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2007/01/13「失われた10年~ロストジェネレーション?」 アーカイブ


1月13日のテーマは、
「失われた10年~Lost Generation?」

出演は、鈴木謙介(charlie)、仲俣暁生(フリー編集者)、
森山裕之(クイックジャパン編集長)


「失われた10年 ~Lost Generation?」


「ロストジェネレーション」という言葉が、この正月から、朝日新聞で特集されています。ロストジェネレーションとは、今の25~35歳の、不況の時に社会を出た世代のことを指すそうです。この世代は、就職難などで貧乏くじを引かされた一方、自分の独力で道を切り開いた人もいる、といったことが紹介されています。

でもこれは朝日新聞が作った言葉ではなくて、本当は、ヘミングウェイとかフィッツジェラルドといった、第一次世界大戦の後に青年期を迎えた作家たちのことを指す言葉(注1)。だとするなら、本当に「日本版ロストジェネレーション」と呼ばれるべきなのは、その時代を生きて、それぞれのフィールドで感じたことを、表現してきた人たちなんじゃないか(注2)。

というわけで今週は、日本の「失われた10年」、そして、その時代を描いてきた小説、マンガ、映画、音楽などのサブカルチャーに焦点を当ててお送りします。

「美しい国」(http://newtop.s-abe.or.jp/janews/653f6a2969cb60f3300c7f8e3057304456fd300165e5672c3002300d)だの「希望の国」(http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2007/vision.html)だの
チャレンジ」(注3)だのと、言葉だけは威勢のいい時代ですが、それってもしかしたら、「景気回復するんだからバブルを待ってればオッケーじゃん」なんて希望に満ちあふれた10代に、「あなたには夢がない」なんて罵られたりしかねないってことかもしれない。

そんな時代の変わり目の今だからこそ、失われた10年と、そこに生きたこと、そこで起きたことを、きちんと振り返っておきたい。そして、そこから生まれた文化や気分を、正しく評価したい。というわけで今週は、経済の話なんかとはちょっと違う「失われた10年」の話をしたいと思います。

リスナーの皆様には、「失われた10年を生きて、あなたは損した?それとも得した?」もしくは「失われた10年であなたが失ったもの、または得たものは何?」というテーマでメールを募集します。もちろん25~35歳の世代じゃなくても、「バブル入社組と言われて苦労した」とか、「小学生の頃から希望がないと言われつづけてウンザリ」とか、あなたなりの感想もお待ちしています。life@tbs.co.jp
※ご自身の年齢を明記してください

注1)サブパーソナリティの仲俣暁生さんが、この件について非常に熱のこもったブログを書いておられます(http://d.hatena.ne.jp/solar/20070104#p1)。ロスト・ジェネレーションは「失われた世代」じゃなくて「ダメな世代」なんだという指摘は、胸に刺さるものがありますね。

注2)実は、アーティストや作家の世界では、70年代後半生まれって割と不遇というか、最近になってようやく世に出始めた人の方が多いんですよね、70年代前半までも結構層が厚くて、80年代半ば以降からは突然元気になるのに。その辺、実は今回のテーマに絡んでいるのかもしれません。


注3)そもそも「チャレンジ」なんて、いつさせてもらえたんだ?

text by charlie


※10月に放送したAfter'95http://www.tbsradio.jp/life/20061028_after95/
の続編と考えていただいてもいいかもしれません。
バブル崩壊後のいわゆる「失われた10年」が
(もしくはバブルそのものが)、時代精神やサブカルチャーに
どんな影響を与えたのかを考えてみたいと思います。
リスナーの皆さんには「失われた10年」の影響が色濃く
現れていると思う作品
についてもメールを頂戴したいです。
life@tbs.co.jp

※以前予告していたLifeバッヂが出来上がりました。
浅野いにおさんのイラスト&ロゴがあしらわれていて
なかなか素敵な仕上がりです。
メールが採用された方にお送りしますので、住所をお忘れなく。

                プロデューサー はせがわ

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1月13日放送「失われた10年 ~Lost Generation?」Part1



※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

朝日新聞の特集「ロストジェネーション」について、
取材を受けた立場として番組宛にメールを下さったのは
劇団チェルフィッチュの岡田利規さんです。
http://chelfitsch.net/profile.htm

このブロックの関連作品

このブロックでかけたのはcharlieが選んだ2曲。
●スマップ "夜空ノムコウ"
●くるり "World's End Spanova"

その他、BGMとしてかけたのは
●LaB LIFe "ステレオ"
●フィッシュマンズ "ナイトクルージング"
●中村一義 "セブンスター"

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1月13日放送「失われた10年 ~Lost Generation?」Part2



※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。


※リスナーの皆さまへ
charlieです。今回はちょっと熱くなりすぎました(笑)。冷静に聴き直してみると、やや誤解を招きかねない表現があったので補足させていただきます。この回で僕は、朝日新聞と『週刊金曜日』に言及していますが、まず週刊金曜日の座談会記事で触れられているのは、「会社ジャーナリズム」や「声を上げない教師」への批判であり、組織に属するのではなく、個人として自立して闘いの声を上げ、安倍政権を打倒するべきだ、という話です。また、朝日新聞の特集に「『被害者』としての若者」を名指し、束ね、政権批判の基盤とする意図を読み取ったのは、あくまで僕の解釈によるものです。これらの記事に、「若者を今更のように被害者呼ばわりし、政権打倒に向けて動員する」と書かれているわけではありません。

ただし、僕自身の考えとして、上記のようなテーマが、昨今の「不況期に職に就けなかった若者を被害者扱いする」風潮の(特に左派における)「隠し設定」になっているということは、少なからず読み取れると思っています。それがようやく、これまでのことはともかく、これからどうやって幸せになるか、ということを考え始めている状況を、ある部分で後退させる可能性について、僕は危惧しています。ですので、今回の放送で喋ったことも、そのように受け止めていただければ幸いです。

http://www.tbsradio.jp/life/about.html

text by charlie

↓charlieが言及した宮台真司さんと宮崎哲弥さんのJ-POP批評
http://tbs954.cocolog-nifty.com/ac/cat5568137/index.html


このブロックでかけた曲はcharlieが選んだ
●RADWIMPS  "いいんですか?"

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1月13日放送「失われた10年 ~Lost Generation?」Part3



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このブロックでBGMとしてかけた曲は
●チャットモンチー "シャングリラ"

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1月13日放送「失われた10年 ~Lost Generation?」Part4(外伝1)


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1月13日放送「失われた10年~Lost Generation?」Part5(外伝2)



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Life?
http://www.tbsradio.jp/life/about.html

上山和樹さんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/


0119.jpg
↑放送当日。森山さん33歳のお誕生日でした。
ケーキを前に、イイ笑顔です。

■放送後のスタジオの様子をご覧いただけます。
※動画をご覧いただくにはWindows Media Playerが必要です。

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