特集「孤立死産に追い込まれたベトナム人元技能実習生に最高裁で逆転無罪判決。その背景と今後の論点」望月優大×石黒大貴×荻上チキ▼2023年3月29日(水)放送

TBSラジオ『荻上チキ・Session』(平日午後3時半~生放送)
『荻上チキ・Session-22』から続く、新世代の評論家・荻上チキと南部広美がお送りする発信型ニュース番組。
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▼16時30分~ Main Session
孤立死産に追い込まれたベトナム人元技能実習生に最高裁で逆転無罪判決。
その背景と今後の論点
スタジオ出演
この事件を取材してきたライターの望月優大さん
リモート出演
この裁判の代理人弁護士を務めた石黒大貴さん
特集
ベトナム人技能実習生として日本で暮らしていたレー・ティ・トゥイ・リンさんが死産した赤ちゃんを遺棄したとして、罪に問われた裁判で、先週、最高裁・第二小法廷は逆転無罪判決を言い渡しました。
リンさんは妊娠が発覚すると帰国させられると考え、誰にも明かせずに一晩中「家が壊れるほどの激痛」に何度も見舞われながら、自宅でひとり双子の赤ちゃんを死産。「血まみれのマットレスの上に子どもたちを置いておけない」と、遺体をタオルで包み、名前とお詫びの言葉を添えた手紙と共に段ボール箱に入れて棚に置いていました。
逮捕後、一貫して「赤ちゃんを捨てるつもりはなく安置した」と無罪を主張していましたが、熊本地裁と福岡高裁ともに死体遺棄にあたると有罪判決を言い渡していました。
リンさんの行為が罪に問われるのは「理不尽」だとして無罪判決を求める署名は約9万5000筆に上り、出産を経験した女性たちも声をあげ、弁護側は最高裁に対し出産経験者ら127人の意見書を提出していました。
きょうは、今回の最高裁判決の意味、そして結果として無罪にはなったもののそもそも、なぜリンさんは罪に問われなければいけなかったのか、その背景や今後の論点を考えていきます。
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「荻上チキ・Session」
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