特集企画 がんばれ受験生!! TOMASの伊藤輝明さん 「まず、目標を決めましょう」 & 大学合格おめでとう!合格者インタビュー 3月13日放送分▼石井大裕×美空×山﨑彩菜(TBSラジオ ・月曜21時~)

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。
パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

2023年3月13日 放送
スタジオは、高校3年生の美空(みく)さん、高校1年生の山﨑彩菜(やまざき・あやな)さんとお送りしました。

高校生の主張
「高校生の主張」、今月は毎年恒例の企画をお送りします。見事に大学に合格し、この春に大学生になる高校生の皆さんにお話しを伺う「合格者インタビュー」です。今週、スタジオにお越しいただいたのは、慶應義塾大学法学部に合格した篠原花蓮(しのはら・かれん)さんです。ハイスクール・ア・ゴーゴーのリポーターとしておなじみ、片桐千晶キャスターがお話しを伺いました

片桐千晶キャスター:篠原さん、合格、そして高校卒業おとうございます
篠原花蓮さん:「ありがとうございます。(合格が)まだ信じられていない部分がけっこうあって、本当に合格したんだという気持ちは、あまり実感はないという感じです。おそらく、入学式が始まるまで、全然実感が無いまま過ごすのかなと思っています。(大学受験の勉強を振り返ってみていかがですか?)私が慶應義塾大学の法学部政治学科を志望したのが中学1年生の時で、6年間、同じ夢を追い続けて叶うのだなということをとても実感しました。(慶應義塾大学法学部を目指すことになったきっかけは?)慶應義塾大学法学部をインターネットで調べたら、法学部ではあるのですが、政治学科ではメディアの学問にも力を入れていました。将来、私はメディア志望でアナウンサーになりたいので、そういした環境で学べたらすごく良いのではと考えて志望しました。(本格的な受験勉強を始めた時期は?)一般受験を考えていて、コロナの自粛期間の時期が被ったこともあり、一日に10時間、毎日勉強しようと心に決めて、やり始めたのは中学3年生から高校1年生にかけての春休みあたりでした。「AO入試」に切り替えたのは高校2年生の頃です。(AO入試で意識したことは?)自分が今までやってきたことを大学にぶつけて、どう評価してもらえるかというのが大事になってくるので、本当に自分が興味のあることを追求して、それを大学に見せてゆく、周りに惑わされないで自分が信じたものだけを追求してゆくということがやはり大事なのかなと思っています」
片桐千晶キャスター:篠原さんは高校時代、ボランティア活動にも力を入れていたそうですね
篠原花蓮さん:私はもともと、女性の人権問題などに興味がありました。やっぱり日本は海外に比べて(そうした点で)遅れている部分がけっこうありました。今回、コロナ禍になり、例えばシングルマザーの方々がリストラだったり、給料が下がってしまったりで、満足のゆく生活が送れないということをニュースの記事で見て、社会的にけっこう辛い立場にあるシングルマザーの皆さんを支援したいと考えました。友人を2人誘って合計3人で、シングルマザーを支援するイベントを開催しました。実際に支援活動をしている社会福祉協議会さんと地元の企業さんに協力していただいて、市民の方々から日用品や食料などを寄付してもらい、会場に来てくださったシングルマザーの方々に配るイベントでした。会場に来てくださったシングルマザーの方々がとても喜んでくれて、イベントが終わった後に『本当に感謝しています』とか『頑張ってください』など、メールで温かいコメントをたくさんいただいて嬉しかったし、やってよかったなと思いました」
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なんでも課外授業
「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。今週も、受験生応援企画をお送りします。
先週に続き、受験生の強い味方、おなじみ、進学個別指導塾TOMASの伊藤輝明(いとう・てるあき)さんを迎えました
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石井大裕アナウンサー:スタジオの高校生サポーター、山﨑彩菜さんはもうすぐ高校2年生に進級します。伊藤先生、高校2年生というのは、受験生として、どんなタイミングでしょうか
伊藤輝明さん:受験生としてはスタートラインだと思います。大学受験は2年かかります。やっぱり授業で習う内容が多いんですよね。これが一つの理由です。もし良かったら本屋さんに行って、好きな科目の教科書の高校3年分の分厚さを見てみてください。そう考えると、すごい勉強量が必要になってくるんですよね。特に高いレベルの大学を目指そうとすればするほど、学ぶ内容が多くなりますので、早いスタートをしておいた方が良いというのが一つのお願いです。(この春休み、思い立ったら何をすれば良いのでしょうか?)まず志望校を決めることです。目標を決めるということがとても大事です。どの学校を目指すかによってゴールが決まりますよね。「これくらい勉強しなきゃいけないのかな」というイメージがつくと思います。もう一つは、目指す大学によって受験科目が決まります。これから高校で、また、塾や予備校などを使ってどの科目を勉強しなきゃいけないのかという点が決まります。科目が足りなかったら受けられない大学や学部も増えてきますよね。そこを決めておかないと今後の勉強に差し支えるということがもう一つの側面です

石井大裕アナウンサー:高校生、そして、受験生へメッセージをお願いします
伊藤輝明さん:まず一つ、お願いをしたいのは「目標をしっかり決めること」です。その目標というのは、今の自分の実力がどうかとかではなくて、本当に行きたいところをまず決めて欲しいなと思っています。成績というものは意外と伸びるんですよ。皆さんが思っている以上に、生徒さんが思っている以上に伸びることがあるんですよね。私は(そうしたケースを)よく見ています。そういう方がいるので、「今の自分がこうだから」と決めないで、まずはチャレンジして、小さな成功体験を積んで勉強していって欲しいなと思っています。本当に「やり方」というのは、ひとりひとり違うので、100人皆に「これをやりましょう」と言って、それが通用するものではないのです。ひとりひとりを見ながら「これでやってみたらどうかな。良いかも知れない」ということを積み重ねてゆくと、だんだん、やり方というものが見えてくると思うので、まず、その一歩を踏み出していただくことがとても大事かなと考えています
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13日の番組でお知らせしましたが、2017年からお送りしてきましたこの番組は、来週の月曜日、3月20日の放送でお別れすることになりました。5年半、本当にお世話になりました。20日の最終回、そして、これからも高校生を全力で応援してまいります。来週もお聴きいただけましたら嬉しいです
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