#dig954

放送後記 8月25日(木)「障害者は何に困ってるのか?」

今宵も木曜Digにおつきあいいただきありがとうございます。

今週は聴取率調査週間。

首都圏でラジオがどれくらいの方に聴かれているのかを調べる1週間です。

 

TBSラジオ「ニュース探究ラジオ・Dig」では、

毎日スペシャルなゲストをお迎えしてお送りしています。

今夜は、作家の大野更紗さん。

そして、金曜日は「北の国から」でお馴染み、脚本家の倉本聰さんと、

ヒップホップグループ「スチャダラパー」のBOSEさん。

 

「大門素麺(おおかどそうめん)」と「特製クオカード」のプレゼントもあります。 

 

ニュースコーナー担当は、柴田秀一デスク。

「肉牛の出荷停止解除」のニュースを解説。shibata0825.jpg 

 

今夜のDigテーマは、「障害者は何に困ってるのか?」

スタジオゲストは、作家の大野更紗さん。

ohno0825.jpg 

そして、社会福祉政策の研究をしている

明治学院大学社会学部教授の茨木尚子さん。

ibaraki0825.jpg

 

障害をどう定義するか?

「障害=当事者個人の疾病」にあるとし、

医師の診断書のみに頼る「医療モデル」に偏る日本の制度。

一方、

「障害=環境や社会の様々な要因によって生じる多次元の実体」であるとし、

医療関係者、ソーシャルワーカー、当事者の社会状況を総合的に判断して、

当事者の現実社会で感じる生きずらさをどう解消していくかに重点をおいた

「社会モデル」という制度。

それぞれを比較し、解説してもらいました。

 

そして、我々が当然のように消費しているサービスが、

当事者自身による闘争の結果であることを、

ノンステップバスを例にとって、指摘してもらいました。

 

さらに、「障がい者総合福祉法」の立案に向け、

「当事者を含めた議論」が進みつつある現状があることも

教えてもらいました。

ogiue0825.jpg 

 

 

大野更紗さんの「困ってるひと」より印象的な一文。

「その国の『本質』というのは、弱者の姿にあらわれる」

 

難病患者や病人、障害のある人だけでなく、

貧困状態にある人、自殺を考えている人、

人と上手にコミュニケーションできない人...

社会のエアポケットに放り出される可能性があるのは、

何も限られた一部の特殊な人たちではない。

年齢や社会的ポジションにかかわらず、「困ってるひと」は多いはず。

決して「他人ごと」ではなく、自分や身近な人にも起こることかもしれない。

そんなことを感じ取っていいただける放送になったでしょうか?studio0825.jpg

 

 

毎週木曜、11時38分頃からは、NEC Wisdom Square

今月は、「自分の話を通す技術」について、

Garden‐City Planninng 代表の藤木俊明さんに伺っています。

今週は、「話を通しやすい体質を目指せ」がテーマ。fujiki0825.jpg

 

0時のニュースでは、最新ニュースのほか、

「アメリカ・アップル社CEOのジョブズ氏が退任」というニュースについて

週刊アスキー総編集長の福岡俊弘さんに伺いました。

 

 

巷で「マルかわいい」という噂の外山さんも

大野更紗さんの「困ってるひと」(ポプラ社・1470円)を推してます!toyama-book0825.jpg 

 

 

きょうのOA曲

東京にもあったんだ / 福山雅治

One / Rip Slyme

 

(担当:瀬尾)