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2015/12/27「文化系大忘年会2015」 アーカイブ


2015年12月27日Part0(予告編)「文化系大忘年会2015」

バナーデザイン:しばたなほ
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今月のLifeは

「文化系大忘年会2015」


「文化系大忘年会2015」予告編

※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

12月27日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~4:00)

出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、津田大介、西森路代、海猫沢めろん、塚越健司、永田夏来、柳瀬博一、斎藤哲也ほか

予告編の出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、海猫沢めろん、西森路代、斎藤哲也、長谷川裕P(黒幕)

ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。

Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf

※ツイキャスでも中継します→ http://twitcasting.tv/life954

=====

charlieです

2015年は色んな意味での「節目」だったと振り返られる年になるのではないか、と感じています。

21世紀に入り、じわじわと日本を追い抜いていった新興国経済と、家電メーカーを中心とした製造業での不振。円安誘導にもかかわらず、世界の流通は中国の契機に連動して動く要素が大きくなっていて、必ずしも輸出が伸びるわけではない。一方で、その円安と政策的な規制緩和を背景に「爆買い」目的の観光客が急伸し、店舗や公共施設での多言語対応を進めるところが増えました。2020年のオリンピックに向けて、もしかすると日本は本格的に「ものづくり」から「サービス」の国に変わっていくのかもしれません。

他方でそのオリンピックでは、エンブレムや競技場をめぐって大きなごたごたが続きました。実は世界的には、こうした公共的なデザインに関わる市民参加と、それによって市民アイデンティティを形成していく流れが注目をされています。そうしたトレンドに対して、旧来型の密室的・利権誘導的・権威的だと見られかねない決定プロセスがもつ問題が顕になった年だったのではないかと思います。

ただ見方を変えれば、エンブレム問題のほかにも異物混入問題や芸人さんの炎上問題、企業CMの相次ぐ炎上などなど、「ネットではちょっとしたことや、デマをきっかけとするものでさえも炎上する」という状態に陥ったのも今年の特徴だったと思います。昨年から「ソーシャルメディアはもうピークアウトする」という主張を続けているのですが、利用者側としては「ソーシャルメディアでの発信は、そこで出会えるものよりもリスクのほうが大きい」と受け止められているように思います。周囲を見ているだけの直感的な判断としては、もはやLINEとカメラがあればそれでいい、という若い人が目立つこともあって、なんだかスマホ登場直前のガラケーのような、ICT業界全体での頭打ち感があるように思います。

「いままで」がある種の閉塞感とともに振り返られるものだとすると、今年は「これから」その閉塞感を打破するかもしれない新しい動きと、それにどう対応するかを考えなくてはいけない、そんな一年でもありました。SEALDSの若者たちが上げた声に大人はどう応えるのか、ビジネスへの展開も期待されるドローンの適切な規制とは、人工知能やロボット技術はどこまで人を幸せにするのか、などなど、これから考えるべき問題があちこちで出てきたように思います。

とまあ世相的な振り返りをしてみましたが、もちろん文化、サブカルチャーの分野でも色んなことが起こりました。音楽・動画の定額制サービスのスタートだとか4Dシアターのようなものもありましたし、ハロゥインのコスプレが定着する一方で東京ディズニーリゾートではコスプレでの入場が禁止になりましたし、そういえばセルフィースティックもあちこちで禁止になりました。「ラブライブ!」や「アイドルマスター」など、ゲームとアニメーションで二次元アイドルが大当たりしている一方、「2.5次元」と呼ばれる、生身の俳優が二次元の作品を原作とする舞台で活躍し、ファンの規模が拡大しています。

他にも語るべきことはたくさんあると思うのですが、そんな一年を振り返るための毎年恒例企画「文化系大忘年会2015」が今回のLifeのテーマです。

リスナーの皆様からも、「今年あなたの印象に残った文化系トピックを教えて下さい」というテーマでメールを募集します。本や映画や音楽などの作品、サービス、社会/文化現象、出来事、事件などなど、あなたの印象に残った文化系トピックをぜひお寄せください。

メールアドレスは life@tbs.co.jp

メールはぜひお早めにお願いします!


※参考

「BIZCOLI」(ビズコリ、BIZ COMMUNICATION LIBRARY)
 http://www.bizcoli.jp/


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2015年12月27日Part1「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
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           ↑charlie(鈴木謙介)

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            ↑津田大介さん


「文化系大忘年会2015」Part1

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◯毎年恒例charlieの1人ユニットDeep Breath Project新曲発表
・インストで流れているOP、9年かかってやっと今年歌詞を書けた(charlie)
・出会いと別れについて考えた1年(charlie)
 →「お互いにずっと一緒にいられないなら、何のために出会った?」(charlie)
 →出会いの価値とは(charlie)

◯2015年、出演者それぞれの文化的トピック
・(新曲発表を終えて)「伝わるべき人に伝わればいいなと思っています」(charlie)
・景気回復の大事さ、景気に無関心な若者増加への不安(メール)
 →景気回復の一方で、恩恵を受けるのが後まわしになる層の話題(charlie)
・『緊縛男子』写真集発売されためろん先生(海猫沢・charlie)
 →『ディスクロニアの鳩時計』ゲンロンより電子書籍で発売中(海猫沢)
・映画の興行収入が好調、映画は不景気に強い(松谷)
・映画状況、映像をとりまく状況の変化(松谷)
・放送開始20秒前に席へ滑りこんだ津田大介さん
 →「Melody、すごく、いい曲でした!」(津田)
 →「各方面へ配慮するcharlieらしい曲」(津田)
・市場のイケメン需要増加を感じる時期(西森)
 →年間120万人動員するコンテンツでもブロック化(西森・charlie)
・来年、都市論の本を出す予定(速水)
 →ネット時代にネットじゃないものが浮いてきている(charlie)
・『おそ松さん』に見るリバイズドの話題性(永田)
・斎藤哲也さん、塚越健司さん、柳瀬博一さん、宮崎智之さんも参加

◯1つめのテーマ「リアルのゆくえ」
・スマホゲームの淘汰とコンシューマーゲームの回帰(メール)
・スマホゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」「ラブライブ」(charlie)
・コンシューマーゲーム(charlie)
 →「Splatoon(スプラトゥーン)」「スーパーマリオメーカー」(charlie)
・今年一番ハマったゲーム『CODE OF JOKER』(海猫沢)
 →TCG(トレーディングカードゲーム)をアーケードゲームに(海猫沢)
・『ガンダムクロスウォー』(海猫沢)
 →「実カード+アプリ」という形態のTCG(海猫沢)
 →『アイカツ!』など...物理的なモノをつかった2次元ゲームの出現(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

charlieの1人ユニット「Deep Breath Project」音源ページ
https://soundcloud.com/deepbreathproject

「アトラクション化する映画館――『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の大ヒットから考える映画の未来」Yahoo!ニュース個人 松谷創一郎さん
http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20151223-00052718/

『おそ松さん』第1話DVD未収録のお知らせ
http://osomatsusan.com/news/detail.php?id=1028391

『銀鍵のアルカディアトライブ』重要なお知らせ
https://gintora-tcg.com/news/detail/20151207/925/

○Life関連アーカイヴ  

2014/12/28「文化系大忘年会2014」
http://www.tbsradio.jp/life/201412282014/

2014/10/26「フィジカルの逆襲」
(海猫沢めろん先生、以前もCODE OF JOKERのお話をしていました)
http://www.tbsradio.jp/life/20141026/

参考資料&選曲↓

●Deep Breath Project "メロディ"(charlie選曲)
 ※charlieのオリジナル曲

●SCOOBIE DO "アウェイ"(海猫沢めろんさん選曲)

BGM↓
●Benny Sings "My Favourite Game"
●Eztv "Bury Your Heart"
●fox capture plan "the last story of the myth"
●Kendrick Lamar "King Kunta"
●I Am Robot And Proud "Kira Kira Zig Zag"
●Young Gun Silver Fox "You Can Feel It"
●Mac DeMarco "Another One"
●CFCF "Our World"
●Yo La Tengo "Friday I'm In Love"

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2015年12月27日Part2「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
PC280263.JPG
            ↑西森路代さん

PC280276.JPG
           ↑Life助手新井亜主美さん


「文化系大忘年会2015」Part2

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◯「リアルの行方」と2.5次元舞台
・2015年キーワードその1「リアルの行方」(charlie)
 →2次元と3次元のコンテンツ融合(charlie)
・ミュージカル「テニスの王子様」(通称テニミュ)はどういうもの?(charlie)
 →観劇して、頑張っている男の子の雰囲気を感じ取りに行く(Life助手新井)
 →舞台は生きている、役者がラケットを振った時の風を感じる(新井)
 →ストーリーはあるが、観劇していると「今日は勝てそう」な気持ちに(新井)
・インバウンドのための2.5次元ミュージカル協会(西森)
 →原作ごとに舞台の作りを変える(西森)
 →最初は原作ファンの反発が合っても最後は成功(西森)
・オンラインゲーム「刀剣乱舞」と刀に興味を持つ刀剣女子(charlie)
 →最初は嫌儲するファンも、最後は愛で許す(charlie)
 →ファンは何をきっかけに「これもアリ」となるの?(charlie)
・昔のアングラ劇団、ハイレグジーザスの演出家(西森)
 →2.5次元舞台の演出に参入(西森)
・入り口は様々だが、舞台としての演出がすごいから満足してハマる(西森)
 →似たような状況はBABYMETAL(津田)

◯体感型4Dシアターと映画
・原作の2次元を体感するとき、そのままの再現が試みられてきた(charlie)
 →イデア、本質みたいなものを体感させるのが今年のトレンド(charlie)
・映画はコピーメディア、アウラがない(松谷)
 →映画を見に行く価値のもたせ方の1つに4D(松谷)
・映画館のアドバンテージであった解像度がなくなった今(松谷)
・としまえんのIMAX、スクリーンの大きさに受ける衝撃(速水)
・オールナイト上映する映画館の減少(速水)
・4Dによる「アトラクションだった映画」への原点回帰(松谷)
・4D、新しいカップル消費のための映画が復活(速水)
 →見た映画のタイトルが言えない学生たち(charlie)
 →映画を見る体験自体にお金を払う(charlie)
・ロックフェス「NEW ACOUSTIC CAMP」(永田)
 →体験の共有をするライト層(永田)
・体験型ジャーナリズム(塚越)
 →New York TimesがGoogleと提携してスマホVRコンテンツ提供(塚越)
・薀蓄が関係なくなっている受け手側(永田)
 →シネマライズ閉館、薀蓄込みの文脈がある文化の廃退(永田)
・刺激反応モデルで片付く映画作品の4D(松谷)
 →見たとおりにしか解釈できない作品(charlie)
・音楽性は関係なく「一緒にお出かけすること」が大事(西森)
 →友達か恋人がいないと行きづらい(西森)
・LINEミュージックなど、音楽定額聴き放題サービス(charlie)
 →コンテンツを含めた「勝ち方」(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

FNNニュース「米・ディズニーランドとディズニーワールドで「コスプレ禁止」に」
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00311612.html

マイナビニュース連載「日本発世界へ、2.5次元ミュージカルが描く希望」
(西森路代さんが担当された日本2.5次元ミュージカル協会代表理事 松田誠さんへのインタビュー)
http://news.mynavi.jp/series/jinjireport013/001/

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン青学vs.山吹
http://www.tennimu.com/3rd_2015yamabuki/

ITmediaニュース「New York Times、Googleとの提携でVRコンテンツ提供へ」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/21/news073.html


○Life関連アーカイヴ  

2015/02/22「No Music, No Life?~音楽はいまどう聴かれているのか」
http://www.tbsradio.jp/life/20150222no_music_no_life/

2014/08/31「ソーシャル、レジャー、リア充」
http://www.tbsradio.jp/life/20140831/


参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲
●OH MY GIRL "CLOSER"(松谷創一郎さん選曲)

●cero "Summer Soul"
●Chassol "Mario, Pt. I"
●Ryley Walker "Primrose Green"
●Sir "Love You"
●Communions "Forget it's a Dream"
●SOAK "SEA CREATURES"
●比屋定篤子×サトウユウ子 "いったーあんまーまーかいが"
●Teen Daze "Morning World"
●Heathered Pearls "Interior Architecture Software"

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2015年12月27日Part3「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
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       塚越健司さん           柳瀬博一さん(左は大熊弘樹さん)


「文化系大忘年会2015」Part3

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◯情報過多時代と体感型コンテンツ
・文脈を踏まえた文化より、その場で体感できるようなもの(charlie)
 →送り手側として見てほしいところはそこか?(charlie)
・体感型コンテンツが盛り上がる理由とVRジャーナリズム(charlie・塚越)
 →ジャーナリズムには主張がある(塚越)
 →人の感情の動き方、データを通した時の人の感じ方を把握(塚越)
 →文脈なく、伝えたいことを直接伝えることができると考える人達(塚越)
・今まではユーザーと送り手の相互作用が重要視(塚越)
 →感情のフックがデータで出た時に、相互作用が起こるのか(塚越)
・感情のフックにひっかけて動員(charlie)
 →ある情報と音声を組み合わせた情報に何千円と課金し操られている(charlie)
・手段の目的化と、主張の消失(塚越)
・今は超情報過多時代(柳瀬)
 →人間が顔を覚えて仲良くできる数は150人(=ダンバー数)(柳瀬)
・認知心理でのレベルでしか情報が得られてなかった昔(柳瀬)
・スマホで見た情報を認識できない理由(柳瀬)
 →同じ画面で得られる情報が桁違いに多いから脳に蓄積されない(柳瀬)
・映画『アメリカンスナイパー』やピケティのヒット、実は今年(柳瀬)
 →四半期ベースで忘年会やったほうがいいくらいの情報量(柳瀬)
・情報過多の今、瞬間的な感覚の刺激でしか興味をむけてもらえない(柳瀬)
・体感型コンテンツの刺激は2種類(charlie)
 →情報過多の中で感覚的に身体を揺さぶるような刺激(charlie)
 →自分なりに読み込んだ情報の中で感じる刺激(charlie)
・資本力の勝負とダンバー数問題(塚越)
・刺激反応モデルだけでは楽しめない時(塚越)
 →感情的な動員につられる一方で、近い人との繋がりを求める(塚越)
・動物的に刺激されたことで人間的に関心をもつパターン(charlie)
 →目に見える身近に感じられるものは友達や家族(charlie)
・現代の観光、コンテンツより誰と来てもらうかが大事(charlie)
・チェーンレストラン(マクドナルド・和民)の崩壊(柳瀬)
 →チェーンそのものが広告だったが、今はスマホで食べたいお店を検索(柳瀬)
 →ソーシャル・キャピタルを持つ店が人気を持つ(柳瀬)
・BRUTUSのスナック特集(柳瀬)
 →スナックに訪れる客層の変化と観光客化(柳瀬)
・新宿ゴールデン街と北千住(速水)
 →外国人ばかりのゴールデン街に感じる危機(速水)
 →職住近接、地元の若い女性が集まって飲んでいる北千住(速水)
・今年の日本映画で大活躍なリリー・フランキー(メール)
・橋口亮輔監督『恋人たち』(鶴賀太郎さんからのメール)
・山下達郎ライブ中断事件(塚越)
 →「俺達のクリスマスはまだおわらない!」(塚越)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

「VRジャーナリズム」はホントに普及するのか NYタイムズマガジンの編集長に直撃」 東洋経済オンライン(text by大熊 将八 :東京大学4年生)
http://toyokeizai.net/articles/-/70783

「山下達郎、のどの不調によりライブ中断」音楽ナタリー
http://natalie.mu/music/news/170678

「A WALK IN ARMANI:Shinjuku
東京の異国を巡る"アルマーニ散歩" Vol.3 新宿 ── 菊地成孔、深夜の新宿を征く」
http://gqjapan.jp/fashion/fashionstory/20151120/axp-a-walk-in-armani-shinjuku

「マクドナルドが一斉に閉店した日」@nifty Daily Portal Z
http://portal.nifty.com/kiji/151112195028_1.htm


○Life関連アーカイヴ  

2009/09/27「"居場所"の現在」(西田亮介ほか)
http://www.tbsradio.jp/life/20090927/

2014/06/22「里山ウェブの時代」
http://www.tbsradio.jp/life/20140622/

参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲
●山下達郎"クリスマス・イブ"(塚越健司さん選曲)

BGM↓
●The Spandettes "Love Me Leave Me"
●TV Girl "Misery"
●Roman à cle "The Prisoner"
●The Bird & The Bee "Will You Dance?"
●Jonas Alaska "I'm Sorry"
●Soggy Cheerios "あたらしいともだち"
●Ultimate Painting "Sweet Chris"
●June And The Well "Francis"
●Heather Woods Broderick "Up in the Pine"


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2015年12月27日Part4「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
PC280323.JPG
    永田夏来さん(兵庫教育大学大学院学校教育研究科助教)


「文化系大忘年会2015」Part4

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◯「パワー・トゥ・ザ・ピープル」
・SEALDs、8.6秒バズーカー、ネット上での異常な叩かれ方(メール)
・今年2つ目のキーワード「パワー・トゥ・ザ・ピープル」(charlie)
 →グローバル化、IoT(Internet of Things)による雇用崩壊(charlie)
 →東アジア新興国の経済上昇と、それに伴う消費の中心の変化(charlie)
・世界の中心が先進国から新興国へ(charlie)
 →先進国内雇用状況の変化、IoT、AIによる仕事の消失(charlie)
・エンブレム問題、国立競技場問題(charlie)
 →権力者の決定に対してネット世論が影響して内容変更(charlie)
・中国のお客さん化による冷戦構造の崩壊(永田)
・国家間のグローバル関係は変化する一方、政治の仕組みは変わらない(永田)
 →ちぐはぐさに対するフラストレーションをインターネットで表現(永田)
・スター・ウォーズと、過去作の背景に描かれていた冷戦(メール)
・金融危機後、景気は回復したのに雇用は回復してない(charlie)
 →景気回復不十分だからもっと回復すればいいという立場(charlie)
 →今の雇用の構造に問題があるという構造的問題(charlie)
 →AIが人の代わりになってしまう技術的失業問題(charlie)
・技術の進歩が早すぎて、人員削減の合理化が進みすぎた(charlie)
 →雇用増加のイノベーションが追いつかない(charlie)
・10年前のアメリカ、911を背景として善悪を考えるモード(charlie)
 →声をあげる相手(=敵)はわかりやすい相手にならざるをえない(charlie)
・「パワー・トゥ・ザ・ピープル」の世界での問題点(charlie)
・7年前、エヴァに感じた決断主義と、現在の決断主義への回帰(塚越)
・カール・シュミット「友敵理論」(charlie)
 →グローバルな経済、友好的ではないが経済的に深い仲(charlie)
 →ミクロに一部分だけを見てしまうことで起こるリスク(charlie)
・フランスの理念としての共和政と阻害された存在、パリのテロ(速水)
 →イギリスでのキリスト教からイスラム教へ改宗する人増加(速水)
 →スター・ウォーズ最新作で描かれた民主主義と独裁政治(速水)
・社会、メディアへのLGBTの受け止められ方が変化(メール)
・パリのテロで起きた、ある種のゆりもどし(charlie)
 →多様性をどこまで認めるかが重要な問題(charlie)
・「そこでおそ松ですよ!」(永田)
 →皆で戦うための敵がほしい、それが女性の貧困やLGBTになる(永田)
 →若い人たちは巨悪をたてて立ち向かうストーリーを求めているのか(永田)
・6人の兄弟それぞれのキャラが立ち、共存を模索するのが現代的(永田)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

「パワー・トゥ・ザ・ピープル」の世界(charlieさんのブログ)
http://blog.szk.cc/2015/12/31/the-world-of-the-power-to-the-people/

charlieの「新・エヴァ論~ゼロ年代のシンジ君」
http://www.tbsradio.jp/life/2007/09/charlie_1.html

2009/07/12「ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破」(稲葉振一郎ほか)
http://www.tbsradio.jp/life/20090712/

2006/10/14 「戦争とサブカルチャー」 アーカイブ
http://www.tbsradio.jp/life/20061014_war/

○Life関連アーカイヴ  

参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●野坂昭如"マリリン・モンロー・ノーリターン"(永田夏来さん選曲)

BGM
●井手健介と母船 "ロシアの兵隊さん"
●BUSHMIND "Sweeter Thing (with OVERALL)"
●never young beach "ちょっと待ってよ"
●Jamie xx "Sleep Sound"
●Nosaj Thing "Don't Mind Me Feat. Whoarei"
●Robert Glasper "Good Morning"
●Qibe "Pesan Harapan"
●Awesome City Club "僕らはここでお別れさ"
●ERA "Heart Beat"

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2015年12月27日Part5「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
PC280333.JPG
↑斎藤哲也さん

201511227hayamizu.JPG
↑速水健朗さん


「文化系大忘年会2015」Part5

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◯「ブロック化するみんな」
・2015年大忘年会3つ目のキーワード「ブロック化するみんな」(メール)
・リバイバルする作品群と『おそ松さん』(メール)
・言葉と内実の解離(水無田気流さんからのメール)
・エリート女性をショーウィンドウ的に使用する政府(水無田さんメール)
 →それ以外の女性が活躍できない背景(水無田さんメール)
・「がんばりすぎない」が流行ったファッションスタイル(水無田さんメール)
 →来年も続くであろう消費のオルタナティブ希求路線(水無田さんメール)
・言葉の上では色々言うが実態の追いつかなさと冷ややかな視線(charlie)
・ブロック化、「みんなそうしているよ?」という雰囲気の形成(charlie)
 →「自分が見ている世界で意味あるもの」だと思えるような環境(charlie)
 →脱ソーシャル化とともに整ってきた(charlie)
・SNS炎上の可能性と、あたりさわりのない投稿内容(charlie)
 →それすらも「リア充」と妬まれる、何も書きたくなくなる若者(charlie)
・世の中の評価を調べるためにファッションSNSアプリを使用(charlie)
 →「ほどほどのいいやつ」になるためのアンテナ(charlie)
・皆が納得するストーリーは、実現はさておき大きなものしかない?(charlie)
・日本企業、PC化やグローバル化は押し付けられているような感覚(斎藤)
 →無下にはできない圧力に一方的にやられるのは嫌(斎藤)
 →どこからもつっこまれない言い方が唯一の拠り所(charlie・斎藤)
・いろんなタイプの炎上と、恐れない姿勢(松谷)
・世の中の見方としての対立軸「エンパワー」と「共生」(charlie)
 →エンパワーと共生、2つの世界観が割れている(charlie)
・相手や皆が変わることで何かできるようにするのが「共生」(charlie)
 →相手の変化に期待せず、教育などで行動を可能にする「エンパワー」(charlie)
・女性への法整備、しっかりしているが使わせてもらえない(永田)
 →出世コースと育児の両立ができない(charlie)
・再帰的コンサバティブ(松谷)
・女性の労働問題は女性の話でなく、働き方の問題(永田)
・制度があるのに使わない、選択の条件が満ちていない(charlie)
→大学生の就職、将来設計がないのに働き方を選べるか(charlie)
・不確定要素が多くて不安だからブロックのループへ(charlie)
・アドラー『嫌われる勇気』、韓国で大人気、45週1位(松谷)
・決断主義は「どういう決断の種類があるか」の話(塚越)
・今の若い人のジレンマ(塚越)
 →「外れてる」と「外れてない」の間にいようとするバランスの取り方(塚越)
・ブロック化されたなかからでてきた、ロールモデル化された人(速水)
 →1億総活躍国民会議で活躍した菊池桃子(速水)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

「聞いてみた!スマホ世代の若者たちの、リアルなスマホライフ【前編】」
http://dentsu-ho.com/articles/3484

「ネット空間での課題解決って、本当に必要?~ネット論壇著名人らが語る炎上・言論・メディア【上】」
(松谷創一郎さんが登壇された「『Yahoo!ニュース 個人』オーサーカンファレンス2015」のパネルディスカッションレポート)
http://staffblog.news.yahoo.co.jp/newshack/kojin_2015_panel1.html

「AKB48総監督・高橋みなみが説く、リーダーの条件!「嫌われる勇気を持てますか?」卒業記念特別インタビュー」(聞き手:西森路代さん)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46771

「ベストセラー年間1位を独占!『嫌われる勇気』が韓国で熱狂的に支持される理由 希望をなくした若者たちがアドラーに見出した「一筋の光」」ダイヤモンド社書籍オンライン
http://diamond.jp/articles/-/83855


○Life関連アーカイヴ  

2015/08/30「ブロック化する社会をどう生きるか」
http://www.tbsradio.jp/life/20150830/

2012/06/24「ソーシャル時代の"世間"考」(國分功一郎、濱野智史、西嶋一泰ほか)
http://www.tbsradio.jp/life/20120624/

2014/09/28「僕はなぜ『嫌われる勇気』にハマるのか?」
http://www.tbsradio.jp/life/cat-1439/

参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●菊池桃子"青山Killer物語"(速水健朗さん選曲)

 
BGM↓
●Sietske "Gloomy Streets"
●San Cisco "Too Much Time Together"
●Alabama Shakes "Sound & Color"
●Spangle call Lilli line "ghost in a closet"
●José González "Stories We Build, Stories We Tell"
●OMSB "World Tour"
●ぼくのりりっくのぼうよみ "sub / objective"
●Jeff Lynne's ELO "Dirty To The Bone"
●Neon Indian "Techno Clique"


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2015年12月27日Part6「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
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        ↑海猫沢めろんさん

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        ↑松谷創一郎さん


「文化系大忘年会2015」Part6

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◯現代思想の新しい潮流「思弁的実在論」
・文化系トークラジオLifeは時代の先取りの議論(常見陽平さんからのメール)
 →議論のその後何かを生み出せたか?(常見さんのメール)
 →「自分は今年社会を何センチ動かせたか?」(常見さんのメール)
・現代思想の新しい潮流「思弁的実在論」(斎藤)
 →『有限性の後で』カンタン・メイヤスー (著) 千葉雅也 (翻訳)(斎藤)
 →「無関係」を一つの概念としてたてようとしている(斎藤)
・80年代ポストモダン以降注目されてきた「関係の哲学」(charlie)
 →決断主義は関係を切断して「友」と「敵」と言い切る(charlie)
 →第三極としての「無関係」(charlie)
・「人と関係しないこと」はできるのか?(charlie)
 →「傷ついても誰かと分かり合いたい」ことはわからない(海猫沢)
・宮台真司氏の「超越系」と「内在系」(松谷)
・自分は仏教系、愛がそもそもいらない(海猫沢)
・断捨離、ミニマリストは関係を切る(charlie)
・数土 直紀(すど なおき)氏の著書『信頼にいたらない世界』(charlie)
 →結婚や就職、お互いの選択として合意しないと落ち着かない(charlie)
 →選んでもらえないと結婚も就職もできないのは選べていると言えない(charlie)
 →相手に選ばれることに依存しないと選ぶことすらできない(charlie)
・超越系は楽だが社会から浮いてしまう、社会がまわらない(charlie)
・千葉雅也氏の意図は「関係主義と無関係主義の中間の言語化」では(斎藤)
・論点を措定して、依存先を認め、ゴールを決めた瞬間に依存先を切る(塚越)
・何をもって「関係しない」とするのか?(charlie)

◯告知とお知らせ
・ジュンク堂書店福岡店にて1月上旬Lifeブックフェア開催(斎藤)
・次回イベント2/7開催予定で調整中(斎藤)
 →詳細は番組HP、Twitterをご覧ください(斎藤)
・次回放送は2016年2月28日深夜25時より生放送(charlie)
・2016年は文化系トークラジオLife10周年!(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

「千葉雅也×東浩紀 「思弁的実在論の展開について----メイヤスー『有限性の後で』刊行直前対談」 @masayachiba @hazuma」
http://peatix.com/event/130384

○Life関連アーカイヴ  

2014/09/27「別のしかたで弱いつながりを読み、ウェブ社会のゆくえを考える」
http://www.tbsradio.jp/life/20140927/

2015/11/16「文化系で食べるためには」
http://www.tbsradio.jp/life/20151116/

2015/08/30「ブロック化する社会をどう生きるか」
http://www.tbsradio.jp/life/20150830/

参考資料&選曲↓


BGM↓
●Beirut "Gibraltar"
●THE OTOGIBANASHI'S "FISHEYE"
●シンリズム "心理の森"
●Lex Sadler's Rhythm & Stealth "Steps In Reverse"
●Kid Wave "Honey"
●Beach House "Wildflower"
●Belle & Sebastian "Nobody's Empire"
●Prefuse 73 "Search The Sky"
●Dj Highschool "案内Large feat. Era"


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2015年12月27日Part7(外伝1)「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
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「文化系大忘年会2015」Part7

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◯2015年注目した書籍、映画...
・ミレニアムシリーズ最新作がついに発売(速水)
・自民党とメディアをめぐる問題(速水)
 →「メディアは第4の権力」と言っても空回り(速水)
・ジャーナリズムが経済基盤として成立しない時代にどう成立させるか(速水)
 →社会派とテクノスリラーの中間、ミステリーエンタメ小説(速水)
・高度な海外の社会背景、コンテクストの把握を読者はできているのか(charlie)
・韓国映画『ベテラン』、バックグラウンドは実際に起きた事件(松谷)
 →韓国人が見ると現実に引き戻されてしまう(松谷)
・堤幸彦監督作品『天空の蜂』(charlie)
・韓国映画を日本で批評すること、日本映画を日本で批評することの違い(charlie)
・受け手が文脈を共有してない時、エンターテイメントでとめる(charlie)
・横軸に人間ドラマ、縦軸にテロ、自衛隊、原発などが絡んだミステリー(charlie)
 →原発事故後の世界まで描くよう改変(速水)
・エンターテイメント以上にならない社会派映画(charlie)
・PC(ポリティカルコレクトネス)の定義(速水)
・企業から話を断る/盛り込むように言われる製作委員会方式(松谷)
 →企業が口を出さない韓国映画(松谷)
 →韓国映画、監督の地位の確立(西森)
・定額聴き放題サービス、アメリカブラック・ミュージックのアルバム(charlie)
 →曲数が20曲ほどと多い、クレジットも4〜5人記載(charlie)
 →様々なポリティカルコレクトネスと、視点選択に必要なリテラシー(charlie)

◯2015年のネット世論
・ネットと世論の代表的問題はエンブレム問題(津田)
 →エンブレムは科学的に決着がつかない(津田)
 →「ネット世論が許さない」から委員会が取り下げ(津田)
・STAP問題とエンブレム問題、炎上の構造(津田)
 →STAP問題、最初のきっかけはネット、その後テレビで検証(津田)
 →エンブレム問題、ネットの検証がそのままテレビで放送(津田)
 →マスメディアは超えてはいけない壁を越えた(津田)
・デザインの専門家が声上げるのが遅かった(松谷)
・エンブレム問題はデザインの問題ではなく政治の問題(charlie)
・『輿論と世論』佐藤 卓己(著)(津田)
 →今のネット言論、輿論(よろん)は実名、世論(せろん)は匿名(津田)
・パリ同時テロで久しぶりにブログを書く人が増えた(津田)
 →記事はFacebookプロフィール画像トリコロール機能についての批判(津田)
・見るべきものをサポートしてくれるエンパワーツールメディア(charlie)
 →記事を比較してどう見るか考える論壇はどこで見ればいいのか(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

「男らしさとミソジニーはセットなのか? 『ベテラン』の正義漢・ドチョル刑事と悪役のテオから考える」(text by 西森路代)
http://mess-y.com/archives/25589

「なぜ韓国人は『ベテラン』に熱狂したのか? 社会問題をエンタメ化する韓国映画の特性」(text by 松谷創一郎)
http://realsound.jp/movie/2015/12/post-580.html

「恋愛関係でなくても男女は協力できる 「当たり前」を描いた『マッドマックス』が賞賛される皮肉 西森路代×ハン・トンヒョン」
http://mess-y.com/archives/23255

映画『ベテラン』公式サイト
http://veteran-movie.jp/

○Life関連アーカイヴ  

2015/02/22「No Music, No Life?~音楽はいまどう聴かれているのか」
http://www.tbsradio.jp/life/20150222no_music_no_life/

2013/03/24「論壇のいま、Lifeのこれから」
http://www.tbsradio.jp/life/20130324life/

参考資料↓


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2015年12月27日Part8(外伝2)「文化系大忘年会2015」

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「文化系大忘年会2015」Part8

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◯社会学的な「食」の研究
・海猫沢めろん先生サイン本『本をめぐる物語』プレゼント当選者発表
・社会学的な食の研究をした一年(charlie)
・『エコノミストの昼ごはん―コーエン教授のグルメ経済学』(速水)
 →社会学的な食の研究、主流のきっかけは『雑食動物のジレンマ』(速水)
 →「産業化、商業化しすぎた食を昔に戻す」流れ(速水)
・へそまがりなタイラー・コーエン(速水)
 →「高いお金を出さなければ安全なものが食べられない」は間違いと主張(速水)
・フード・ウォーズ、食は生産主義パラダイム、大量生産(charlie)
・食の問題を解決するとき(charlie)
 →化学的に供給を増やすライフサイエンスパラダイム(charlie)
 →環境に配慮するエコロジーパラダイム、2つの対立がはじまり(charlie)
・アジア圏における鶏の流通拡大、日本国内のコメ消費額4割ほど減少(charlie)

◯2015年charlieさんイチオシ本
・『この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた』(charlie)
 →人類の持つ文明が絶滅した時、現在の文明水準まで戻るにはどうするか(charlie)
・『キリギリスの哲学―ゲームプレイと理想の人生』(charlie)
 →日本語訳はこの本だけ、カナダの哲学者(charlie)
 →「アリとキリギリス」のキリギリスと弟子2人の対話形式(charlie)
・「ゲーム」=制限のなかで目標を達成するためのプレイ(charlie)
・ゲーム論としても面白く、良き生についても説いた「奇書」(charlie)
・『台所に敗戦はなかった: 戦前・戦後をつなぐ日本食』(charlie)
・『おひとりさま出産2』が発売(charlie)
 →作者の七尾ゆず先生からお手紙をいただきました。

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL


○Life関連アーカイヴ  

2014/10/26「フィジカルの逆襲」
(外伝1で、七尾ゆず先生のメールを紹介しています)
http://www.tbsradio.jp/life/20141026/

2013/04/28「料理の思想2013」
http://www.tbsradio.jp/life/201304282013/

参考資料↓

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2015年12月27日Part9(外伝3)「文化系大忘年会2015」

撮影:会田邦秋
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「文化系大忘年会2015」Part9

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◯「startbahn.」から見るインターネットビジネス
・『24fps ― JRの映像展』スマートフォン内蔵ゴーグルVR(メール)
・SNS「startbahn. (スタートバーン)」代表施井泰平さん登場
 →2015/12/20「startbahn.」サービス提供開始(施井)
・アート業界はツリー型の社会、上流の人が認めたものがアート(施井)
・インターネット時代における「脱中心の流れ」「リゾーム化」(施井)
 →ツリー型の社会にあった批評軸がない(施井)
 →質が低く、ポピュラリティがあるものしか出てこない(施井)
・「startbahn.」はリゾーム型社会において批評軸をつくり価値を見出す試み(施井)
・美術品売買と批評もできるSNS(海猫沢・施井)
 →アーティスト、レビュアー、コレクターの3つのアカウント(施井)
・経済学的にフラットな世界ではピラミッド的に人気が集まる(charlie)
・「パワー・トゥ・ザ・ピープル」の世界、非合理がまかり通る(charlie)
 →「小さなサークルの中では高値がつく」世界が乱立(charlie)
・アートの世界で一番高値がつくアーティストは皆中国人(柳瀬)
 →中国人の作品を中国人が買うから(柳瀬)
 →日本はバブルの時に印象派画家ではなく日本の作品を買うべきだった(柳瀬)
・コンテンツ評価者は、見る人と値段をつけてくれる人(柳瀬)
・評価軸が1つだとロングテールになりごく一部しか儲からない(charlie)
 →評価軸をたくさん作ることは果たして本当にできるのか(charlie)
・自分達の内輪でいかに盛り上がっていても、世の中に影響するのか(永田)
・AKBはオーソドックスな昔からのパトロンシステム(柳瀬)
 →秋元康のすごいところはパトロンをきちんと見つけてくるところ(柳瀬)
・インターネットで自生的な秩序が生まれて成功することは難しい(塚越)
・『ディスクロニアの鳩時計』でのパトロンは東浩紀(海猫沢)
 →自由にやれるからやりやすい(海猫沢)
・初期投資ではなく、ビジネスが自立回転するまでの定期収入が大事(charlie)
 →社会変革形コンテンツは短期ではなく長期的ファンディングが重要(charlie)
・クラウドファンディング、1000万越えのプロジェクトが増加(津田)
 →ふるさと納税の増加(斎藤)
 →自分で直接納税して、国に投資しているマインドセット(柳瀬)
・資本主義を知らずに市場経済で育った世代(柳瀬)
・シェアリングエコノミー、休眠資源の活用によるシェア(charlie)
・SEALDsはシェアリングエコノミー型政治運動(津田)
 →投影しやすいモデル(津田)
・アートはすぐに理解されない(施井)
 →インターネットのように流速が早いところだとアートは弱い(施井)
・投資型シェアリングは早い者勝ちモデル(charlie)

◯告知とおしらせ
・2016年最初のイベントは2/7(斎藤)
・1月上旬にジュンク堂書店福岡店でLifeブックフェア開催(斎藤)
・Life出演者LINEスタンプも発売中(塚越・charlie)
・次回放送は2016年2月28日深夜25時から(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

「startbahn.(スタートバーン)」
http://startbahn.jp/

○Life関連アーカイヴ  

2014/06/22「里山ウェブの時代」(Part4で施井泰平さん初登場)
http://www.tbsradio.jp/life/20140622/

2014/12/28「文化系大忘年会2014」
(Part3でインターネットビジネスの「化けの皮」について取り上げました)
http://www.tbsradio.jp/life/201412282014/

参考資料↓

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2015年12月27日(放送後記動画)「文化系大忘年会2015」

放送後記 出演:鈴木謙介(charlie)&長谷川裕プロデューサー(黒幕)

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