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プロフィール

菊地成孔(きくちなるよし)
●生年月日:1963年6月14日生
●出身地:千葉県銚子市
音楽家、文筆家、音楽講師。
85年にプロデビュー、ジャズを基本に音楽活動を展開。
現在は「デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン」、「菊地成孔とペペトルメント・アスカラール」、「菊地成孔ダブ・セクステット」で活動中。
文筆家としては「スペインの宇宙食」、「歌舞伎町のミッドナイトフットボール」、「ユングのサウンドトラック」など。

IPサイマル radiko

放送後記第18回(2011年8月14日)菊地成孔さん収録を終えて語る。

DSC02339.JPGのサムネール画像
先日、菊地さんが風邪をひいてフラフラの中、伊藤ゴローさんと一緒に、吉田照美さんのラジオに生出演(朝6時10分頃)した時の事を色々とつっこんでうかがいました(トナミ)。

★風邪はどんな感じですか?

 

ピークは過ぎました。今日休むのが4日目なんで。

 

★リスナーの方で、吉田照美さんの朝のラジオへのゲスト出演を聞かれた方が多いと思うのですがあの日はどのような感じでスタジオに入られたんですか?

 

えーと、金曜の晩から熱が出まして、土日は医者がやっていないじゃないですか。で、ベンザブロックみたいな売薬を飲んだんですけど、売薬2日でおさまる風邪とおさまならい風邪があって、まあ、おさまんなかったんですね。どんどん悪くなって、予定していた仕事を全部飛ばして寝込みまして、月曜の仕事も飛ばし、火曜日にあったライブも先に連絡して飛ばし、月曜の午後にやっと医者に行きまして「これ、こじらせてますね。喉頭炎です」って言われて薬もらって、で、それまでグダーっとベッドに横たわって、いつもだったら起きている時間ですから朝の5時が来るのを待ち、そのまま熱さまシートみたいなのをはずして厚着して、パッチはいて、セーター着て、(火曜日の早朝に)文化放送に行きました。

 

★伊藤ゴローさんとはどこで集合したんですか?

 

えーと文化放送。現地集合ですね。

 

★2人で会って、「俺調子悪いんだけど」みたいな話があって・・・

 

そうそう。「風邪引いちゃいましてねー」「あ、そうですか大変ですね」それだけですけど(笑)。

 

★それでスタジオ入る前とかにディレクターさんと打ち合わせなんかをして・・・

 

やりました。はい。その時からもうアナウンサーの方とかいらっしゃるんで、うつすとマズいんで、マスクもがっちりして「ワタシ風邪ひいてますんで」っていう話はしました。近寄らない様にと。

 

★そしてスタジオに入って、菊地さんも伊藤さんもびっくりするくらいテンションが低くて(笑)、調子が悪いのがわかりました。菊地さんが調子悪いのはさておき、ゴローさんも調子が悪くて・・・

 

ゴローさんはあの日特に調子は悪くなかったです。あれがゴローさんの平均的な調子で、むしろ朝なのでハキハキしてるなと思いました(笑)。

 

★あれでですか?

 

はい(笑)。

 

★吉田照美さんの印象はいかがでしたか?

 

やっぱりスターって感じでしたね。思っていたより、なんか田舎のおばちゃんみたいな事を言いますけど、思ってたより大きくていい男でしたね(笑)。すごい本当にスター!なんか俳優さんみたいな。メイクして髪の毛もきっちりして今からテレビの収録があるんだくらいの勢いでラジオの放送をやっていましたね。オーラが違いました。

 

★ラジオ界では照美さんスターじゃないですか。同じラジオをやる者としてスターに会えたうれしさみたいなものはありましたか?

 

いやいやいや(笑)もちろんスターに会えたっていうのはうれしいですが、何て言ったらいいか・・・皆さんもうお忘れかもしれませんが、ワタシ、ラジオ人ではないので(笑)、吉田さんもテレビでしか観た事ありません。てかまあ前の週かなんかにJ-WAVEで滝川クリステルさんに会ってるんで、スターに会えた感動はほどんどそっちに行っちゃってね(笑)あのースターに会えた部分は出し殻みたいになっちゃって。スターに会えてうれしいという気持ちは照美さんの時はほとんど残っていなかった、っていうかまあ、単に熱があったんで(笑)。「ああー吉田照美さんだー」と思いながらボワーっと10分間が過ぎて行きましたね。

 

★滝川クリステルさんはいかがでしたか?

 

いやー田舎のおばちゃんみたいな事を言いますが(笑)思っていたより華奢でキレイでした。

 

 
★よかったじゃないですか!(笑)

 


 
いやまあ、仕事柄、女優さんとかアイドルちゃんとかモデルさんとかとはよく会いますので、そのつど「わーすごいな」とは思ってますけど、滝川さんもオーラがありましたね。吉田照美さんばりの。

 

★照美さんの話に戻りますが、2人とも調子悪かったですよね?

 

 
繰り返しますが、ゴローさんは元気でしたけどね(笑)。だからゴローさんが助けてくれるのかなと思ったんですけど、あまりそういう事もなく(笑)、いつもどおりそのまま普通にやりましたけどね。

 

 

★ゴローさんが何か言った印象的な事と言えば、「好みの女性は?」という質問への答えとしての「私の彼は左ききの人(麻丘めぐみ)」くらいでしたよね。

 


いやまあ、ああいう番組に10分じゃ、質問も限られますし(笑)。

 

 

★CMの間に照美さんと雑談したりしましたか?

 

そんな長い時間じゃなかったし、熱でクラクラきてたんでよく覚えていないんですが・・・照美さんが「菊地さんの事を知っているんだけど、名前の読み方が難しくてわからない」っておっしゃっていて、何でワタシの事知ってるんだ?とは思いましたけどね。

 


★そういえば、なんとなく菊地さんの事を知っている感じはありましたね。で、生が終わってCMに入った所でよくあるじゃないですか、社交辞令トークが。「いや、今度ライブ行かせてください」みたいな。そういうのはあったんですか?

 


いや、全然なかったですね。あんなん言わない方が大物ですよ。むしろ曲(イパネマの娘)を流した時に「いいねーこれー聴くだけで癒されちゃうよー」とか言ってましたけど。なので、ひょっとしてジャズとかが好きでワタシの事を知っているのかな?と一瞬思ったんですが、「イパネマの娘」というのを珍しく噛んで、「イパメ・・・あれ何だっけ?」みたいな感じだったんで、あああんまり音楽の事はご存知ないんだなと思って、それにしてもだったら何でワタシの事を知っているんだろう?と思いながら帰りましたけど。

 

 
★そこは解決せず。

 


まあ、この番組(夜電波)を聞いているので知っている。という事だけは絶対無いと、そこだけ(笑)。

 

 

★そう言えば8/28(日)にはTBSラジオでの夜電波の前の番組『高橋芳朗 HAPPY SAD』のゲスト出演が決まっています。高橋さんとは初対面ですか?

 

 
初対面です。はい。仕事ぶりはお互い知らない仲でなはい、、、、のではないかと思いますが。

 

 
★KILLER SMELLSヒシダさんが、高橋さんが会社の同僚だったという時期があるそうですけどね。

 

すごいですよね(笑)。番組で話せる、、、、話せないか(笑)。

 

★爆笑

 

HAPPY SADのブランド感が(笑)。

 

 
★話さない方がいいですね(笑)。もしかしたら。HAPPY SADのリスナーにとっては何のこっちゃ?なので。なにしろ9/18(日)の赤坂サカスのイベント(菊地さんの出演は15時頃)に出ていただけるとしたらすごく楽しみです。ところで話が飛びますが、「ナタリー」でやった「菊地成孔、山下達郎を語る」がすごい評判ですね。

 

 

はい。お陰さまで。でもまあ、あれは対象が非常に有名で偉い。という事による評価で、特別当てた(批評が上手く行った)とは思いませんが。我ながら上手く当てたなー。という事があれほど評判になった事ないですからね(菊地注*アレン・イーガーとか、フィニアス・ニューボーンjrとかなので・笑)。特にツィッターとかは、斜め読みで極端に上から大先生みたいにコメントする人が多いんで、「菊地も腕を上げた」とか「たまにコイツはこうやって当てる時があるからな」とか言われて大爆笑しましたけど(笑)。

 

 

★リスナーが「すごい面白い」ってツイッターでつぶやいていて。僕も読んだら面白くて。プロトゥールズとか、エコーの深さとか、結構専門的な話でしたけど。あれを読んだリスナーが「少女時代」の時みたいに菊地成孔の山下達郎楽曲分析みたいのを聞きたいっていう意見もありました。

 

 

ああ、ヤマタツ特集ね。ヤマタツ特集って言って、始まってみたら山本逹彦さんの特集だったりしてね(笑)。(注 山本逹彦。80年代に、シティポップスとして人気が高かったシンガーソングライター。現在も活躍中)

 


★爆笑。

 

 

80年代ネタですね。どっちもヤマタツだって言う(笑)。

 

 

★黒幕P 「キラ★キラ」に西寺豪太さんが出演して、菊地さんの山下達郎さんにまつわる記事が面白いって言ってましたよ。

 

 

いやあだから、自然な事だから何の文句もありませんが、ある程度以上のクオリティ保っていたとしますよね、保つったって、ワタシのクオリティだから、たかが知れているけれども(笑)、とはいえ、まあ、そうだとして、対象が誰でも知ってるものだったり、誰にとっても切実な事だったりすると、もうそれだけで当たるんですよ。ジャズメンがポップスをカヴァーするのと同じです。そもそも「ポップ」っていうぐらいでね。「ナタリー」のえらい人がワタシの元・生徒なんですよね。で、よく知っている仲なので、ざっくばらんに話して、んであがったのを読んだら、インタビュー口調を忠実に丸写しというか、活字で読むとすごい上から目線になっていたので(笑)。だって「だからさあ、あのさあ、山下達郎っていうのはね。オレ思うんだけど」というだけでも、友達同士の会話中なら普通だけれども、活字に成ると物凄いじゃないですか(笑)、その調子で全部上げて来て、ご本人に見せるというので、最初はドッキリかと思いました(笑)、まあナタリーつうぐらいで、ネットカルチャーですから、ネットの「上から感」に麻痺しちゃってるんでしょうね。だからあれ全部書き下ろしです(笑)。

 

★テレビの45曲選ぶっていう番組で菊地さん、山下達郎さんの「あまく危険な香り」を選んだりもされていましたよね?あれが一番いいって。

 

はい。一番良いですね。これもサイト斜め読みの人が「山下達郎の全作の中で」と勘違いされるとマズいんで強調しますが、ワタシの人生の中の、邦楽全曲の中で。です。

 

 
★機会があったら是非、山下達郎さんの楽曲分析もお願いします。

 

 
いやあ分析って、どんなに愛がり、かつまた評価が高くとも、すると嫌がられるんで(笑)、っていうか、マスメディアで出来る分析というのはショーの段階にとどまりますから、少女時代の時みたいに、ポップで面白い。というフックがあればショーとして成立するんですが、第一に山下達郎さんは、エピゴーネン(模倣者)はいっぱいいるけど、少女時代とKARAのように、対置に値する物件が無いんですよね。凄過ぎて。ずっと前にブルータスっていう雑誌で「戦後の日本のポップス」特集みたいのがありまして、J-POP史観みたいなのを書かされて、字数が少なかったんで、歴史観も何も、何もやってないに等しいんですが、山下達郎に対置させるべき物件はこれはもう垂直軸(同年代性)でYMOしかないだろうということで「歴史にタラレバは禁物だが、もしYOMに、山下達郎並みの歌唱力があったら、もっとも歴史は変わっていた筈(歌唱力が低い=悪い。という事では絶対にありませんが)」といったような事を書いて、その時も評論家とかライターとかに、ちょこっと面白い面白い言われたんですが、まあ何せ短いし、雑誌だし。今回は「さすがナタリー」と思いましたよ(笑)。自分の元・生徒がやってるだけの事はあるなと(笑)。要するにキラースメルスと同じですよ(笑)。菊地の元・生徒には人材が豊富だということで(笑)。ギリギリな人材ですけどね(笑)。