憧憬の地 ブルターニュ—モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷
画家たちを魅了したフランス、ブルターニュの知られざる美術史
19世紀後半から20世紀はじめにかけ、モネ、ゴーガンをはじめ多くの画家たちがフランス北西端のブルターニュ地方を訪れ、この地を作品に描きとめました。本展では国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む、30か所を超える国内所蔵先と海外の2館からブルターニュをモティーフにした作品約160点を精選。彼らがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。また、同時期に渡仏し、パリからブルターニュを訪れた黒田清輝、藤田嗣治といった日本の画家たちにも光をあてる、これまでにない試みでもあります。今回は絵画や素描、版画にとどまらず、当時の画家たちが旅先から送った、あるいは受け取った絵葉書や旅行トランクなども展示。多様な画家たちのまなざしを感じつつ、東京・上野からブルターニュへ旅してみませんか。
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
展覧会アンバサダーと音声ガイドナビゲーターは女優の杏さん
<杏さんのコメント>
もともと美術展が好きで、時間があるとよく美術館に行きます。今回フランスに渡ったタイミングで、フランスと日本を結ぶ展覧会のアンバサダーをやらせて頂けることをとても光栄に思います。フランスにいて伝えられること、感じられることがあるのかな、と思いますので、それを今回の作品を通じて皆様と共有できたら嬉しいです。
「ブルターニュ」というテーマの中で、同じ時代の同じ場所を様々な画家が、どのような視点を持って景色を見ていたのか、何を感じたのか…。当時の画家たちの声が聞こえてくるような作品ばかりなので、展覧会でブルターニュという場所をよく理解し、味わい、いつか私も旅をしてみたいなと思います。
※「音声ガイド付きチケット」を期間限定で販売します。
(詳しくは展覧会公式サイトをご覧ください。)
展覧会公式サイト
会期
2023年3月18日(土)ー 6月11日(日)
開館時間
9:30~17:30(毎週金・土曜日は20:00まで)
※5月1日(月)、2日(火)、3日(水・祝)、4日(木・祝)は20:00まで開館
※入館は閉館の30分まで
休館日
月曜日
※3月27日(月)と5月1日(月)を除く
会場
国立西洋美術館(東京・上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
公式サイト https://www.nmwa.go.jp
主催
国立西洋美術館、TBS、読売新聞社
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、TBSラジオ
協賛
大和ハウス工業、DNP大日本印刷、損害保険ジャパン
協力
日本通運、西洋美術振興財団
お問い合わせ
050-5541-8600(ハローダイヤル)