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プロフィール

菊地成孔(きくちなるよし)
●生年月日:1963年6月14日生
●出身地:千葉県銚子市
音楽家、文筆家、音楽講師。
85年にプロデビュー、ジャズを基本に音楽活動を展開。
現在は「デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン」、「菊地成孔とペペトルメント・アスカラール」、「菊地成孔ダブ・セクステット」で活動中。
文筆家としては「スペインの宇宙食」、「歌舞伎町のミッドナイトフットボール」、「ユングのサウンドトラック」など。

IPサイマル radiko

放送後記 第14回&15回(2011年7月17日&24日)菊地成孔さん収録を終えて語る。

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6月の聴取率調査の結果が粋なあなたのおかげで全局NO1になりました!ありがとうございます。菊地さん本人はもちろん、スタッフ一同大喜びしております!これからも「菊地成孔の粋な夜電波」をよろしく願います!あまりこういった事でほめられた事もないので、今のうちだけ喜ばせてください。これからお読みいただくインタビューは嬉しい結果が出た直後、テープを回しながらプロデューサーが菊地さんに報告した時のものです。(トナミ)

このインタビューの登場人物 
無印 菊地成孔さん  ★長谷川P(黒幕) ★トナミD ★長沼マネージャー


★6月の聴取率ですが、全ラジオ局で一位でした!

 

え?本当すか?すごいなそれ(汗)

 
★年齢層別に分析すると、30代40代は菊地さんの古巣のT-FMとJ−WAVEが強くてあまりよくないんですけど(笑)20代がぶっちぎりのトップです。

 
ロストジェネレーション(3〜40代。就職氷河期、渋谷系が青春。的な)の人々にそっぽを向かれてしまった!「東京は夜の8時」って毎回言わなく成ったからでしょうか(笑)。しかし、ガキ共が聞いてくれるのは本当に嬉しいです。

 
★と、思いきやですね、50代60代でも単独トップ。

 
ははははは。パーソナリティーがアラファイですからね。

 
★元々いた「ラジオ寄席」のお客さんが逃げていないと。「案外面白いじゃないか」と(笑)。

 

「かかる音楽は、なんかちょっとアレだけど。ね。いいわよね」みたいな(笑)。

 

★そして番組に寄せられるPーmale(ハガキ)などから、ご年輩の女性の支持が非常に高くて・・・


 

(爆笑)やばいじゃないですか(笑)。後家殺しじゃないですか(笑)。どういう奴なんですか、青年達と妙齢の女性に人気というのは(笑)。

 

★後家殺しもいいところで・・・幼少の頃から近所のストリッパーのお姉さんにかわいがられていただけの事はあるのかなと。なかでも60代の女性の数字が・・・%で(笑)ダントツのトップです。

 

おばあちゃんが聴いてるんだ(笑)!房江(仮名)ちゃんの遺骸にチューしようとした話がおばあちゃんの心に届いたんですかね(笑)。

 

★若い層をとれそうな番組なのに、どういう訳か「ババア」にも人気があるという。


 

毒蝮(三太夫)じゃないですか(笑)!マムシ、きみまろ、成孔!!(笑)(注 TBSラジオで昭和44年から中継番組『ミュージックプレゼント』で活躍。愛のあるババアいじりが真骨頂)

 

★これはTBSラジオ的には非常に素晴らしい人に来ていただいたなと。

 

ははははははははははははははは!!そんな予感は少ししていたんですけど(笑)。

 
★単独トップだと廊下に紙が貼られちゃいますね。

 

いやーワタシ、音楽や本でも、少なくともプロフェッショナルになってからは一等賞っていうのはとった事がないんで、マジで嬉しいですね(笑)。まあ、本業では無冠だがAMラジオのパースナリティで一等賞というのはどうなのかなという(笑)、かるーい疑問が、とおーくから聞こえてくる感じがしますが(笑)。しかしこの際、おばあちゃん寄りの選曲にするしかないですね。あ、違うか、今までの選曲をおばあちゃんたちが聴いていたんだもんね(笑)スムース・リユニオン(の片割れのソロ)とか、モアシール・サントスとか、ピエール・ブーレーズとかを。すごいなそれ(笑)。

 

 
★千可子さん(いつもP−maleをくださる60代の女性)がね。

 

 
今回(7/17の放送)もセルソ・フォンセカとか聴いている訳ですね、妙齢の女性達が。ヤバいなあ(笑)。

 

★お葉書なんかを読むと「私ジャズは詳しくないんですが、菊地さんのおしゃべりについつい引き込まれてしまいます」みたいな年輩の女性が多いみたいですね。

 

 
後家殺しのフェロモンが出でいるんですかね?劇的にヤバいですね。とはいえうっすらとした自覚はあります。フロイド的な(笑)。

 

 
★それと、歌舞伎町の話の中にちょくちょく出て来る韓流話が・・・

 

ああー、刺さっているかもしれませんね。大久保通りはおばあさんと娘ばかりですよ。そうだ20代と60代だ!!(笑)40代もいるけど(笑)

 

★なので菊地さんが韓流スターの様になりつつあると(笑)。

 
そりゃ無茶だよ(笑)。でも、てっきりワタシは30~40代の高橋芳朗さんのHAPPY SADを聴いている様な、渋谷系あがりの中年が聴いているものだとばかり思って、そっちターゲットで番組を作っていたつもりなんですけど、どこかあるんですね。この畜生の浅ましさというか。お洒落一本槍じゃあいかねえぞという(笑)。

 

★リスナーが集まるイベントをやってみましょうよ。

 
はははは。おばあさんが集まって来ちゃう。

 

★菊地さんはポスト毒蝮さんではないかと(笑)。

 

 おそらくワタシの喋りの抑揚とかがきみまろとちょっと似ているのかもしれませんね(笑)。戦前のニュースフィルムを読むみたいな口調とかね。まあ寄席口調ですよね。クリスペプラーさん風に変えようかなあ。

 

★さだまさしさんの支持層ともかぶるかもしれませんね。あの方は話しが面白くて、MCだけのCDを出したりしていますよね。でもこの番組は音楽もちゃんとかけていますよね。

 

さだまさしさんが怒りますよ(笑)。この前なんか全曲MIX特集ですよ(笑)。ダンザニアの太鼓とアリアとノイズ(笑)。どんな精霊が流れるのか(笑)。

 

★年輩の女性は若い人よりも未知なる物に対する好奇心が強いのかもしれませんね。

 

そうですね。それはあるかも。雑誌しがみつきじゃないもんね。ワタシより10歳上だと・・・58ですからねえ。まあ、50代用のインレッドみたいな雑誌もあるけど。

 

★人数的にはどれだけの数の人が聴いているんですかね?

 
★・・・%ですから・・・万人位ですか?

 

ええー。緊張して喋れないですよ来週から(笑)。前口上をゆっくりゆっくりやらないと(笑)。

 

 ★永六輔さんとか、大沢悠里さんとかにもゲストに出してもらいましょう!

 

 
★この前辞任したドラゴン松本が菊地さんの本を読んでいたってブログに書いていましたよね。

 

 
ワタシも見ました。最近読んだ本で「東京大学のアルバート・アイラー」(笑)。どうしようかな。今日(7/17)番組で言おうかどうしようか迷いました。言いませんでしたけどね。

 

★相当な文科系野郎ですよ彼は。今日買ったCDがマーヴィン・ゲイとかフィービー・スノウだとか・・・だとするとドラゴンもHAPPY SADと夜電波を聴いている可能性は十分にあるなと。

 

ありますよそれは。MIX聴いて染みてますよきっと(笑)。あの人、演劇団体の演出家みたいだし(笑)。

 

★TBSラジオを聴いて初めて菊地さんの存在を知った方もいらっしゃるかもしれませんね。

 
ほとんどそうじゃないですか。リスナーは。ワタシは常にはじめましての心で接しています。はじめて行くキャバクラのように。

 

★ライブの客層もだいぶ変わって来るかもしれませんよ。でもなかなか勇気がなくて来られない人もいるかもしれませんね。

 

ああ。なるほどね。背中押しましょうか。もんじゃったりして(笑)。押すつもりが(笑)。

 

★ライブの場所を変えた方がいいかもしれませんね。大井町とか、何とか市民会館とか。

 
★畳敷きの会場とか。

 
とげ抜き地蔵とか。(高齢者の女性がダントツの1位とは)予想だにしない結果になりましたね(笑)。まあ、あまり過度に意識しない様にします(笑)。っていうか、意識のしようがない(笑)。

 

★菊地さんはTBSラジオにはあまりいないタイプのパーソナリティーかもしれませんね。

 

まあ・・・一番才能があるのはひょっとしてこれ(ラジオ)じゃないかな?とは思っていたんですけどね。思う都度に自分で否定して来ましたけど(笑)。

 

 
爆笑

 

 
★ありがたい事に週に3回は「菊地さんの番組面白いですね」って言われますね。

 

★毒蝮さんのマネージャーのはぶ三太郎さんも聴いてくださっていますね。この前「菊地さん絶好調じゃないですか」って言ってくださいました。

 

 
★蝮さんとのラインが見えて来ましたね(笑)

 

 
「ババアくだばれ」みたいな(笑)。言えないですよそんな(笑)。テメエの母親がくたばり損ないなんですから(笑)。

 

 
★では最後にリスナーに向けて一言お願いします。

 

 
今まで2時間番組しかやった事がなかったので、1時間番組の尺感に慣れるのに5~6回かかりました。今じゃ、ちゃんと慣れたかといえばそれでもオーバーするんで、これからはもっとビシッと1時間でおさめる・・・要はいっぱい収録してそぎ落とすんじゃなくて、ピシッと1時間でいけるような発想にだんだんなりたいなとは今思っているんですよね。詰め込み過ぎてしまうんで、毎回毎回バッサリカットしたりするじゃないですか。それがない様にしたいとは思っていますが、一時間で4曲だけっていうのは考えてみたら相当少ないですよね。ほとんどしゃべらないし、ほとんど曲をかけないに等しい。DJなんかやっていると3時間ずっと曲をかけていたりする訳だから。4曲しかかけないっていうのは、今流れでそうしていますけど、結構ミニマルっていうか、俳句みたいな面白さっていうか、キレイに曲を4つ置いて、みんな一発一発全部キレイにキマッて、話もすごいシェイプされていて・・・というのに楽しみを見いだし始めていますね。

 前はマッシブで、こんな話もある、あんな話もあるってどんどん出て来るやり方で2時間やってたんで。口上ですよね、3分でぐっとつかんでしまうっていう。あれも今までやった事がないんで。突然思いついたんですけど(笑)。やったらどうかなと。そういう事も含めて・・・まあ「粋な」っていうのがキーワードなんで、粋に1時間でサッと出て行くっていう。ひと風呂浴びて帰るという様なタイム感覚ですよね。どうしてもワタシはライブも長くなるし、パーティーも長くなるんで。本職には貪欲なタイプなんで(笑)。軽くサッといける喜びを噛みしめてはいますね。はい。


 

★初回から聴いている人も、途中から聴いている人も、去って行った人もいると思います。そんなすべての人に一言お願いします。

 

 さっきも言いましたけど、これはあまり手放しで喜べる事とは微妙に違うんですけれど、今までラジオでレギュラーを3回やった事があって、レギュラーでマイク前に立った時のうまくいってるっていう感じが、ハンパじゃないんですよね。その・・・適職じゃないのかなっていう気分っていうか(笑)。いろんな事をやる方なんで、向いていないなと思うものはやっぱり終わっちゃうんですよ。一般大学での講義もやめちゃいましたし。最初は面白かったんですけど、やっぱりもたないっていうか。ラジオは最初に「WANTED」(大谷能生と組んでやったJFNの深夜ラジオ)でやった時から異様な手応えがあって、これはひょっとして・・・だけど適職だとマズいんで(笑)。ラジオはバイトで音楽と著述が適職なんだと思わないとねえ(笑)。とは言え、やるたびに思うんですよね。音楽やったり本出したりすると、どうしても拒否反応があるんですよ。それはしょうがないんだけど。ワタシのクリエイトは毒々しい所もあるし、エグ目なんで、嫌な方は嫌なんですよね。それはしょうがない。っていうか、クリエーターはそうじゃないといけません。なんだけど、ラジオだけは誰もが「いいねえ」って言うんですよ(笑)。文句言う人が・・・そりゃ勿論ゼロとは言わないですけど、でも話にならないくらい少ないです。

 
ラジオをやっている時のワタシは、恐らくエグイところが出てないんだと思います。何かに対する怒りとか、風刺とか、極端さとか。欺瞞を暴くとか。ラジオやっている時が一番ハッピーでラブで、良い湯加減になってると思うんですよね。おそらく、音楽に対する信頼と、市民の生活は楽しいんだという哲学がそれを支えている。それが今回の聴取率の数字によって、なかば証明されたのではないかなという気持ちを噛みしめています、とリスナーの方には伝えたいですね。とにかく聴いて下さって本当に嬉しいです。複雑な考えも思いもなんもないです。聴いて喜んで下されば嬉しいです。関取みたいな気分ですよ。勝てて嬉しい。応援有り難うございます。それだけです。自分でも信じられない。こんなピュアな状態は(笑
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