壁紙を貼る工程を学んでみよう!

こんにちは安田美沙子です。
今回もスタジオからではなく、東京板橋区にあるヤヨイ化学販売株式会社の本社にやってきてます。
というのも、壁紙を学んでいるうちに『壁紙ってどういうふうに貼ってるの』っていう疑問が湧いてきましたので勉強しにやってきました。
壁紙って、完成品を見ることはあっても、なかなか貼る工程って見ないですよね。
ではお邪魔してみましょう。

今回はヤヨイ化学販売株式会社営業開発部の沖田憲也さんにいろいろ教えて頂きます。
よろしくお願いします!まずはですね、壁紙を貼る工程をざっくり教えてください。
壁紙は一般的に、石膏ボード下地というものに貼ることが多いです。石膏ボードだとどうしても継ぎ目ができてしまいまして、その溝を平らにする「パテ処理」という工程がまず最初に必要になってきます。
パテは石膏がベースの粉末状のものなんですけど、現場の用途に応じて職人さんに選んでいただけるよう、様々なタイプのものがあります。その後、壁紙の方に接着剤をつけて壁紙を貼り付ける作業という工程に入っていきます。
それでは、パテの下地処理から学んじゃいます。パテの下地処理をするにあたって、どのような道具を使われるんですか。

粉末を水で練ってペースト状にするんですけど、そのペーストをステンレスのパテベラというものを使ってパテ処理を行っていきます。あとパテを塗った後にサンダー処理というものがあります。パテを塗りすぎてしまったところをヤスリみたいなもので削って、平滑にしていきます。

塗ったところが平らにならないと、壁紙を貼ったときもキレイな仕上がりになりません。

私もちょっとやってみます!…パテって見た目ちょっと美味しそう(笑) でもキレイに塗れました!すごい滑らかになりましたね。こうすることによって綺麗な壁紙の仕上がりになっていくんですね。なんか、お化粧の下地を塗ってあげた感じですねですね。
それではいよいよ、壁紙を貼る作業ですけども、次は壁紙の裏面に壁紙の接着剤を塗っていきます。
一般的なDIYとかであれば、ローラーを使って壁紙の裏面に接着剤を塗っていくんですが、今回は職人さんが普段使っているような「糊付け機械」というものを使ってのりをつけていきます。

凄い!一瞬で糊付けされちゃうんですね!機械でつけると塗りムラもなく均一につけられます。
そしてこのチューブは何ですか?

これはジョイントコークというものです。
建物はどうしても動きますので、隙間が空いてしまったりします。壁紙が剥がれやすい状況になりますので、そういったところにあらかじめ、剥がれ防止で隙間を埋めるためにジョイントコークというのを入れていきます。
では貼っていきます。壁紙の接着剤ってのはこういう粘り気があるので、仮止めができたり、一度貼っても剥がしたり、位置を調整したりするのが簡単にできます。はみ出してる部分は地ベラというものを使っておさえて、カッターで切ります。

ちょっとやややってもいいですか?…何でもやる(笑) ここにね空気が入ってるのが気になっていたんです。綺麗に糊塗って、気泡を抜いて。自分でやるのも結構楽しいです!

壁紙を貼る作業っていうのを初めて見たんですけど、工程も少なめでビックリしました。ちょっとした作業をするだけで、目に見えて部屋が変化するのをすごく感じれました。より壁紙を身近に感じました。ありがとうございました。