【音声配信】特集「政府が年金改革法案を強硬採択。全土で広がる抗議デモ。フランスの今を知る」髙崎順子(フランス在住ライター)×吉田徹(同志社大学教授)×荻上チキ×南部広美▼2023年3月20日(月)放送分

荻上チキ・ Session

TBSラジオ『荻上チキ・Session』(平日午後3時半~生放送)
『荻上チキ・Session-22』から続く、新世代の評論家・荻上チキと南部広美がお送りする発信型ニュース番組。

【2023年3月20日(月) Main Session】

特集「政府が年金改革法案を強硬採択。全土で広がる抗議デモ。フランスで今何が起きているのか?」

【企画趣旨】

フランス全土が政府への抗議デモで揺れています。

フランスのマクロン政権は16日、財政を健全化させるために年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げることを柱とする改革法案を下院で強行採択しました。

仏紙ルモンドによりますと、マクロン大統領は閣議で、年金改革の断念は「財政や経済にとってのリスクが大きすぎる」として、強行採択を正当化したということですが、市民や労組は「民主主義の否定だ」として猛反発。
フランス各地で、16日夜にかけてデモが激化し、一部が暴徒化したほか、警官隊との衝突も起き、300人以上が拘束されたということです。

この年金改革法案を巡っては、今年1月以降、労組の抗議デモが断続的に行われており、数百万人に上る参加者が、政府の計画に反対の声を上げています。
大掛かりなストライキで、交通機関や教育機関がストップしているほか、首都パリでは16日朝の時点で、およそ9400トンのごみが回収されないまま路上で山積みになっているということです。
 
2018年にフランス全土に広がった「黄色いベスト運動」に匹敵する抗議活動に発展する恐れがあると言われている今回の抗議デモ。
その背景にあるものとは、そして今後のフランスはどうなるのか、現地在住のライターや専門家と一緒に考えます。

【出演】

フランス在住のライター、髙崎順子さん

同志社大学・政策学部教授の吉田徹さん

 

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「荻上チキ・Session」        
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