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プロフィール

菊地成孔(きくちなるよし)
●生年月日:1963年6月14日生
●出身地:千葉県銚子市
音楽家、文筆家、音楽講師。
85年にプロデビュー、ジャズを基本に音楽活動を展開。
現在は「デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン」、「菊地成孔とペペトルメント・アスカラール」、「菊地成孔ダブ・セクステット」で活動中。
文筆家としては「スペインの宇宙食」、「歌舞伎町のミッドナイトフットボール」、「ユングのサウンドトラック」など。

IPサイマル radiko

菊地成孔さん最新インタビュー。シーズン3の意気込み&今週のゲスト松尾潔さんについて。

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4月15日の放送終了後、菊地さんにシーズン3の意気込みや、これからやってみたい事。そして今週22日のゲスト、松尾潔さんについてお話をうかがいました。


★お疲れさまでした。シーズン3が始まりました。90分で日曜夜6時半からの生放送という時間帯。2回やってみてどうですか?

そうですね・・・そのうち慣れると思うんですけど、気分的には朝帯に来たなっていう感じです(笑)。朝帯の仕事ですね。一応自分の仕事で朝帯、昼帯、夜帯って分けているんですけれど、午前中に起きなきゃいけない仕事ってありますよね。テレビのロケとか。ああいうのは僕にとって深夜帯なんですよ。深夜帯の深い時間。要するにおやすみなさいと寝るのが朝の8時か9時なんで10時集合になるともう夜更かしなんですよね。

★じゃあ、その時は寝ないで・・・

(現場に)行ってしまう。それで午後いちとかが朝帯なんですよ。例えば午後1時集合とかね。

★昨年の赤坂サカスのイベントとか。

そうそう(笑)。あれは完全な朝帯の早いやつで、それでどのくらいから昼帯かって言うと、やっぱ6時回ってからが昼帯だなと。6時に集合っていうと昼帯で、それで8時以降の仕事っていうのがまあちょっと早いですけれど夜帯の仕事っていう。だから、金曜夜8時からのシーズン2は夜帯だったんですね。シーズン1は夜の(夜10時頃)収録だったんでまあ夜帯で。で、この番組は6時半って最初きいたんで、夕方感覚だったんですけど、出勤が5時になると起きるのが4時になって、結局朝帯なんですよね。だから日曜日が朝帯の仕事になったっていうのが最大の変化で、やっている内容は別に変わらないっていうか(笑)・・・

★ははははは。

好きな曲かけてしゃべってるだけなんで(笑)。内容は別に変わんないですけど、まあこちらの時間感覚が朝やっている感じですよね。とは言え、朝帯なのにやっているうちに確実に(外が)暗くなっていくので、まあ夕げといいますか、とにかく日の入りを感じる気分でやっていますね。

★前日の土曜日は禁酒されるという宣言を放送でされていましたが、大丈夫ですか?ストレスたまりませんか?

まあ禁酒っていうのは大げさで、少なくしようかな、ガンガンに飲むのはもうやめておこうかなっていう感じですね。昔は日曜は朝帯に授業がある週があっただけなんで、まあそれは喉がガラガラで行っても大丈夫だったんでよかったんですけれど、ちょっとまあ(酒は)少なめにしようかなっていうくらいですね。あとはやっぱり、終わるのが早いんで、この後2軒めに行く人がいるなっていうイメージですね。今日も放送で言いましたけれど、まあ他局ですけれど(ピーター)バラカンなんとか、とかこのまま聴いていれば(TBSラジオ的には)高橋芳朗さんの番組があるわけで、1軒め感覚になりましたね。前はウチが2軒め、最後の店で色々楽しんで来たんだけど、最後に泥酔になるのが「粋な夜電波」なんだというイメージだったんですけど、今度は皆さん、1軒め閉めますから、次の店行って下さいという気持ちにはなってます。


★とは言え、まあ選曲も金曜8時の時とは変わって来ていますよね。


そうですね。やっぱり金曜は肉食っていうかね。これから週末が始まる合図だっていうか、まあ金曜の夜は欲望高まる世界なのだという意識でやっていましたから、どうしても攻め攻めな感じになっていて、まあシーズン1が「まったり」だったなら、シーズン2は「アゲアゲ」といった感じだったんで、また「まったり」に戻している様な感じですね。


★「サザエさん症候群」とはよく言ったもので、月曜から学校とか仕事じゃないですか。この時間になると、どんどん気持ちが落ちてくるんですよね(笑)。自分も含めた一般庶民の方は。明日嫌な上司に会わなきゃいけないなーとか。あと、日曜日にずっと憧れてた女の子とデートにこぎつけて、それが思った様にうまくいかないで家に帰って来たりすると、ますます憂うつになっちゃったりして。


はははは。それは気の毒ですね。


★そういう意味では、やさしく癒す様な音楽の割合が増えてくるのはいいですよね。今更言うのはなんですが『高橋芳朗 HAPPY SAD』(TBSラジオでは日曜夜8時からオンエア)は、いいコンセプトですよね。


そうですね。90年代の気分ですよね。HAPPY SADっていうのは。


★今後、番組でやってみたい事はありますか?例えば、今週のオンエアでは「下手な歌特集」をやりたいとおっしゃってましたが。


「下手な歌特集」(笑)!これも日曜感あふれますね。それもありますけど、シーズン1、2と貫き通してやれなかった企画としてはやっぱり『女子JAZZサミット』がありますね。


★はいはい!


女子JAZZには光を当てていきたいと思いますね。JAZZという世界はブルーノート派のお父さんを除き、キレキレの日本人、Jジャズの現場っていうのはどうなっているのか?これこそ好事家の世界で、一体どんな店で、誰が何をやっているのか?絶対誰も分かんないと思うんですよ(笑)。本当に撮影禁止の店みたいになっていて。なのでここに光を当てて行くと。なんと、女子なんだと!しかも女子で「アイドルでしょ?」と思ったら違うんだ。実力派の女子が多いんだという、驚愕の事実ですねこれは。これを番組を通じて全国の方に打ち出して行きたいんだという気持ちはありますね(笑)。そのためには彼女達を呼ぶもよし、彼女達のCDをかけるもよしで。呼ぶのが一番迫力あると思うんですけど。まあそれはお楽しみにと。そんな感じで女子JAZZも含めた、ジャズアティュードですね。


★ビバップで踊る菊地さんのダンスパーティー「HOT HOUSE」では市原ひかりさん(トランぺット)が出演されていますよね?

そうですね。本当に女子の時代ですよ。JAZZはいつの間にか男子競技ではなくなりつつあるという事実を誰が知っているのだろうかというね。自称ジャズマニアのブルーノートお父さんも知らないと思いますよ。テレビなんかでも絶対やらないですからね。今ジャズは女子が・・・みたいなね。上原ひろみさんがグラミー賞穫ったって言って、まあピアノ弾いている女の子が穫ったんだろうみたいなイメージで、上原さんクラスの女性ピアニストがいっぱいいるという事は誰も知らないと思うんですよね。だからそこをやっていこうと思います。


★あと、「俺の仕事」という新コーナーを立ち上げていましたけれど、是非、菊地さん本人も忘れている様な「本当にこれ俺が演奏したの?」っていう様なものを指摘してですね、リクエストを送って来て欲しいですね。


ウソもありですね(笑)。


★ウソもありですか!


探しても音源が出て来ないっていうね(笑)。あの、とにかく忘れていますよ。「なんとかってバンドのアルバムの何曲めに入っています。9×年の・・・」って言われたらもう信じるしかないですから。その時は本当にハンパじゃなく 1日7本とかやってたんで。でもう来年までこのバンドが残るっていうのは、10本中1本あるかないかっていうね。8本はその年の1枚で消えて行くっていう時代だったので、もう憶えていないんですよ。だから、「あの時私は菊地さんとレコーディングしました」って作り話されても、全くわからないんで。だからなんていうんですか?魑魅魍魎と言いますか、曖昧模糊と言いますか、まあ本当の話とウソの話の区別がつかない世界なんで、まあねつ造、発掘、どっちもアリでバンバン送って来ていただきたいなと。


★菊地さんの口から「これ本当に俺?」って聞きたいですよね(笑)。


完全に忘れちゃってて、出されても思い出せないのありますよ。最近はなんというか、まあそんな事言っちゃあ上から目線みたいでよくないですけれども、私が番組なんかをやっているのに乗っかってじゃないですけれど、「昔菊地さんにプロデュースしていただいたものをまとめて出すので許諾ください」という話が来るんだけど、全然憶えていなんいんですけどっていうのが結構あるんですよ(笑)。なので本当に忘れているので、だから面白い作り(ネタ)もあり、実際の発掘もありで、楽しくこのコーナーは百花繚乱で楽しくやっていきたいと思いますけれど。


★最後に、来週のゲスト、松尾潔さんについてだけお願いします。


松尾さんは日本の音楽界で、例えばねサザンオールスターズの桑田さんだとか、松任谷由実さんだとか、VIPと言ってしかるべき人ね、もう何人もいる訳なんですけれど、あの年齢でプロデューサーでVIPっていうのは松尾さんしかいないんで。違う意味で、局所的なVIPはいっぱいいるんですけれど、m-floのあの人とかね、日本のヒップホップ界とかだったらいるけど、やっぱ統括してみて国民的なVIP、まあEXILEっていうのはとにかく国民的なグループなので、最初はブラックミュージックだったんですけど、今やそれを超えてもう、ジャパニーズミュージックみたいになってきているので、それをブレイクスルーさせて方ですので、まあVIPな訳ね。なんだけどご本人は、やはり気持ちはその若々しいというか、いつでもエッジな事を考えていたい人なんですよ。それでまあ私と話が合ったりして、何度か対談したり、大学で一緒に授業やったりした事もあるので、まあいい車と、いいスーツでシャンパン飲んでるんだろ?って思っている方も多いと思うんですよね。松尾さんに関してね。でもそれも真実で、アメリカのVIPみたいな話がボーンと出て来るから。「年末菊地さん何されてました?」「いや花園神社で・・・」「松尾さんは何してたんですか?」なんてきくと、「丁度ルーサー・バンドロスが来てたんで、NYのなんとかに・・・」とか、そういう話が出る人なのね。なのでわちゃー本物だな、っていう人ではあるんですけれど、エッジな事も考えたい人なんですよね。やっぱ会社の会長クラスの人がなんか新しいエコ事業に投資したくなったりするじゃないですか?ああいう感じだと思うんですけど(笑)。いずれにせよ、音楽とは何なのかを根本的に考えたりする事がお好きな方なので、話ははずむと思いますし、逆に松尾さんの普段きけないVIP話ばっかりを聞いていっても面白いと思うんですよ。


★面白そうですね。


ウチにシャンパンのクーラー絶対に持ってますよね?とか、クーラーっていうかシャンパン蔵持ってるでしょう?っていう。たぶん「持ってますよ?菊地さんの家にはないんですか?」的な。ホームバーがあるっていう事を明言されているのは私が知る限りだと、ブラックミュージック界広しと言えども、松尾さんだけですからね。よくホテルにミニバーついてるでしょ?あれはミニな訳で、本当の規模はあれのでかい奴ね。アレが家にあるっていう。それがね、オーディオルームの隣にくっついているの。だから松尾さんの家に遊びに行くと、まずホームバーで作ったカクテルが出て来て、それを飲みながら・・・たぶん最高級品ですよね、よくわかりませんがとてつもないスピーカーとかあると思うんですよね。


★松尾さんの家に行かれた事あるんですか?


ないない。話だけで。で、たぶんそのスピーカーでEXILEとか聴くと思うんですよね。はははは。EXILEは聴いてないかな。なので、そういった話だけでも1時間半はあっという間ですし、逆にこの松尾さんが今こんな事を考えてのか?例えば今日オンエアされたロバート・グラスパーとかどう思いますか?ヒップホップとJAZZの融合、とかそういう話をしても旺盛にしゃべるし・・・元々あの人ライターですし、しゃべる方なので、硬軟織り交ぜてといいますか、非常に一回で終わるのかな?というくらいの、毎月来てもらってもかまわないというか、でも毎月来られる訳がないと忙しさっていう感じなんで、まあ、またとない機会なんで、全然身にならない話(笑)だけをするっていう欲望押さえがたしっていうね。せっかくだからアレもきけ、これもきけじゃなくて、せっかくなんで本当につまんない話だけをしてしまうのではないかっていう衝動をコントロールするので手一杯ですけど。


★売れてから、牛丼食った事ありますか?とかね。


はははは、そう。牛丼はどこが好きですか(笑)とかいう話だけをして終わるとかね。何だったんだっていう(笑)。


★第三のビールは飲んだ事がありますか?とか。


そりゃあありますよ、とか言うと思うんですよね。まあ、コンビニの話だけで終わっちゃっていいんではないかという(笑)。コンビニの入り口の傘から始まって、マスクからガムにこう・・・行ってね。本になって、冷凍食品になっている間にもう90分たっちゃったっていう。何のために呼んだんだよっていう(笑)。お前らが二人集まってその話かっていう事にしようかな、それともっていう所で揺れ動いています。まあいずれ1週間で(注 22日の放送で)答えが出ますんで、お楽しみにというところですかね?


★22日の放送楽しみですね。ありがとうございます!

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松尾潔さんへの質問、こんなテーマで話して欲しい等、あなたからのメッセージをお待ちしています!
メールはdenpa@tbs.co.jp
お葉書は〒107-8066
TBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』まで