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Life存続サミット 未読メール特集2

MasaruSさん (ミニコミ誌『ラジオ中毒』編集・発行人)のメール

リスナーの愛着や番組の人気と、番組の存廃を決める放送局側の基準との乖離が、不況が梃子になって押し拡げられてしまっていることが残念でなりません。
「ラジオ番組とはいったい誰のものなのか?」という感じもします。人気のある番組は、儲からなくてもとりあえず残すようにして頂きたいです。

さて、ラジオの苦境を乗り切る処方箋はネットとの連動に求められることが多いようです。

アーカイヴ化された過去の放送コンテンツをネット経由で有料配信するという方法が検討され、実際に行われている例もあると思いますが、ネットと連動すればある程度の収入は得られると思います。しかし、大逆転でピンチを脱出できるほど儲かるということでもないような気がします。ネットやデジタル技術がそれほど万能だとも思えません。

また、どうしても、ラジオはタダという感覚があるので有料配信には正直なところ抵抗があります。ネット配信のコンテンツにCMを入れるほうがリスナーにとしては助かります。

ただ、「林美雄のパックインミュージック」などラジオ史に燦然と輝く歴史的名番組の音源などは、ラジオ・ファンとして、有料でも聴いてみたいと思います。あるいは、有料会員登録で聴き放題ならば、敷居は低いかも知れません。そうすれば、動画共有サイトなどへの不正アップロードもある程度抑えられるでしょう。

ついでに、やや脱線ですが、ラジオ番組を「コンテンツ」と呼ぶことにも違和感があります。便利な表現なので私も使いますが、「コンテンツ」呼ぶ場合のラジオ番組は、どこかモジュール的に捉えられているような印象を受けます。コンテンツ(中味・内容)は、例えばネット配信やCDなどの色いろな入れ物に移し替えることができるような印象で、タイムレスで非場所的なものという含意を感じてしまいます。
しかし、少なくとも私にとって、ラジオから流れて来る放送をいつどこで聴いたかという要素も含めた聴取行為という経験そのものが重要で、ラジオの向こうで起きる事件に立ち会っているという感覚が、ラジオとリスナーとの関係の濃密さの源泉ではないかと思います。いうなれば、ラジオ番組は私にとって、「コンテンツ」ではなく「エクスペリエンス」です。

で、提案と言えるほどではありませんが、私なりに思いついたことも書いてみます。「安住紳一郎の日曜天国」で、安住アナが醤油について語った回がありました。彼の熱のこもった(そしてやや偏執狂的な)醤油蘊蓄に度肝を抜かれたリスナーも多かったのではないかと思います。その中で安住アナは、ある熊本のメーカーの醤油を絶賛しました。放送後、関東ローカルの番組で紹介された熊本の醤油の売り上げが、メーカーのオンライン・ショップで急上昇したそうです。その後、そのお礼としてメーカーから提供された醤油と味噌を聴取者にプレゼントすることになった際は、スペシャル・ウィークのハードディスク・レコーダーよりも多くの応募が集まったそうです。

リスナーにとっては、番組と直接関係のないハードディスク・レコーダーよりもパーソナリティーが絶賛した醤油のほうが価値をもったというわけです。そして、番組と関係のない放送局のエリア外の土地のメーカーの商品であっても、パーソナリティーが思い入れをもって紹介したものであればリスナーは興味を示し、わざわざ自分で探して購入する行動に打って出るということです。パーソナリティーとリスナーとの関係を企業に上手く説明することに成功すれば、全国区・関東圏の企業でなくてもTBSラジオの番組スポンサーになりうるかもしれません。

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ラジオは「コンテンツ」ではなく、「エクスペリエンス」との指摘にはハッとさせられました。僕が生放送にこだわっているのも、エクスペリエンスを提供したいからなんだなーと思いました。もちろん、Podcastの「コンテンツ」によって、擬似的に経験することはできますが、やはり生放送を「いま、ここ」で日本中、世界中のリスナーと一緒に体験する楽しさというのは格別なものがあると思っています。例えばMasaruSさんのメールにも出てくる。「安住紳一郎の日曜天国」の2009年2月8日放送分のオープニングトークの後半部分のリスナーのやりとりなどはPodcastのバックナンバーでも聴くことができますが、生放送で聴いてたらよりドキドキできるはずです。(黒幕)


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