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2016/04/24「いま”大学のコストパフォーマンス”を考える」 アーカイブ


2016年04月24日Part0(予告編)「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

life201604_610_343.png

「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Part0(予告編)

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今月4月24日(日)のタイトルは

「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

本編の出演:鈴木謙介、速水健朗、白石昌則(生協の白石さん)、トミヤマユキコ、常見陽平、西森路代、倉本さおり、斎藤哲也、矢野利裕、宮崎智之ほか

予告編の出演:鈴木謙介、速水健朗、西森路代、斎藤哲也、倉本さおり、宮崎智之、長谷川裕P(黒幕)

04月24日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~4:00)

ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。

Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf

※ツイキャスでも中継します→ http://twitcasting.tv/life954

※今回からストリーミング中継はありませんので、インターネットでお聴きの方は上記のいずれかをご利用ください。

===

charlieです。

大学教員をやっていると、新入生に対して「大学で学ぶことの価値とは」みたいなことを言いたくなるわけですが、近年になるほどそれが難しくなっているように思います。

仕送り額が減り、親元を離れて大学に通うことが難しくなる一方で学費は高止まりしており、また昔のように授業に出なくても単位が取れるという時代ではないので勉強時間は長くなっています。それに加えてアルバイト先も「学生だから暇だろう」とばかりに出勤を要求してくる。お金はないから働かないといけないので、出勤すると授業には出られない。正直、大学に通うことの負荷は上がっているのに、それに見合うものを「大学」が提供できているだろうか? と自問してしまいます。

一昨年くらいから続いている国立大学の見直しは「文系学部廃止」というセンセーショナルな切り口で注目を集めましたが、そこには「人口が減少する中で、国立大学は減らす方がよいのではないか」「職業に求められる能力が上がっているのだから、教育内容も見直すべきではないか」「日本の大学のランキングが低下しているのは問題だ」といった複数の意図が絡んでいて、しかもそれぞれが本当にひとつの大学改革で改善されるものなのかどうかも分からないという状況があります。

それにも関わらずこの問題がいろんな議論を呼ぶのは、「大学(教育)なんて生きていく上で必要ない」というぼんやりとした感覚があるからでしょう。

要するに大学というものの「コストパフォーマンス(コスパ)」が、個人にとっても社会にとっても悪くなっているということなのだと思います。僕自身は「コスパで大学を測ること自体がナンセンスだ!」という意見には共感しますが、本と机があれば勉強できた時代ではないのも事実。パソコンを整備し、ネットワークから検索できるデータベースの利用料金を払うだけで億単位のお金がかかるという現実もあるわけです。それならむしろ「大学に行かなくても生きていけるように職業訓練を充実させる」方が大事かもしれません。

もちろん、大学には「仕事に向けて学生を送り出す」以外にも、日本ではまだ少ないですが「仕事をする中でより専門的に追求したくなったことを学び直す」といった役割もありますし、さらに立地しているだけでも雇用や消費を地域に生むという機能があります。以前の放送で津田大介さんがクライストチャーチ地震の話題に触れて、「地元の大学生が震災復興に役立ったことで、地域での見え方も変わった」といった話をされていましたが、地域と連携する大学の意味というものも考えるべきでしょう。

というわけで今回のLifeでは、そんな「大学のコスパ」が問われる時代に「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」というテーマでお届けします。

リスナーの皆様からも、「あなたが今18歳だとしたら、どんな大学なら行きたいと思いますか?」というお題でメールを募集。

全部ネットで授業を受けられる大学とか、全寮制で寮費も無料の大学とか、あるいは具体的な大学名でも構いません。また「昔の大学の雰囲気が好きだったから、いまの変化は残念」という意見から「進学しなかった自分にとっては、大学の研究なんてお金持ちの道楽でやってて欲しい」という意見まで、いろんな立場からのメールをお待ちしています。

メールアドレスは life@tbs.co.jp

ぜひお早めにお願いします!

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2016年04月24日Part1「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
Life954_charlie_20160424.JPG
       charlie(鈴木謙介)

「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr1

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◯charlieのOPトーク
・4つ打ちロックの次の流行りを見に月1でライブハウスへ(charlie)
 →PELICAN FANCLUB、SHE'S、Halo at 四畳半(charlie)
・歌詞の世界観から感じるBUMP OF CHICKENの影響(charlie)

◯出演者それぞれの「大学」
・大学進学する人が抱えている課題を目の当たりにする(charlie)
・これから大学行く人に胸張って「大学いけよ!」と言いづらい感覚(charlie)
・大学に期待するものへの振れ幅の大きさ(charlie)
・大学のコスパ(charlie)
 →払った分だけ何かが返ってくる、その返ってくる分がいいものか(charlie)
・医学部教育主眼は医師養成、1〜2年時の一般教養(メール)
 →他人の苦しみ楽しみを理解、多様性あっての人間社会だと知る必要(メール)
 →漠然とした知識がもたらす思考能力(メール)
・『大学図鑑』(年度版)出版に関わっている(斎藤)
 →大学広報は一切通さずスタッフが大学に行って直接学生に聞く(斎藤)
・1年ぶりの登場、若き老害常見陽平さん登場
 →2012年に大学院に入り直し、1年前に千葉商科大学専任講師に(常見)
・行きたかったところに行けなかったからこそ考えた(西森)
 →道を選ぶことに自覚的になったからこその価値(charlie)
・「速水健朗 大学」で検索候補がでるGoogle検索(速水)
・大学は6年間通ったがほとんど行かずに出版社でアルバイト(速水)
・ライター、早稲田大学非常勤講師のトミヤマユキコさん登場
 →大学非常勤講師として5つの大学9コマ担当している者として(トミヤマ)
・「生協の白石さん」こと、白石昌則さん登場(現在は法政大学生協)(白石)
・試験期間になると「単位くれ」のお便り、それからの単位パン販売(白石)
・大学にある特殊な仕組み「生協」(生協がない大学もあります)(白石)
・倉本さおりさん、宮崎智之さん、矢野利裕さんも登場
・「Lifeは収録ではありません、朝の4時まで生放送です」(charlie)
・海外の理系設備が整ったリベラルアーツ・カレッジに行きたい(メール)
・授業、今が厳しいのではなく昔がゆるすぎたのでは(メール)
 →学生の関心は就活や奨学金選抜に向けていい成績を取ること(メール)
・好きなことを追求する「ガチ」か、就活話題作りの「ガチ」(メール)
・大学の蛸壺化、コミュニティがバラバラ(charlie)
・校舎が別れる傾向(斎藤)
・属しているトライブ(部族)による見え方の違い(charlie)
 →情弱なトライブにいると情報遅延が起こる(charlie)
・生徒の規模が大きく大学が土地を確保できないと学部ごとのビル校舎に(トミヤマ)
 →他学部との交流ができるのはサークルに入っている子だけ(トミヤマ)
・少人数教育における生徒と教員の距離問題(常見)
・学問そのものへの愛はなく、人が好きで大学に入学(トミヤマ)
 →そういう大学の選び方もありと思える1曲(トミヤマ)

             text by Life助手;新井亜主美

◯Lifeアーカイブ
2013/10/27「勉強し続ける社会」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20131027/index.html

2009/07/26「バンドやろうぜ」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20090726/index.html

◯参考URL
連載「大学デビューの落とし穴」清田隆之/桃山商事・トミヤマユキコ
http://news.mynavi.jp/series/daigakudebut/menu.html

「生協の白石さんに、「単位パン」についてお話を伺いました!」
(放送中に言及された「単位パン」について)
http://www.univcoop.or.jp/service/develop/dev201501a.html

参考資料↓

このパートでかけた曲
●Halo at 四畳半 "春が終わる前に"(charlie選曲)
●RCサクセション "僕が好きな先生"(トミヤマユキコさん選曲)


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2016年04月24日Part2「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
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   白石昌則さん(生協の白石さん)     トミヤマユキコさん      

「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr2

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◯大学の昔と今を比較
・仏教系大学にいって出家したい(メール)
・メディアに出ている先生がいる大学に行きたい(メール)
・「好きな人がいる大学」をもっと意識していればよかった(西森)
 →ミーハーでもいいから、何ができるかの興味をもつこと(西森)
・90年代半ば〜後半の大学と今の大学を比較(charlie)
 →大学という昔ながらの場所が制度的にも残っていた最後の時代(charlie)
 →2000年代の大学改革、一般教養の廃止、大学院重点化政策(charlie)
 →不況が続き「就活に苦労するひとたち」イメージ(charlie)
・1994年に大学生協へ就職(白石)
・背伸びをして自分をよく見せようとしていた(白石)
 →今の学生さん達は多様性が認められたから無理をしない(白石)
・リア充かどうかを気にする、はみだせないコミュニケーション(charlie)
・学生に「自分達の世代をどう思われていると思うか」聞くと...(白石)
 →「コミュ下手」「草食」「女子より」などの否定的な言葉(白石)
 →自分達も新人類と呼ばれるのが嫌だった、根本はかわらないのかも(白石)
・就職の空気の変化、イベント化ゲーム化(常見)
・早稲田・慶應の顧問サークルでフリーペーパーを作って配布(常見)
 →学生が皆食いつけるネタは就活しかない(常見)
・就活以外でぼくらは手をつなげる話題はあったのだろうか(常見)
 →今はトライブを超えて届けるネタがない(charlie)
・就活と共犯である大学(常見)
・コミュニケーション、メディアを作りたがる学生(トミヤマ・charlie)
 →経験は就活で大人に認められ、内容は学内で話題になりたい(トミヤマ)
・昔はメディア=フリーペーパー、今はウェブメディア(常見)
 →しくじったときの炎上リスク(トミヤマ)
・学部数の変化、学部の種類1949年49、2015年464(斎藤)
・学部が増えたカラクリ(charlie)
 →早稲田文学部と文化構想学部(文構)(トミヤマ)
・早稲田文構の面白い人が集まるとか高校生の時に知ってないとだめ?(西森)
・80年代、内実は知らなくても大学はブランド(速水)
・入試の多様化における入学者の多様化(常見)

◯進路指導の変化
・国公立行かない選択肢が最初からない、浪人率減少(charlie・斎藤)
・2008年、憧れ校からチャレンジ校への変化(常見)
 →チャレンジして受かる大学の最高峰が明治大学(常見)
・大学進路率の頭打ちと、専門学校進学率の上昇(charlie)
・偏差値を信用しなくなってきている学生(常見)
・大学生協の学生委員会(白石)
 →ぱっと見クールだが、後輩への引き継ぎを熱くパスする学生(白石)
 →学生たちは我々が思っているほどクールではない(白石)
・プリンス死去のニュース(白石)
 →「朝プリ」と呼ばれた学生時代(白石)

             text by Life助手;新井亜主美


◯Lifeアーカイブ

2009/02/15「~『就活』で何を学ぶか~」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20080215/index.html

2012/06/24「ソーシャル時代の"世間"考」アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20120624/index.html


○参考URL

聞いてみた!スマホ世代の若者たちの、リアルなスマホライフ【前編】
(関西学院大社会学部・鈴木謙介ゼミ×電通スマプラ)
http://dentsu-ho.com/articles/3484

「2015年関東志願度1位は明治大学に!
東海・関西は増税の影響で国公立志向高まる」(マイナビニュース)
http://news.mynavi.jp/articles/2015/07/18/shingakusouken/

このパートでかけた曲
●Prince "Play In The Sunshine"(白石昌則さん選曲)

参考資料↓

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2016年04月24日Part3「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
Life954_tsunemi_20160424.jpg Life954_kuramoto_20160224.jpg
    常見陽平さん      倉本さおりさん

「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr3

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◯様々な「大学広報」
・大学生という肩書をつかって世の中のリアルを垣間見えた(メール)
・18歳人口の奪い合いをしている限り消耗戦(charlie)
 →とはいえ18歳人口取りに行くほうがパイとして大きい(charlie)
・メディアが取り上げやすい派手な話題、隠れてしまうアカデミックな話題(メール)
・教育の部分で他大学と差をつける(メール)
 →保護者が納得できるわかりやすいカリキュラムと資格取得率、進路(メール)
 →現場と中の意識のギャップが改善できない大学から淘汰されていく(メール)
・大学広報、聞きたい側と言いたい側の意識の違い(charlie)
 →明治大学OBインタビュー掲載冊子、学生向けより保護者向け(宮崎)
 →グローバルを作る側をしたがる大学広報(倉本)
・世界文学と日本文学における「大学」(倉本)
 →日本文学における舞台としては狭いモラトリアム期間になりがち(倉本)
・高校生からよく聞く「付加価値自分につけたい」(矢野)
 →友達で「いい大学生活送りそう」なのは資格取得に邁進している奴(矢野)
・情報がほしい学生たち、サークルの人間関係ネットワーク(矢野)
 →「プライベートな情報で就活をいい感じにやっていく人」(矢野)
・口コミの力が強い、逆手に取ればオフィシャル情報が足りない?(charlie)
・レベル真ん中くらいのひとに役に立つ、キャリアセンターの役割(常見)
 →オフィシャルな情報であるがゆえの情報遅延(常見)
・「就活対策本の更新がされていない」問題(常見)
・オープンキャンパスの学祭化と学祭の衰退(charlie)
・大学を雰囲気で選びたい層と、勉強や研究に専念して欲しい親(charlie)
・大学広報における本音と建前のズレ(常見)
・「世界で働く、世界と働く、世界をもてなす。」(CUC国際教養学部)(常見)
・オウンドメディア化する早稲田HP(宮崎)
・大学パンフレットに出てくる子はものすごく優秀な子(斎藤)
 →キラキラ広報問題、大学を受ける方も気持ちを上げたい(charlie)
・東大生が読んでいる本ランキング(倉本)
・大学生協ブックランキングはHPに掲載(白石)
→早稲田で就活の本が1位でも京都大学は京都大学の先生の本が1位に(白石)
・大学生協書籍コーナーの棚(charlie)
 →法政大学小金井キャンパス生協では中央線ラーメン本(白石)
・東大本郷キャンパス、近辺のジャンプが夜までに売り切れる(倉本)
・早稲田と慶應の生協Twitterがワンピース最新刊売上早慶戦(常見)
・東大生が本当におすすめしたい本、ラノベをゴリ押しで熱が高い(倉本)
・2009年に学生を応援するためにつくった、大学生活を応援する曲(常見)

             text by Life助手;新井亜主美


◯Lifeアーカイブ

2011/02/27「ふぞろいのグローバル化」アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20110227/index.html

2008/11/30「第2ロスジェネ?~新・就職氷河期の生き方」アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20081130/index.html

◯参考URL

近畿大学オープンキャンパス2016特設サイト
http://kindai.jp/events/opencampus_sp.html

Book Best 10(全国大学生活協同組合連合会HPより)
(放送中に白石さんが言及されていた大学生協におけるブックランキング)
http://www.univcoop.or.jp/fresh/book/best10/

参考資料↓

このパートでかけた曲
・OLIVE「オトナストーリー」 (常見陽平さん選曲)

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2016年04月24日Part4「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
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     宮崎智之さん&矢野利裕さん

「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr4

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◯プロセスか、結果か
・自己啓発的スピーチを書きたがる部員たち(メール)
・大学に望む、ほどほどの放置プレイ(メール)
・今の大学生は「正直大学生にもなって」と言えるほど...?(charlie)
・クラス、ホームルームがある大学一年生(常見)
 →昔の価値観で「大学生にもなって」はやめたほうがいい(常見)
・きっかけを失うことで孤立するリスクは今のほうが高い(charlie)
・「セーフティ私大」問題(矢野)
・背中を押されないと学問が出来ない学生が大学に入ってる現状(矢野)
 →「大学だから淘汰されればいいじゃないか」という立場も(矢野)
・平均の終焉、両端の山が大きく、真ん中の人が少ない二極化(charlie)
 →平均に合わせるとガチ勢にはぬるく下位層には難しく(charlie)
・学費の問題(斎藤)
・今の国立大学授業料、年間53万5000円(斎藤)
 →1950年3600円、物価換算で3万円ほど(斎藤)
 →2031年度試算で93万円(charlie)
 →「奨学金を返せる仕事につかないと」になってしまう(宮崎・斎藤)
・アメリカにおけるコミュニティカレッジ奨学金問題(charlie)
・奨学金をもらってでもブラックバイトしてでもなぜ大学に?(常見)
 →大卒が高卒より高い収入の仕事につく可能性は高い(charlie)
・大学生はプロセスと結果、どちらにお金を払っているのか(常見)
・教育は買う前に価値がわからないから教育(charlie)
・早い段階でプロセスか結果か考えて進路指導しないと(charlie)
・結果示す人、プロセスに集中する人(charlie)
 →入学段階で混ぜないほうがいいのでは(charlie)
・学生が大学にモラトリアム含めどういう期待を持っているか(charlie)
・大学生活内で将来を思い直す意義(白石)
・ビジョンがなく博士課程中退のちフリーランス(メール)
 →大学では多くのきっかけに満ちている(メール)
・「大学は人間関係でまわっていく」(『ゼミ入門』より)(charlie)
・受動的に勉強することになれてしまった優等生(charlie)
・大学ミッションの再定義(charlie)
・大学にはつっけんどんになってほしい(矢野)
・蓮實重彦が東大総長になったときの話「結果と過程が一体化」(矢野)
・やりたくなくてもやらなければならない勉強から得られる出会い(charlie)
・大学と学生だけじゃなくて、世の中と教育をとりまく環境の変化(charlie)
・仲間に出会えるような大学に行きたかった、そのイメージで選曲(宮崎)

             text by Life助手;新井亜主美


◯Lifeアーカイブ

2007/03/17 「教養」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20070317/index.html

2012/08/26「"楽しくやろう"というけれど...」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20120826/index.html


◯参考URL

国立大学と私立大学の授業料等の推移(文部科学省HPより)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm

参考資料↓

このパートでかけた曲
●ガロ "学生街の喫茶店" (宮崎智之さん選曲)

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2016年04月24日Part5「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
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    速水健朗さん&斎藤哲也さん

「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr5

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◯大学のこれから
・かつて東京都立大学B類(夜間部)に在籍(メール)
 →年々着実に値上げされる学費(メール)
・海猫沢めろん先生からのメール
 →東京を離れ4日目に熊本で被災(海猫沢)
・大学受験してない。「大卒=サラリーマン」という印象(海猫沢)
 →90年代後半京都大学ミステリー研究会に入りたかった(海猫沢)
・『畳地獄』というゲームつくりました(海猫沢)
・Lifeイベント、5/22にB&Bで開催。めろん先生プロデュース(斎藤)
 →めろん先生の『明日、機械がヒトになる ルポ最新科学』関連(斎藤)
・世の中の変化に大学は本当についていっているのか(charlie)
・教育と人材育成の違い(常見)
 →大学は、国家ではなく社会のためにあると思いたい(常見)
・学費は親が出す、という背景がもたらす影響(charlie)
・生き残る仕事が明確。サイエンティストの才能を持つ理系(charlie)
 →機械ができない人間的なコミュニケーション、コンサル(charlie)
・スペシャリスト大学。専門をつきつめて応用が効くタイプ(charlie)
 →ジェネラリスト大学。多様性にどれだけ配慮できるか(charlie)
・1対1で授業。発達障害など目に見えない障害に優しい大学(メール)
・様々な障害、それに配慮する設計を学生自身が行う(charlie)
 →今まで考えなかったことを考える。受け入れる側の出会い(charlie)
・スペシャリスト大学とジェネラリスト大学のバランス(charlie)
・多様性を考えた時にネックになるのが成績格差(charlie)
・長期スパンで考え、結果的にどこまで手を差し伸べるか悩む(矢野)
・理論的教養と理論が重なる部分がある。そこが教育の面白さ(矢野)
・生協の理念。学生と教職員が便利なように様々なものを調達(白石)
 →利害抜きの関係は、学生生活最後の大学まで(白石)
・charlieが言う大学区分けは良いと思うが本当に可能か?(斎藤)
 →大学における正規雇用と非正規雇用の差(斎藤)
・非常勤に行かない萌芽が儲かるが、専任になると学務が増える(常見)
・今は変化へのタイミング。2018年問題(18歳人口の取り合い)(charlie)
・大学の危機は何年も言われているが大学はつぶれてない(常見)
・Bランク以下私立の選び方がシビアに(charlie)
・地方の国公立かそれ以外かの選択肢(charlie)
・学生からの「大学を良くしよう」に教員は弱い(charlie)
・学生にとって先生が非常勤か常勤かは関係ない(常見)
・ハーバード大学。学生が授業にポイント入れるビディング制度(charlie)
・日々の模索が楽しい、教員は学生の応援団であってなんぼ(常見)
 →エントリーシートや面接では語り尽くせぬ学生生活のための応援団(常見)
・次回放送は6/26深夜25時から(charlie)


             text by Life助手;新井亜主美

◯参考URL

『双六丸忍法帖 畳地獄』RAMCLEAR ゲームマーケット2016春出展
(海猫沢めろん先生とツムキキョウさんプロデュースゲーム)
http://goo.gl/1WkPaB

ハーバードを白熱教室にする「超競争原理」(東洋経済オンライン)
(放送中にcharlieが言及したハーバード大学授業システムについて)
http://toyokeizai.net/articles/-/103738

「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」
(常見陽平さんのブログ)
http://www.yo-hey.com/archives/55504513.html


◯Lifeアーカイブ

2015/06/28「いまヤバい!人文社会系」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20150622/index.html

2013/01/27「友だちの作り方」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20130127/index.html


参考資料↓

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2016年04月24日Part6(外伝1)「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
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「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr6(外伝1)

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◯大学立地のブランド
・エナジードリンクにすぐとびつく学生(charlie)
・大学で学べることのひとつ、お酒(charlie)
 →学生がコミュニティ的に自然に学んでいたもの(charlie)
・大学生における麻雀文化の衰退(charlie)
・今の大学における部室の雰囲気(charlie)
・学生が自由に集まれる「マルチユースホール」(白石)
・コミュニティルームの設計と実情(charlie)
 →コミュニティと言われた瞬間に物欲しげに(速水) 
 →自発的に生まれるものを自発的に生んで、といわれてもできない(charlie)
・過去、酒・煙草・麻雀で成り立ったコミュニティ形成(charlie)
・オフィスも同フロアに入る一体感、パーティションの撤去(速水)
 →大学キャンパス立地イメージ、郊外型から都心型へ(速水)
・地方と都心における大学立地に求めているものの違い(charlie)
 →立命館大学総合心理学部の大阪いばらきキャンパス(charlie)
 →「通学しやすさ」が1つのブランドに(charlie)
・都心キャンパスの良さは東京外から来る人にはメリットない(charlie)
・大学キャンパス内のレストラン・学食(速水・charlie)
 →近隣住民の利用(利用できない大学もある)(速水・倉本)

◯大学の校風、学生同士の繋がり
・学風・校風と入学する学生の相性(斎藤)
 →農工大生協の「ひとことカード」を投稿する学生(白石)
 →他人を揶揄しない校風、農工大でなければできなかった仕上がり(白石)
・外部的にコントロール可能な校風、立地で自然に生まれる校風(charlie)
 →校風から広報へ(速水)
・コミュニティやトライブに所属してないことの今昔で違い(西森)
・対話型の授業やゼミの増加(charlie)
 →コミュニケーション能力高い人がその場を仕切る(charlie)
・大学生におけるSNSの役割(宮崎)
・ハロウィンで集まる人の傾向、開放的か閉鎖的か、積極的か消極的か(charlie)
 →女の子は開放的で積極的な子、男の子は閉鎖的で積極的な子(charlie)
・一切動かないグループワークメンバーのLINEグループ(charlie)
 →SNSで何でも知り合える今(charlie)
 →知り合いから内輪になるまでの時間が長くなる(charlie)
・入学する前からTwitterで繋がる学生(トミヤマ)
 →情報戦ができなかった子の悲劇(トミヤマ)
・「うちら」になりたくてなれない系(charlie)
 →声をかけるおせっかいさんがいない(charlie)
・大学生協の学生委員会が開催する新入生ガイダンス(白石)
 →生協が果たすべき役割の1つ(白石)

                                             text by Life助手;新井亜主美


◯Lifeアーカイブ

2011/11/27「ゲームと社会設計」
(米光一成、濱野智史、井上明人、神里達博ほか) アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20111127/index.html

2009/04/26 「先輩・後輩のリアル」(吉田アミほか) アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20090426/index.html

2009/11/22 「Twitterはじめました」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20091122_twitter/index.html


参考資料↓

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2016年04月24日Part7(外伝2)「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

撮影:ササキミチヨ
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「いま『大学のコストパフォーマンス』を考える」Patr7(外伝2)

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◯大学非正規雇用における働き方
・大学教務助手の宮原ジェフリーさん登場
・過去の国公立大助手は仕事を覚えるための丁稚奉公職(charlie)
 →現在は先生の仕事も理解している助手(charlie)
・33歳非正規雇用、新卒女性たちと一緒に勤務(宮原)
・日本の教育は非正規雇用に多くを依存(charlie)
・先の保証がない現在の大学院生やポストドクター(charlie)
 →暗黙の将来の約束があった時代の助手はメンバーシップ型の働き方(charlie)
 →将来の約束がない現在の院生はジョブ型の働き方(charlie)
・メンバーシップの働き方で院生が作っていた繋がり(charlie)
 →ジョブ型の働き方で切れてしまう関係性(charlie)
・先生方がコンプライアンスに厳しく、働き方には満足(宮原)
・先の保証がない助手を3年経験(トミヤマ)
 →メンバーシップ型な働きで非常勤のコマをゲット(トミヤマ)
 →コマをもらえば、非常勤の立場で冒険した授業ができる(トミヤマ)
 →学生にとって面白いを授業していけば、居場所ができる(トミヤマ)
・システムに絶望してジョブ型で働いても何も生まれない(トミヤマ)
・不透明な大学の雇用(charlie)
・非正規がジョブ型であること前提に動いてパンクする先生たち(矢野)
・継承の面でメンバーシップ的働き方を求める人もいる(矢野)
 →ある種の不透明性が成立させてきたなにか(矢野)
・大学生協が取り扱う海外留学や運転免許取得など(白石)
 →一番の敵は「面倒くさい」。それを払拭するための広報(白石)
・35歳手前で考える勉強の機会(charlie)
 →モラトリアムを買い直すときにコスパが問われる(charlie)
 →社会人の学び直す機会におけるニーズの勘違い(斎藤)
・放課後自主的勉強会やゼミを実施して既成事実化(charlie)
 →「あかん」とおもったらいつでもやめられる(charlie)
・自分の時代は多数対教員。パーソナルな影響を受けない(メール)
・学生が生協に接するときは「弛緩」のとき(白石)
 →ガス抜きの機会に居合わせて飲みに行くことも(白石)
・大教室の授業では先生捕まえられない(トミヤマ)
 →ゼミ演習の人数が少なく先生に直接質問できる(トミヤマ)
・助手の仕事も人間として学生と付き合う(トミヤマ)
 →それも学費に含まれていると考えるから(トミヤマ)
・親身にコミュニケーションする先生になりたいわけではない(charlie)
 →大学に憧れてほしい、憧れないとはじまらない(charlie)
・18歳のときにもっと考えて大学に入ればよかった(速水・西森)

             text by Life助手;新井亜主美


◯Lifeアーカイブ

2012/03/25「理想の職場」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20120325/index.html

2007/02/25 「大人になるということ」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20070225/index.html

参考資料↓


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2016年04月24日(放送後記動画)「いま"大学のコストパフォーマンス"を考える」

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