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プロフィール

菊地成孔(きくちなるよし)
●生年月日:1963年6月14日生
●出身地:千葉県銚子市
音楽家、文筆家、音楽講師。
85年にプロデビュー、ジャズを基本に音楽活動を展開。
現在は「デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン」、「菊地成孔とペペトルメント・アスカラール」、「菊地成孔ダブ・セクステット」で活動中。
文筆家としては「スペインの宇宙食」、「歌舞伎町のミッドナイトフットボール」、「ユングのサウンドトラック」など。

IPサイマル radiko

第165回(2014年7月25日)金曜ロードクショーの写真館です。

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今週は金曜ロウドクショーと題して、筒井康隆著『中隊長』をノーカットで朗読。スタジオに入った田中みな実アナと原稿の下読みを開始。
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句読点が全くない読みづらい文章ですが、がんばりました。

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朗読部分を収録後、アフタートークを収録。こちらはポッドキャストでチェックしてください。
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「あんな短い下読み時間でさすがですねえ』
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「何故でしょうか?(緊張して)手がジビれています」
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本は絶版ですが、電子書籍で手に入ります。
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退社前に機会があったらまたよろしくお願いしますね〜。
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お疲れさまでした。ペコリ。

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その後、菊地さんはスタジオで某アーティストの作業のため中抜け。4時間後にラジオのスタジオに戻って来ました。

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収録済みの朗読に、ナレーションやBGMをかぶせて「金曜ロウドクショー」が完成しました。以下、djaonさんの文字起こしです。

ラジオの前の国民の皆様、たった今、我々の昨日が終了いたしました。今日という日の訪れの初々しい、生まれることの哀しみを存分に味わって下さいませ。さて、今晩お送りいたします「菊地成孔の粋な夜電波」は、シーズン7恒例となりました文学と音楽の時間。人読んで「金曜ロードクショー」の第3回となります。番組1回分をすべて使って、短編小説を音楽と共にノーカットで朗読し、途中その小説のために選曲された楽曲を流すという1時間。初回の、田中康夫・作「なんとなくクリスタル」、2回目のガブリエル・ガルシア=マルケス・作「大きな翼のある、ひどく年取った男」に続きまして、今夜は筒井康隆・作「中隊長」をお送りしたいと思います。


この前口上が終わり、最初のCMが始まってから、番組は前奏曲・間奏曲・1回の休憩を挿むだけで、解説なし。つまり二幕もののオペラ形式で進行いたしますので、「金曜ロードクショー」ならぬ「金曜ロードショー」に倣いまして、番組冒頭に解説をば。
この作品は1978年、伝説の文芸誌「海」に掲載され、後に伝説の文庫「エロチック街道」に収録されたものの、なぜか著者最初の全集には収録されず、つまりアウトテイクとなった謎の作品です。後に再編後の全集に収録されましたが、現在手軽に手に取って読めるというアイテムではなくなっています。


1978年、音楽の世界ではハウス、ヒップホップ、テクノポップ、AOR、シティポップ、パンク、ニューウェーブ、レゲエといった、現在では堂々たる主流となっている、当時産声を上げたばかりの潮流たちが、一気に世界中の音楽シーンに顕在化して濁流を形成し、20世紀後半最大のグレートヴィンテージ、偉大な年のひとつとして記憶されていますが、文学の世界でも同じように、欧米では60年代にブームを起こしていたラテンアメリカ文学の諸作品が我が国で一斉に紹介され、大きなブームを形成するか否か...その前夜祭のような状況でした。「文字を発明しながら書いたような」と言われる、異様な程生々しく、読者の夢や記憶を沈黙のままに挑発するようなその作品群は、フランスでのシュールレアリスムとも、過去のあらゆる欧州の幻想文学とも全く違う、魔術的なリアリズムによって、数多くの映画化を含め、多くの文学者や読者に多大なるインパクトを与えましたが、日本人作家でこの潮流に果敢に飛び込んだのは筒井康隆でした。


当時40代中盤にして、既に一流のポップとして、大衆的な人気を誇り、テレビショーの司会まで務めた流行作家でありながら、筒井康隆は前述の文芸誌「海」を舞台に、伝説の名編集者、本作発表の2年後の1980年、45歳でそのキャリア全盛期に白血病で死去した塙嘉彦に牽引されるかたちで、ガルシア=マルケスを代表とするラテンアメリカ文学に、日本人としてのアンサーを送り続けました。本作はその処方の一発であり、当時高校生だった私、菊地成孔の感受性や人生を決定付けた作品でもあります。自己の作品の構造分析や方法論を饒舌に語り、その無理解への舌鋒も鋭かった筒井康隆は、一群の「筒井流マジックリアリズム作品」に関して、「夢を素材にするのではなく、いわゆる夢日記の類いでもなく、見た夢自体をそのまま作品化する」と言及しています。


既に入眠の兆候を自覚されている皆様は、番組中に睡眠状態に入ることを強くお薦めします。その際、どうかラジオの電源はお切りになりませんよう。睡眠時も耳は音楽を聞いています。さて、私、菊地の音楽世界との関連性については、好事家の皆様の研究にお譲りし、多感な高校生時代へのノスタルジーはクローゼットの奥にしまうこととしまして、今宵は一流の異端日本文学をお楽しみいただきたく思います。力道山刺されたる街・赤坂より、東京・那覇、そしてブエノスアイレスまで。赤坂ニューラテンクォーター公式認定番組「菊地成孔の粋な夜電波」、「金曜ロードクショー」第3回。CMに続きまして、まずは音楽のラテンアメリカ文学、エルメート・パスコアールのマジックリアリズム作品から幕開けとなります。あなたご自身が本日最初にご覧になる夢が、そのタイムラインと並走させながら、最後までごゆっくりお楽しみくださいませ。

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さて、ここからは画伯たちの新作をご紹介します。まずはツルツル画伯。

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かかる可能性のないリクエスト曲は書かないように(笑)。

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続いては天才画伯の新作。

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おしまいにファッションチェック。上からneff、キツネメゾン、ユニクロ、アディダス。お疲れさまでした。では8月3日(日)19:00〜赤坂サカス広場のイベントでお会いしましょう。★直前のイベントの終了時間の関係で、開始時間が少々遅れる場合もあります。ご了承ください。