文化系トークラジオ Life

○２００８年の映画を巡って
・リリーフランキーが演じた理想の男（森山）
・非モテ男子も腐女子も必見の映画！（リスナー）

○俺にも語らせろ！ダークナイト話に荻上チキさん乱入！
・アメリカでダークナイトがウケたという事実（柳瀬）
・クリスチャンベールも良かった！（柳瀬）
・「スーパーヒーローをどう描くか」という苦悩（チキ）
・９.11以降の「正義」とは？（チキ）
・「市民から承認されない正義感」（チキ）
・ダークナイト，そんなに面白いか？（charlie）
・ゴッサムシティを焼き尽くせばいいじゃん（charlie）
・捻れた「善と悪」を巡る面白さ（チキ）
・「男は黙ってグランドデザイン」（佐々木）
・エリート主義，権力志向とダークナイト（charlie）
・コードギアスの方が面白かった理由（charlie）
・ダークナイトに悪役はいない（柳瀬）

　　　　　　　　　　　　　　　　　
参考資料＆選曲↓
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『ダークナイト』を熱く語る荻上チキさん　撮影：石垣星児

※黒幕メモ「失敗作。だがそこがいい、とか言っちゃう系」
実際には『崖の上のポニョ』についてのメールも何通かいただいていました。『ポニョ』論も大ネタになりそうだったので、『ダークナイト』と両方やるのは時間的に無理と判断して外した次第です。

ちなみに僕は映画としての『ダークナイト』は凄いと思いましたねえ。他に2008年公開の映画で個人的に好きだったのは、『エグザイルズ/絆』（ジョニー・トー）、『ダージリン急行』（ウェス・アンダーソン）、『トウキョウソナタ』（黒沢清）、『ミスター・ロンリー』（ハーモニー・コリン）あたり。まあ僕はファン気質が強いのと好きな曲が使われているとそれだけで甘くなっちゃうんですけど。

それと、リスナーからも局地的に人気の『スーパーバッド 童貞ウォーズ』。このラストシーンには僕もグッときました。非モテとか童貞とか関係なく（というか非モテとか童貞的な感覚ってけっこう普遍的なもんじゃないですか？ちがうの？）、楽しい時には必ず終わりがあって次に進んでいくしかない、だがそこがいい、みたいな感覚。爆笑しつつも目頭が熱くなる1本です。

『ぐるりのこと』の話題で病妻ものって話がチラッと出てきますが、同ジャンルでは篠崎誠監督、寺島進主演の『おかえり』（1996）も素晴らしい作品だと思います。大学生のときに観て衝撃を受けました。残念ながらソフト化されていませんが．．．。

病妻ものの小説ではcharlieも言っていた『死の棘』（島尾敏雄、映画版もあり）と、檀一雄の『リツ子その愛・その死』が看病する男の狡さも描かれていて好きです。『リツ子～』はテレビ東京が1992年に佐藤浩一、今井美樹主演でドラマ化してて、それも印象に残っています（これもソフト化されてない．．．）。（黒幕はせがわ）

このパートでかけた曲
●飯島愛　"あの娘はハデ好き"

あの娘はハデ好き 　友達がいっぱい
だけど入院したとき 　来たのはママだけ