手作りの調味料で 美味しく減塩!

ジェーン・スー 生活は踊る

生活の知恵を授かるコーナー「スーさん、コレいいよ!」。今日のゲストは管理栄養士で料理家の前田量子さんです。

手作り調味料で’美味しく減塩’
 厚生労働省の「2020年版 日本の食事摂取基準」では、1日の塩分の目標摂取量は成人男性で7.5g、成人女性で6.5g未満となっています。WHO(世界保健機関)での基準は、なんと1日5g!日本人の平均塩分摂取量は1日10g前後といわれているので、なかなか難しそう。少しでも減塩したいですよね。

今回は、調味料を自分で作ることによって、塩分の調節や計算も簡単で、美味しく食事を楽しめるレシピを紹介します!基本的には料理の工程で使用する調味料を自作のものに置き換えるだけなので、シンプルでとても簡単!

手作り調味料で、美味しく減塩するレシピ

①「ほっくりほくほくの、肉じゃが!」

材料
*材料(2人分)
①豚もも薄切り肉 :140g
②じゃがいも   :100g
③玉ねぎ     :40g
④にんじん    :20g
⑤サラダ油    :小さじ1
⑥だし汁     :120ml
⑦調味料「和風味」:大さじ3

作り方
▼まずは「和風味」の調味料を作っていきます。「和風味」調味料は、しょうゆとみりんと酒を100mlで1:1:1で作ります。
▼これで、出来上がった調味料は、大さじ1で0.9gほど塩分が含まれる計算です。

▼これを使って、肉じゃがを作っていきます
1:豚肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんを食べやすい大きさに切る
2:鍋に油を入れて中火にかけ食材を入れて さっと炒める肉の色が変わったら、だし汁を加えて煮る
3:沸騰したら灰汁を取り除き蓋をして、野菜が柔らかくなるまで煮る
4:和風味の調味料を加え、煮汁が1/3ほどになるまで煮る

ポイント
▼だしでじゃがいもを柔らかく煮た後に、和風味の調味料で一気に煮詰めて味を染み込ませましょう!
▼1人分の塩分量は1.35gくらいです!    

 

②「春にピッタリ!たけのこと小松菜の炒め物!」

*材料(2人分)
①水煮たけのこ   :80g
②小松菜      :120g
③サラダ油     :小さじ1
④にんにく     :小さじ1
⑤調味料「和風味」 :大さじ2

作り方
1:たけのこは穂先を放射線状に、下はいちょう切りにしたものを熱湯でさっと茹で、ざるに上げる。小松菜は4センチほどに切る
2:フライパンに油を入れて中火にかけ、たけのこを入れて、焼き目がつくまで炒める
3:にんにくと和風味の調味料を加え、1分ほど炒める。汁が少し煮詰まったら小松菜を加え、炒め合わせる

ポイント
▼水煮のたけのこは下茹でしてから炒めると、独特の苦味が抜け、調味料も染み込みやすくなります!
▼こちらの塩分量は1人分で0.9gほど!

<前田さんからお知らせ>
 『前田式「味付け調味料」でおいしい減塩』という新刊が文化出版局より、税込で1870円で発売中です!
今回紹介した「和風味」以外に、「中華味」「洋風味」の調味料も載っています。気になる方は、手に取ってみてください。

▼前田さんのプロフィールですが…
・東京生まれ東京育ち
・東京理科大学数学科を卒業後、病院や保育園の勤務を経て、管理栄養士免許を取得
・テレビの出演や書籍の出版など、調理科学から栄養・健康分野のフィールドで幅広く活躍
・著書には、『ロジカル調理』『ロジカル和食』『ロジカル電子レンジ調理』などがあります。
・最近、ダイエットも兼ねて筋トレを始めたら、筋トレが楽しくなっちゃって、半年で20キロの減量に成功

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