”専門店級のサラダ”がいつでも買える自動販売機「サラダスタンド」とは

ここ数年、オフィス街を中心にサラダ専門店が増えていたり、コンビニのサラダもメインの食事としてボリュームのある商品増えていますが、ついに自動販売機ができたんです!
京王井の頭線の渋谷駅、改札を出て50メートルほどの場所にある自動販売機「サラダスタンド」。

「サラダ専門店の味を自販機で」をコンセプトに、採れたて新鮮なうちにカットした産直野菜を使用したサラダが購入できます。野菜のほか、スモークしたサーモンや合鴨、ツナ、チーズ、オリーブなどなど食べ応えのある具材も入っています。
サラダが入っているのは、メイソンジャー。以前、ジャーサラダも流行りましたね。
なぜこのような自動販売機を作ったのか。どんなサラダが売られているのか。
運営する株式会社KOMPEITO事業担当の新井伸朗さんに伺いました。
新井:本業は「OFFICE DE YASAI」という福利厚生のサービス。会社に冷蔵庫を置いてもらってサラダを届けるもの。サービススタートから7~8年で累計約6000拠点。そんな中、オフィスの外にも健康的な食事のアクセスポイントを作りたいとなったんです。で、冷凍の自販機も伸びていたので自販機でいこうと。栄養・ボリュームはもちろん、売りは新鮮さ。賞味期限は2日という新鮮なもの。前の日にとれた野菜をカット工場でカットして翌日には食べられます。
▼そもそもこちらの会社では、 「OFFICE DE YASAI」というサービスを展開しており、会社の福利厚生を提供しているんです。
▼オフィスに冷蔵庫をおいて、そこに新鮮なサラダを置いておいて、社員の方がお手ごろな価格で購入できるというシステム。
・このノウハウを生かして今年1月からスタートしたのが「サラダスタンド」。
▼メインの食事として作っているそうで、1食あたり250~400kcalとエネルギーが抑えられています。
1食分として成立するように、管理栄養士が監修していて、不足しがちな栄養を摂取できるようなメニューにしているそうです。
▼気になる価格は、内容量250グラムで税込み880円。(1食分と考えればそこまでお高くはない?)
▼ちなみにサラダ専門店だと、1000円弱~1000円台後半というものも。
人件費や場所代がおさえられる分、むしろ安いそうです!
▼メニューは全7商品。週代わりで、3種類ずつが販売されています。
・ドレッシングもついていて、特製アンチョビドレッシングまたはホワイトドレッシングです。
▼ジャーサラダスタイルにしたのは、そのままカバンに入れても液だれしないように。
サラダを3種類を試食しました。

・低温熟成紅はるかのサラダ

・スモークサーモンとチーズの贅沢サラダ

・スモーク合鴨とアーモンドの美サラダ
食べ方は3パターン。
①ジャーのまま、ドレッシングをかけてそのまま食べる
②ドレッシングをかけてフタをしっかり振る。(中身とドレッシングがほどよく混ざる)
③プッチンプリンのように、お皿の上に逆さに出す。(葉物が下に豆や肉の具が上にきて食べやすくなる)

自動販売機といえば、ペットボトルや缶のドリンクなど、賞味期限が長いもののイメージ。
サラダという食品の特性上、「フードロスが出やすいのでは?」という疑問や、
どのように運営しているか、について聞いてみました。
新井:この自動販売機のみで運営をしようと思ったら難しい。オフィスデヤサイによる配送網をもっていて、その配送のついでに寄れるというのが強み。さらに、使っているのが次世代型自販機。AIカメラ、ペイメントアプリでの顧客データ集めをしています。国内で唯一の“値段が変わる自販機”。人流や賞味期限によって値段を変更しているんです。
▼使われているのが、次世代型自動販売機。
・AIカメラやアプリを使って、顧客の年齢層・性別などデータをとることで、メニューや供給量を変更して、売れ残りを防いでているそうです。
▼また、「国内で唯一、価格が変わる自動販売機」だそうで、人流が減ったり、賞味期限が迫った場合に遠隔操作で安く販売して売れ残りを減らす取り組みをしているそうです。これによりフードロスを減らすことができるそうです。将来的には、その価格の調整をAIが自動でやってくれるシステムも進めているとのこと。
▼ちなみに、実際購入しているのは、20代~50代の女性が多いそう。
購入してその場で食べるというよりは、朝買って会社で食べたり、夕方に買って自宅に持ち帰って食べる方が多いそうです。
※また、販売機では、コールドプレスジュースやハンドスープも購入できます。
「サラダスタンド」。現在、設置されているのは、2箇所。
■京王井の頭線渋谷駅 中央口改札の外のコンコース。マークシティの2階部分になります。
■京王線仙川駅下りホーム。
営業時間は、始発から終電まで。
今後も設置箇所を増やしていきたい、ということです。
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