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2018/11/04「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」 アーカイブ


【予告編・前口上&音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」2018年11月04日(日)25時〜TBSラジオで生放送【文化系トークラジオLife】

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「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」予告編(39'36")

11月04日(日)25時〜=11月05日(月)午前1時〜
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」

出演予定:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、倉本さおり、海猫沢めろん、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

予告編の出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、斎藤哲也、海猫沢めろん、宮崎智之、長谷川裕P(黒幕)

ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。

※ツイキャスでも中継します→ http://twitcasting.tv/life954

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part1▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

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鈴木謙介(charlie) 撮影:ササキミチヨ

2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part1(26:45)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇今日のテーマは「ファッション」
・ファッションの「分かる人・分からない人」格差(charlie)
・サイズが無いのでファッションに詳しくならなかった(c)
・コードやスタイルに対する向き合い方の変化(c)
 →これという決まりに縛られなくなってしまった現在(c)
・手を抜ける部分は抜く(リスナー)

〇Lifeパーソナリティとファッション
・2009年(発売初年度)のウルトラライトダウンを着用(速水)
 →今とは違うデザインやカラー(速水)
・Lifeがホームグラウンド!前回の「セイ君」メールでベストメール賞に(永田)
 →今日はワークマン着用(永田)
 →来年のトレンド予想の上位にも入るワークマン(塚越)
・2年で興味が変わるので古い写真だとまったくスタイルが違う(塚越)
・「内と外」の関係の変化(塚越)
 →無関心だからこそ何を着るべきか指南されたい(塚越)
 →一方で「好き」を追求する人たち(塚越)
・清田くんは「分からない」代表(c)
 →Mサイズから漏れてしまう人の立場から(清田)
・劇団雌猫『だから私はメイクする』発売(ひらりさ)
 →20代中盤までオシャレ迷子、最近ようやく納得できるように(ひらりさ)
・BEAMSのクリエイティブディレクターの南馬越さん
 →以前はバイヤー(南馬越)
・「モノからコトへ」を広げていく(南馬越)
・Lifeの哲学テーマのイベント帰りなのでマルクスTシャツ(宮崎)

〇バイヤー経験から見るファッションの変遷
・20年ほど女性ものの服を探して世界中へ(南馬越)
・女性向けストリートウェアの登場(南馬越)
 →ファッションのジェンダーレス化、海外との落差の無さ(南馬越)
・若い人がファッション誌を読まなくなった(南馬越)
 →かつてはファッション誌が総合文化誌だった(c)

text by 千葉彩佳

〇Life関連アーカイブ

2018/03/04「平成カウントダウン~この30年で何が変わったか」
https://www.tbsradio.jp/life/2018030430/index.html

2015/05/17「私たちは今、何を着ればいいのか」
https://www.tbsradio.jp/life/20150517/index.html

参考資料
BEAMSバイヤー 南馬越一義のお仕事だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

このパートでかけた曲
●シン&ふうか "体の芯からまだ燃えているんだ" (charlie選曲)
●Justin Timberlake "Suit&Tie" (南馬越一義さん選曲)
音量を上げて聴けタコ! 〜音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! オリジナルコンピレーションアルバム〜(初回生産限定盤)(特典なし)20/20 エクスペリエンス 2/2

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part2▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

南馬越一義さん(撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part2(26:33)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇「オフィスカジュアル」時代のユニクロ
・会社でスーツの着用義務がなくなる(リスナー)
 →突然スーツから解放されたおじさんたちの行きつく場所がユニクロ(リスナー)
・アパレルの変化(リスナー)
 →百貨店からショッピングモール、eコマースやフリマアプリへ(リスナー)
・ファストファッションに明確な定義は無い(南馬越)
 →小ロットの発注でいいものを在庫リスクなく次々売っていく(c)
 →企画製造を自社で行うことで安くするユニクロ(c)
・「モード系」に分類されるZARA(南馬越)
 →オフィスカジュアルとして選ばれるユニクロ(c)
 →価格帯イメージにおいてはファストファッションとして同一視(c)

〇業界のドレスコード
・教員のドレスコードは専門しだい(c)
 →お堅い法学、カジュアルな社会学・言語学(c)
・わざと「もさい」スーツで生徒の実習先へ(永田)
 →オシャレだと逆になめられる教育系(永田)
・スーツと言っても業界によっていろいろ(c)
・うさ耳パーカーで採用面接に行き失敗(ひらりさ)
 →TPOについて考えるきっかけ(ひらりさ)
・あえてコードに逆らう気概はあるか(c)
・IT業界の「仕事ができる奴ほどカジュアル」という逆転のコード(速水)

〇スーツを着る理由、着ない理由
・スーツ、ビジネスカジュアルはORIHICAなどで安く(リスナー)
 →ユニクロはベーシックカジュアルの覇権に(リスナー)
・高いスーツかどうかプロが見たら分かるか(速水)
 →安いスーツを着てばれないか(速水)
 →生地、形のトレンドなどで分かる場合も(南馬越)
・昔ならダサかったアイスブルーのジーンズが3万円(速水)
 →カジュアルは流行に乗り遅れたらすぐばれる(永田)
 →スーツを着るひとつの利点(永田)
・スーツはだいたいみんなに合う(c)
 →「東洋人の体系のためにヒューゴ・ボスやアルマーニはあるのだ」(永田)
・会社組織の変化も影響(c)

             text by 千葉彩佳

〇Life関連アーカイブ

2010/04/25「様々なる定番」
https://www.tbsradio.jp/life/20100425/index.html

2012/03/25「理想の職場」
https://www.tbsradio.jp/life/20120325/index.html

参考資料
ユニクロ対ZARA (日経ビジネス人文庫)誰がアパレルを殺すのか搾取される若者たち ―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)おしゃれと無縁に生きる (幻冬舎文庫)

このパートでかけた曲
●MOMOLAND "BBoom BBoom" (ひらりささん選曲)
BBoom BBoom

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part3▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

ひらりさ(撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part3(25:08)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇アウトドアファッションの変化
・アウトドアブランドを着ることは思想の表れ(リスナー)
・ファッションアイコンは藤原ヒロシ(リスナー)
 →昭和も平成もアイコンで居続ける藤原ヒロシ(速水)
・「何気なく見えるのに高い服」が安くなった(永田)
・ユニクロに落ち着くストリート系、オシャレになるアウトドア(c)
 →アウトドアのタウンユース、アーバンスタイル化(c)

〇機能への課金
・ロックフェスのためにアウトドア系を購入(宮崎)
 →機能性はお金の使いどころ(宮崎)
・フェスの一般化でアウトドアに手が届きやすくカジュアルに(永田)
・お金をかけるとかけただけの効果が出る(永田)
・「情緒的価値」の最たるものであるファッション(c)
 →一方で機能的価値が需要と嚙み合うことで青天井に課金される(c)

〇体験の価値
・機能に興味無し、ファッションの基準は「かわいいかどうか」(清田)
 →エディターを名乗ってサンプルセールでオシャレな服を買う(清田)
・「かわいい」を言い始めた男子たち(c)
 →「かわいい」は気持ちいい!(清田)
・機能課金での失敗(宮崎)
 →悪さも良さも着てみなければ分からない(宮崎)
・フェスという体験への課金(ひらりさ)
 →普段は地味に、イベントの時はかわいい格好をするオタク女子(ひらりさ)
 →課金と体験が紐づいていく(ひらりさ)
・機能性重視のUSA産カタログにカッコよさを見出して取り入れていく(南馬越)
 →セレクトショップの成り立ち(南馬越)
・ポパイの復刊(速水)
 →アガるもの、経験との紐づき(速水)
・舶来の価値から体験の価値にシフトか(c)

    text by 千葉彩佳

〇Life関連アーカイブ

2018/08/26「そのコトにプレミアム料金を払いますか? 〜課金化する社会のゆくえ」
https://www.tbsradio.jp/life/20180826/index.html

2011/08/28「"祭り"の時代」
https://www.tbsradio.jp/life/20110828/index.html

参考資料
新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべてSWITCH Vol.36 No.4 特集:藤原ヒロシ丘の上のパンク -時代をエディットする男、藤原ヒロシ半生記ある光Buddy生き抜くための恋愛相談体験デザインブランディング コトの時代の、モノの価値の作り方

このパートでかけた曲
●CHAI "N.E.O." (清田隆之さん選曲)
PINK※CDのみ

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part4▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

斎藤哲也さん&宮崎智之さん (撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part4(26:41)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇ちょうどいい服を求めて
・選ぶのはとりあえず黒い服(めろん先生からメール)
 →本当は自分だけが着られるエクスカリバーみたいな服を求めている(めろん)
・ちょうどいい価格で「ちょっといいもの」を出すブランドが駆逐された(リスナー)
 →ユニクロに行くかハイブランドに行くかを迫られる(リスナー)
 →中間の価格帯が下がったがハイブランドは相変わらず(c)
・ユニクロの台頭はファッションの民主化、豊かな社会のあかし(リスナー)
 →市場の拡大と価格帯の二極化でみんなが着るものは安くなった(c)

〇もはや自己表現ではない
・「目立つ」「目立たない」のバランスを重視(リスナー)
 →ファッションは自己演出、演出したい自分の数だけ服を買う(リスナー)
・ペルソナを掛け替えるものとしてのファッション(c)
 →重視するものが「個性」から「TPO」、「空気から浮かないこと」に(c)
・ユニクロのフリース登場以降、小説のブランドの描写が減る(倉本)
・古市憲寿『平成くん、さようなら』に登場する多くの固有名詞(倉本)
 →情報だけでアクセスする時代、バーチャルとの境目の無さの反映(倉本)

〇文脈フリーの価値観
・イベントサークルの減少(永田)
 →渋谷でコミュニティを作ることの特別感が無くなった(永田)
・ユニクロの普及と固有性の喪失(永田)
・「すべてがフラット化するのが平成」とんがった奴もださい奴も減った(リスナー)
 →JPOPのようにユニクロの流行も終わるか(リスナー)
・固有性がギリギリ機能していた時代の「歌舞伎町の女王」(永田)
・「五反田のありがたみ」のイタさ(倉本)
・文脈を欠いた90年代ギャルの描写「SUNNY」(c)
 →文脈を必要としない、文脈が伝わらない価値の立て方(c)
・「私自身」すら分解できてしまう(塚越)

〇Life関連アーカイブ
2015/10/25「なにが君のしあわせ?〜いま、承認問題を蒸し返す」
https://www.tbsradio.jp/life/20151025/index.html

2012/05/27「東京論2012」
https://www.tbsradio.jp/life/201205272012/index.html

参考資料
きらきらひかる (新潮文庫)平成くん、さようなら新装版 なんとなく、クリスタル (河出文庫)ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書)渋谷音楽図鑑東京歌舞伎町の女王静かに、ねぇ、静かにだから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

このパートでかけた曲
●PIZZICATO FIVE "ベイビィ・ポータブル・ロック" (塚越健司さん選曲)
PIZZICATO FIVE JPN

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part5▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

清田隆之さん(撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part5(29:29)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇何なら着てもいい服ですか
・何を着たらいいのかわからない時代(c)
・「好きなものが無い」ことへのコンプレックス(塚越)
 →どうやってハマるのかの方法を誰も教えてくれない(塚越)
・みんな「浮かないファッション」を知りたがっている(宮崎)
・一度個性的になることでオシャレ文脈から逃れられる(宮崎)
 →それを「圏内」に戻していく(宮崎)
・「圏内」は社会的基準(c)
 →文脈が掘り下げられないと「浮かない」ものを選ぶ方向に(c)

〇「本当の自分」のためのメイク
・パーソナルカラー診断が最初に踏み込む一歩に(倉本)
・メイクは自尊感情のレッスン(倉本)
 →「似合うものがある」という肯定があると楽しい(倉本)
・大きな価値基準が溶解した後に残るのは「本当のあなたを見つけられるもの」(c)
・人間が場所ごとにキャラを変えるのは当たり前(c)
 →「本当の自分」はどこにいるのか(c)
・「自分のために」を追っていくと沼にハマる(塚越)
・趣味だからこそ楽しめる(ひらりさ)

〇身体とジェンダーとファッション
・服で自分ではなく他人をコントロールする『幸服論』(宮崎)
 →人をコントロールするパーツとして自分を機能的に捉える男性(c)
・一昔前のナンパ師のダサさ(リスナー)
・10人中7,8人が認めるファッションを目指す「脱ダサさ」(宮崎)
・ジェンダー差とファッションの方向性の違い(c)
 →コントロールできない身体と自分自身のミスマッチを失くそうとする女性(c)
・自分探しが止まらずに沼にハマる人たちのアイコンとしてのファッション(c)

〇情報の中のファッション
・機能がはっきりしていて色々試せるからこそハマるメイク沼(永田)
・90年代は情報へのアクセス自体が特権(永田)
 →今は情報の中で何を選ぶか(永田)
・デパコスとプチプラコスメの二極化(ひらりさ)
・80年代的なオタク対新人類を取り巻く情報の枠が無くなった(c)
・記号が作用しない時代(斎藤)
 →記号としての消費研究から脳科学へ(c)

text by 千葉彩佳

〇Life関連アーカイブ

2017/04/23「春の「がんばり迷子」相談室」
https://www.tbsradio.jp/life/20170423/index.html

2012/08/26「"楽しくやろう"というけれど...」
https://www.tbsradio.jp/life/20120826/index.html

参考資料
最速でおしゃれに見せる方法ユニクロ9割で超速おしゃれ40歳までにオシャレになりたい!骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール幸服論――人生は服で簡単に変えられる「私」探しゲーム―欲望私民社会論 (ちくま学芸文庫)有閑階級の理論 増補新訂版 (講談社学術文庫)ユリイカ 2018年11月号 特集=K-POPスタディーズ ―BTS、TWICE、BLACKPINKから『PRODUCE101』まで...いま〈韓国音楽〉になにが起きているのか―


このパートでかけた曲
●BTS(防弾少年団) "Love Myself" (倉本さおりさん選曲)
Answer : Love Myself

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part6▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

速水健朗さん (撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part6(21:00)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇クローゼットは商品棚
・個人間売買が簡単になり、買った服をすぐ手放すように(リスナー)
 →購入時・使用中から売ることを考えた扱い(リスナー)
・1万円の服を買うときに「4千円で売れる」と考えるJK(塚越)
・実店舗での販売が厳しく(c)
・使い捨てのサイクルが加速(c)
 →ハイブランドを安く買える喜び(塚越)

〇「ここ」で買って欲しいもの
・サブスクリプションで大事なのがビッグデータ(速水)
・今の時代は「ネットで見てから店で買う」(速水)
 →ネットでの出会いをどう転がしていくか(速水)
・コーヒー豆をオンラインで売らなくなったスターバックス(速水)
 →実店舗に来てもらうきっかけ作り(速水)
・新しい会社の実店舗が伸びていくのでは(速水)
・何でもネットで買える時代の勝者は「ネットで買えないもの」を売る(c)
 →「リセールバリュー」と「自分のための課金」は別軸の価値づけ(c)
・BEAMSは店舗を増やさない方向(南馬越)

〇ワークマンに行く人々
・プライベートブランドを売らないと儲からないZOZOTOWN(速水)
 →ミリ単位でサイズが分かるZOZOSUITの失敗は機能的すぎたこと?(c)
 →Mサイズの幅にぎりぎり入っていたい(速水)
・ワークマンはいいぞ!(永田)
 →欲しいものは結局商品化されて流通している(永田)
・アウトドアが流行っていても高くて手が出なかった層が行く(永田)
・試してみたら「いいじゃん」となる店舗回り型の原型(c)
・ワークマンはアパレル業界のサイゼリヤ(永田)

〇自分のスタイル
・「オシャレしたいけどどうしたらいいのかわからない」に提案すべきもの(c)
・平均購買層の上昇、若い人にどうアクセスしていくか(南馬越)
 →サイトの中でコーディネートを紹介(南馬越)
・若い人にとってネットはスタイル探しの場でもある(c)
・次回は12/23

text by 千葉彩佳

〇Life関連アーカイブ
2017/08/27「Life貨幣論~お金について本気出して考えてみた」
https://www.tbsradio.jp/life/20170827life/index.html

2018/01/01「文化系大新年会2018」
https://www.tbsradio.jp/life/201801012018/index.html

参考資料
サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデルメルカリの達人!サブスクリプション・マーケティング――モノが売れない時代の顧客との関わり方世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part7(外伝1)▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

塚越健司さん(撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part7(外伝1)(34:31)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇ローカルの物語 
・「ここでしか買えない」に弱い(リスナー)
 →マインドが消費から応援に変わる瞬間(リスナー)
 →ブランド品を買うときとローカル品を買うときの物語の違い(リスナー)
・南馬越さん持ち込み、旭酒造の「獺祭スパークリング50」
 →東京のファッションウィークに獺祭が協賛(南馬越)
・クラフト系のブーム(c)
 →作家から直接コンタクトが来るのが良い(c)
・ユニクロはザ・資本主義(永田)
・一点物への課金(宮崎)
 →「洋服の並木」でモッズスーツを仕立てる(宮崎)
・デニムの街・倉敷で買うデニム(宮崎)

〇ようこそ手作り沼へ
・実はコートを自作するほどの手作り派(永田)
・可愛い布があったら何かを作りたくなる(c)
 →布もボタンも選びたい放題でサイズもぴったり(永田)
・日暮里のお店で見て同じものをネットで買う(永田)
・行きつく場所は布(宮崎)
・老いを感じたら和装になりたい(c)

〇バイヤーの目の付け所
・直感で見る(南馬越)
・素人が服を買うときに見るべきは?(塚越)
 →それこそ「可愛い」と思えれば(南馬越)
・型紙オタクなのでデザイナーの線画から想像して買う(永田)

〇最強のカスタマイズが行きつく場所
・かつて服を買う行為の権威は外側にあった(c)
 →今は自分に向いていく(c)
 →最高にカスタマイズされた手段は自分のために作る/作ってもらう(c)
・機械が客観的に計るのとの違い(c)
→好みに合わせてくれる(宮崎)
・ビッグデータ処理との違いは(塚越)
 →出来上がったもののプロセスに物語が入る(c)
・自分で試すことに物語がある化粧沼(塚越)
 →ZOZO SUITの失敗はコミュニケーションの無さ(c)
・パーフェクトなシャツが自力で量産できるようになるとつまらなく(永田)
 →ユニクロに行くと「私のしてきたことは?」と(永田)
 →産業とはそういうもの(c)

〇個性と情熱の世代論 ~矢沢あい論を添えて~
・若くて自分の時間があるときには自分のものを作りたい(c)
 →思い出される『ご近所物語』(c)
・「自分の世界をちゃんと持つ」ための手段が手作りしかなかった(c)
 →もう一度手作りに戻る理由は物語(c)
・自分のエゴと折り合っていく『ご近所物語』(宮崎)
 →その下の世代の『Paradise kiss』では折り合えない(宮崎)
 →向き合って折り合っていく『ご近所』と折り合いのつかない『パラキス』(c)
・個性に対して尖ることに、さらに上がいる『NANA』
・オザケンのファンコミュニティで下の世代に「何でそんなに熱いの?」と......(永田)
・トライアンドエラーを正しく踏める沼の入り方があるはず(塚越)
 →パッションを持つのが難しい時代にどう沼の入り方を構築するか(塚越)
・パッションの持ち方を提供することは出来るが(c)
 →「ファッションの民主化」は良かったのか(c)

text by 千葉彩佳

〇Life関連アーカイブ
2018/04/22「もはやオワコン?〜"恋愛"の平成史」
https://www.tbsradio.jp/life/20180422/index.html

2017/10/29「失われた時間を求めて~ワークとライフのはざまで」
https://www.tbsradio.jp/life/20171029/index.html

参考資料
ザ・ワンピース 篠原ともえのソーイングBOOK確実に稼げる minne ハンドメイド 副業入門はじめてでもかんたん、かわいい! ハンドメイド アクセサリー事典 140ご近所物語 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)Paradise kiss (1) (Feelコミックス)NANA (1)

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【音声配信】「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part8(外伝2)▽TBSラジオ「文化系トークラジオLife」2018年11月4日放送分▽鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

倉本さおりさん(撮影:ササキミチヨ)
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2018年11月4日
「平成スタイル~そしてみんなユニクロを着るようになった」Part8(外伝2)(50:59)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、永田夏来、南馬越一義、清田隆之、ひらりさ、倉本さおり、塚越健司、宮崎智之、斎藤哲也

〇資本主義のジレンマ
・「団塊ジュニア世代最後の社会奉仕」と服にはお金をかける(常見陽平さんメール)
・問題を抱えながらも突き進むグローバル企業(常見)
・誰かの労働に依存して幸せを買うしかない資本主義社会(c)
・トライアンドエラーの楽しみと売る側の辛さ(c)
 →労働環境は一概には言えない(南馬越)
・人の労働に依存して買う洋服の適正価格(c)
 →イベントで友人から買ったバッグ、売りたいから出す側も安く(永田)
・トートバッグは書評家の必需品(倉本)
 →海外のお洒落な本屋のトートバッグが最強(倉本)

〇価値はどこにあるか
・ソーシャルビジネスのはしり、マザーハウスの定期入れ(c)
 →途上国で作ったといえども適正価格を(c)
・資本主義が悪だと言いたい気持ちもわかる(塚越)
 →モノ消費からコト消費になると0円だったものがいくらででも売れる(塚越)
 →物語に消費者が乗れるか(塚越)
・需要が無いものを市場から退出させていいのか(c)
 →需要があったらどこもまでも挙げてもいいのか?(c)
・物語にお金を払いたい人の不合理さ(塚越)
 →モノが溢れる消費社会にどこにお金を注いで楽しむか?(塚越)
・無駄か否かは本人が決めるべき(c)
・消費社会に批判的な視点がない消費研究は無い(c)
 →消費批判が一周回って「消費批判」を消費しているか(c)
 →エシカル(倫理的消費)を打ち出す大手小売(南馬越)
・ハイブランドが大嫌いだったのに今年のGUCCIは大好き(永田)
 →ハイブランドが多様性やエシカルをメッセージに(c)
・情緒的価値、人の介在が大事(宮崎)
→何かに関してはエラーを出しながらハマってみたい(c)
・漫画版『浪費図鑑』の沼に落ちた人たちのぬるく楽しい連帯(塚越)
・エラーや揺り幅の情緒的価値(宮崎)

〇トライアンドエラーの心構え
・100点のレコメンドは出来ない(c)
 →エラー含みでやるには勇気がいる、その時の心構えは(c)
・年を取って枯れてきて大丈夫か?とは思う(塚越)
 →トライアンドエラーで続けていくだけ(塚越)
・正解があった90年代(永田)
 →正解の無い現代ではトライアンドエラーの意味が違う(永田)
・会社によるキャリア研修がないと人生を考えるタイミングが無い(c)
・ファッションの正解は?(宮崎)
 →昔は選択肢が少なく「流行ったからこれ」(南馬越)
・人生「あがり」の世代(塚越)
 →トライアンドエラーを止める、という憧れ(c)

〇エラーを抱えてやっていく
・人間的エラーが無いとAIに負ける(宮崎)
 →エラー無しには物語は生まれない(宮崎)
・身体のトライアンドエラーの積み重ね(清田)
 →さらに自分が見出したアンサーが更新されていく感覚(清田)
→デザイナーに服作りを続けてほしい気持ちでお金を払う(清田)
・相手のエラーを許容する(c)
 →自分の中で解像度が高まっていく(清田)
 →エラー込みで「アリ」の価値(c)
・批評をやる人は本を読むが「批評しか読まない人」がいる(倉本)
 →作品に触れなければ豊かさの根源は見えない(倉本)
 →「文化的雪かき」は時々辛いが搾取されている気持ちにならない(倉本)
・言葉の問題(c)
 →ユニクロ的資本主義の勝利と、沼にいてトライアンドエラーをする人々(c)
 →「失敗したくない」と「失敗含めて面白い」の溝を埋めるのが言葉(c)

text by 千葉彩佳


〇Life関連アーカイブ

2018/08/26「そのコトにプレミアム料金を払いますか? 〜課金化する社会のゆくえ」
https://www.tbsradio.jp/life/20180826/index.html

2011/06/26「グッときたレコメンド体験」
https://www.tbsradio.jp/life/20110626/index.html

参考資料
ユニクロ帝国の光と影 (文春文庫)自分思考 (講談社+α文庫)はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかたまんが浪費図鑑 (コミックス単行本)シン・浪費図鑑 (コミックス単行本)ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)

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