「入管法改正案」疑問の声を挙げ続ける重要性

3月13日(月)の アシタノカレッジ は、キニマンス塚本ニキと、
「NO YOUTH NO JAPAN」の能條桃子さんがお届けしました
【NexStar's Room】
先日、政府は「入管法改正案」を閣議決定し、今後は国会へ提出される見込みです。
難民認定申請中に送還停止となるのは原則2回までに制限するなど、
有効な在留資格を持たない外国人が、強制送還されない規定を乱用する行為を制限する狙いがある一方、
保護されるべき外国人を送還対象とする懸念などから、支援団体には批判の声もあります。
今回は、そんな入管問題に取り組み続けている人権アクティビストの宮島ヨハナさんさんにお話を伺いました。
2年前、高校を卒業する際に、入管問題をテーマにした卒論を書いたのが興味を持つキッカケになったという宮島さん。それまではこの問題について全く知らなかったそうですが、調べていく内に、差別に基づいた人権によって人が亡くなってしまう現状があることを知り、”日本は平和な国と”いうイメージが崩れ、この問題に疑問を抱くようになったそうです。また、宮島さんのお父様は牧師で、仮放免者の保証人をされていたこともあり、子供の頃から仮放免者の方々と交流する機会が多く、身近な人達が入管によって虐げられていることに気付き、当事者意識を持ったんだそうです。
この問題に対して、今起こっていることを止めて、これ以上悪化しないようにしたいと語る宮島さん。
ウィシュマ・サンダマリさんをはじめ、18人もの方が入管施設内で、仮放免者など施設外でも亡くなっている方がいる今、それほど犠牲を出しているこの問題が閣議決定されしまうと、国際基準で難民として認められるべき人が、日本の難民認定率の低さにより強制送還されてしまい、最悪の場合、母国で命を落としてしまう、ということが絶対あってはならないと仰っていました。
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【Mentor’s Voice】
月曜日のMentorは、TBSラジオ 崎山敏也記者。
東日本大震災から12年。未だ解決できない原子力発電所の廃棄物の問題について伺いました。