レッド吉田、FXデビューでやらかす!「CPIでSOS・・・」

投資の始め方やお金の仕組みはもちろん、金融経済の注目ニュース、最新のマーケット動向などを学ぶ「トレードアイランド学園」。生徒「レッド吉田くん」と「花奈澪さん」、担任の「大橋ひろこ先生」と一緒に生放送で学んでいきます。

5/16授業のテーマ①消費者物価指数(CPI)、レッド君が“FXデビュー”も「SOS!」
【ニュース①】5月10日に発表されたアメリカの4月の「消費者物価指数(CPI)」は、前年同月比の上昇率は4.9%で市場予想5.0%を下回りました。10ヶ月連続でインフレが鈍化しています。また、CPIの総合指数の伸び鈍化に反応して米金利に低下圧力がかかり、ドルが売られ、対ドルの円相場は一時1ドル134円台前半と、CPI発表直前より1円ほど円高ドル安が進みました。
(番組冒頭から何やらレッド君の様子がおかしい・・・)
レッド君:ちょっとやっちゃったよ・・・
花奈さん:大橋先生!レッド君が何かやらかしたみたいです!
大橋先生:なんか元気ないよね?何があったの?
レッド君:先週の放送があった次の日の夕方にFXをデビューしたんですよ。その日、食事会があって30分ほど時間があった時に<やっちゃおうかな>と思って。
大橋先生:一番良くない始め方!
レッド君:買いを入れてそのまま放置したんですね。で、食事会の途中にトイレに行ったタイミングでポジションを見たらものすごいマイナスになっていて・・・(悲)。

花奈さん:しかもその日は大橋先生から“大事な発表”があるって言われたのに!
レッド君:そう!その発表の後にすごい下がったでしょ?オレ、買いで入れてたから・・・
大橋先生:“重要な経済指標”があるからちゃんとチェックしてね!って言ったよね?覚えてますか、アルファベットで3文字で・・・
レッド君:はい、SOS・・・
花奈さん&大橋先生:(笑)。
花奈さん:違います!CPI、消費者物価指数!
レッド君:何となく、何となくやっちゃったんですよ。ちょっとの被害だったらいいかなって思ったんですけど、食事会が終わった頃にはうわっ!て。大失敗でした。。。
大橋先生:アメリカの「消費者物価指数(CPI)」はインフレ率に直結するということでみんながチェックしているのに、食事会の合間でやっちゃダメ!

レッド君:でも、予想よりはそんなに下がらなかったですよね?
大橋先生:市場予想は5%、3月も5%だったのですが、発表された4月の数字は4.9%。
花奈さん:パッと見そんな大差ないじゃんって思ったんですけど。
レッド君:そんなに為替に影響が無いのかなと思ったら・・・
大橋先生:ドル円相場は大きく1円くらい急落していましたね。そのやらかした後のポジションはどうしたんですか?
レッド君:すぐに売りました!そしたらすぐに戻ってきたんですよ!
大橋先生:そう(笑)。週末に「ミシガン大学消費者信頼感指数」が出まして、その数字自体は悪かったんですけど、5年先の“期待インフレ率”が上がっていたということで<アメリカのインフレが長期化するかも!?>ということでドル円相場が戻ったりと、相場を見ていくのはいろいろ大変なんですよ。
レッド君:経済に直結するんですね!反省しました。
大橋先生:“リスク吉田”君になったはずなのに油断しましたね。

5/16授業のテーマ②「アメリカの債務上限問題」はマーケットを動かすリスク!
【ニュース②】アメリカ政府の借入金の限度を定めた「債務上限」の引き上げを巡る野党・共和党との協議で、バイデン政権が無条件の引き上げを求めているのに対し、共和党は歳出削減を主張して下院で独自の法案を可決して、議論は平行線を辿っています。
レッド君:最近よくニュースでよく見かけます。「債務上限問題」があるからバイデン大統領がG7サミットに来られないのでは?と。
大橋先生:そうそう。それくらいアメリカにとっては共和党と民主党の駆け引きでなかなか合意ができないという重要な問題です。そもそもアメリカの借金ができる金額の上限が31兆4000億ドルと定められています。今年の1月にはその上限に到達してしまいました。借金がもうできないのに今はどうなっているの?といったら、やりくりしているんですよ。
花奈さん:やりくり?

大橋先生:いろんな公的なお金を流用したり、入ってきた税金をうまいこと繋いだり。こういうことでアメリカはもう借金ができない状況をやりくりしている。ただ、お金を使う政策がもうできないので止まってしまっているんです。そのやりくりの資金もそろそろ枯渇しますよ、という話。
レッド君:え、でもアメリカって景気が良くなってきたんじゃないんですか?
大橋先生:景気は良いかもしれないですけど、これは国家の財政の話ですから。
花奈さん:別の話なんだ。
大橋先生:税収も毎年インフレ率とともに変わるんです。その見込みより今年は少ないということで。この債務の上限を引き上げるか、この問題を凍結して先送りするか、議会で話し合って決めなければいけないんですけど、これがなかなか決まらないんです。中間選挙があって、民主党と共和党が上院と下院で議会が“ねじれ”ている状況なんですね。だからどっちも譲らないんですよ。ということで、アメリカの財務長官のイエレンさんが「6月1日にはやりくりしている資金が底をつく、無くなってしまう」と発言。

レッド君&花奈さん:ええー!?
大橋先生:これはちょっと脅しだと思います。議会に対して早く決めるようハッパをかけているんですよね。でも、もし「債務上限問題」が解決せず、資金が底をついたらどうなると思います?
レッド君:国が破綻する?
大橋先生:そうです、「デフォルト」ですね。アメリカの借金というのはアメリカの国債を発行して、発行した国債に対してお金を借り入れているという状況ですから、政府は国債の利払いというのをやっているんですよ、金利だけでも払うよ、と。金利も払えないとなるとアメリカの債権は信用ができない。金利が払えない時点で「デフォルト」なんですね。
レッド君:なるほど。
大橋先生:アメリカの「債務上限問題」って過去にも何度も何度もやっているんですよ。で、必ず合意するんです。民主党、共和党のお互いのイメージを悪くするための“政治ショー”だと言われているから、これだけ大きな問題があるにも関わらずアメリカの株は下がってないんですよね。
レッド君:たしかに。そうですよね。
花奈さん:そのわりにはけっこうニュースで流れてくるんですね。

大橋先生:どうせ決まるでしょと思われるけども、格付け機関というものがありまして。アメリカの債券は<AAA>で一番安全資産と言われているんですよ。2011年の「債務上限問題」の時の格付け機関の「S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)」というところがアメリカの国債を1ランク引き下げちゃったんです。その時、アメリカの株はドーンっと下がりまして、18%くらい下がって。
花奈さん:すごい、そんなに!
大橋先生:格付け機関が信用できないと言って引き下げを行ったら大問題なんですよ!ものすごくマーケットは荒れます!
花奈さん:それはいつ発表されるとかないんですか?
大橋先生:実は、2011年の時は合意した後に下げられたんです!
レッド君:ちょっとこわいな。「6月1日」は様子見た方がいいな。
大橋先生:財務長官のイエレンさんは2週間以内にもう一度アップデートすると言っています。事と次第によったら株がドーンっと下がったり、ドルがドーンっと売られたり。逆に上がるかもしれない。こういう政治的な問題もマーケットを動かすリスクとして覚えておいてください。
レッド君:わかりました!

FX実践編:今週のキーワード【FX格言】
FXデビューしたレッド君に向けて大橋先生が先人のありがたい御言葉から紹介!
<FX格言①>「人の行く裏に道あり 花の山」
【解説】みんなが声を揃えて上がる!と言ってた時の方がそうならないことが多い。みんなが注目していない時にコツコツ仕込んでおく。そこに気づけることがトレードにとっては重要。

<FX格言②>「休むも相場」
【解説】わからない時にはやらないのも投資の一つのあり方。買う・売る・休むの3つが揃ってそれも相場の考え。
※常にポジションを持っていたくなることを「ポジポジ病」という。

<FX格言③>「年の内、三度よりも飽きない場なし」
【解説】江戸時代の“相場の神様”と言われた本間宗久の格言。1年のうち投資で大きな利益を得られるチャンスは3回しかないという考え。3回やれば十分、手数が多いと損する。
※本間宗久=江戸時代を代表する米商人。ローソク足の罫線を生み出したと言われる。

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