3月17日金曜日は、世界睡眠医学協会が定める「世界睡眠デー」ということで、今週はブレインスリープの提供、「生活は睡眠で踊る～春の睡眠お悩み相談～」をお送りします。月曜日から木曜日までの４日間、リスナーの皆さんを快眠へと誘うべく、眠りに関するお悩みに答えていきます

お悩みに答えてくれたのは、医師の井坂奈央先生。
井坂先生は・・・埼玉医科大学医学部医学科を卒業後、東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科を経て、
2022年9月よりDクリニック東京ウェルネスで勤務。日本睡眠学会専門医でもあります。

今回のテーマは「女性と睡眠」

①長野市 ラジオネーム：りんこ さんからの相談
 月経前になると異常なほどの眠気に襲われます。目を開けているのも辛いくらいの眠気なので、仕事にも影響が出てしまい、困っています。生理現象なので仕方のない面もあるとは思うのですが・・・眠気が少しでも改善される対策法などはありますか？
 
井坂：
女性の体は、「卵胞期」「黄体期」「月経期」を繰り返していますが、月経前の「黄体期」と呼ばれる期間は、女性ホルモン「プロゲステロン」が増加し、深部体温が普段よりも高くなります。これが夜になっても下がりにくく、入眠しにくかったり、途中起きてしまったりすることで日中に眠気を感じることがあります。そもそも、女性ホルモン「プロゲステロン」自体、眠気をきたす作用があるので、あらがうのは難しい…なので、どうしても眠い時は、思い切ってお昼寝をすること。ポイントは、15時までに30分以内に済ませること。目を覚まさせるのには、冷たい刺激がおすすめ。
 
月曜日に話題になった、脳や内臓などの体温＝「深部体温」が重要！
質の良い睡眠をとるためには、この深部体温を「下げる」ことが重要。
（熱が逃げなくなるので、靴下を履いたままの就寝などがNG）
・井坂先生によると、目を覚ますには、保冷剤を使うのも良いそう。

②新宿区 ラジオネーム：とろん さん 女性からの相談。
 1～2時間寝られないのが当たり前。
早めに寝て睡眠時間は平均7時間。寝起きおよく睡眠不足は感じていないが、かといって「ぐっすり寝た～」という満足感もない。なぜなら、睡眠中３回トイレで起き、眠りが浅い気がする。
 
更年期に入ってからは、冬でもじんわり寝汗をかいたり（ホットフラッシュではありません）、体温調節がうまくできないような気もしています。一度市販の睡眠改善薬も試しましたが、効果は感じられず・・・。体質？性格？もあるのでしょうか。（更年期に入り今までなかった寝汗をかいたり、いびきをしたり・・・眠りの質も低下した気がします。）

井坂：
更年期になると女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌低下により、自律神経が乱れることから汗をかくことが多くなり寝汗の原因になることも。
 
また女性ホルモンは上気道を構成する筋肉を緊張させる働きがあり、ホルモン量の減少により気道がうまく開けず、狭くなることでいびきをかきやすくなります。
 
寝汗対策としては、睡眠前はPC・スマホに触らず照明を少し落とした部屋でアロマを焚いて過ごすことも効果的。副交感神経が優位になり自律神経が保たれます。
 
この方の場合、いびき・トイレに起きる・寝汗がある、というのは、睡眠時無呼吸症候群の可能性も。病院へ。
オンライン診療をしているところもあるので、調べてみて！

 ブレインスリープから、プレゼントのお知らせ♪

既に「睡眠相談」を送ってくださったみなさんの中から1名の方に、そして、今日から木曜日までの4日間、それぞれの曜日でキーワードを1文字発表します。キーワード4文字を全て集めて番組の感想をお書きの上、so@tbs.co.jpまでお送りください。キーワードが全て揃っている方の中から1名の方に3万円相当のブレインスリープさんの枕、「ブレインスリープピロー　スタンダード」をプレゼント！ぜひ、コーナーで発表しているキーワードを木曜分まで聞いて、メッセージをお送りくださいね！

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