このあたり、昨年も成人の日の社説をめぐる認識として示した「成人の日の社説は当時の若者論の反映である」という認識を修正する必要はないと思われる。しかし、本年は全体として感情的、感傷的なものが多く、経済政策や地方の現状などと絡めた提言などを行う社説が少なかったという印象を受けた。また若者論の枠組みを問い直すものも見られなかった。

 ベストとしては当初は該当なしも考えたが、18歳成人の可能性について(やや感情的ながらも)採り上げた神戸新聞や、地方のにとって何が必要とされているかと言うことについて(これも感情的な側面はあるものの)採り上げた山陽新聞などの地方紙の論説を本年は高く評価したい。他方、全国紙においては毎日新聞や産経新聞のような劣化言説への傾倒など、地方紙に後れを取っていると言わざるを得ない。

 また昨年との比較で言うと、「若い世代の内向き志向」について触れた社説が激減、昨年流行語にもなった「さとり世代」という言葉を採り上げた社説は一つもなかった。これも成人の日の社説が若者論の流行を示すという一端を強く示していると言える。

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荻上チキ、南部広美
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