【2023/03/05】スピードスケートと自転車競技で夏冬オリンピック出場!大菅小百合さんがゲストです

石井正則(七代目自転車名人)と疋田智がいろんな角度から自転車の魅力を発信するTBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」(毎週日曜日18時30分~19時) 今週の「ポイント オブ サイクルトーク」はこちら!
ゲストにスピードスケートと自転車競技の元日本代表、大菅小百合さんをお迎えしました。
大菅さんのご出身は北海道で、ロケットスタートを武器に2000年代の女子スピードスケート界を代表する選手として2002年のソルトレイクシティ、2006年のトリノと2度の冬季オリンピック出場。さらに、トレーニングの一環として行っていた自転車競技でも頭角を現し、日本代表として2004年のアテネオリンピックに出場され、女子500mで10位の成績を残されます。2011年に現役引退を表明。企業チームで後進の指導にあたったのち、現在は全国で講演会やイベント、テレビ、ラジオに出演されています。
夏季と冬季、両方のオリンピックに出場したアスリートは日本人ではわずか5人。そのうちの1人が大菅さんです。当初、自転車競技に選手として取り組み意志はなかったと大菅さんは振り返ります。あくまでロードバイクはトレーニング用のツールの1つ。
ところが、初めてオリンピックに出場した2002年のソルトレークシティ大会で考えががらりと変わります。思い描いていたパフォーマンスを実現できなかった大菅さんは、メンタルの弱さが敗因であると分析。そこで、あえてオリンピックをはじめとする緊張感のある大きな大会に数多く出場することでメンタルを鍛えようと自転車競技に着目したそうです。
「取り組むうちに、自転車でも誰にも負けたくない。速く走りたいという思いが芽生え、その気持ちがアテネオリンピックの自転車競技の日本代表につながった。自転車は本職じゃないという思いが心に余裕を生み、初めて五輪を楽しめた。ソルトレークでは自分の心臓の音が周囲に聞こえるのではと心配になるほど緊張したけど、アテネの経験が生きて、2006年のトリノでは落ち着いてスタート位置に立てました」と語ります。
また、「スケートでは行かない国に行けたことも良かった」と回想。スケートの遠征先となると当然、寒い地域になりますが、自転車だとメキシコやオーストラリアといった温かい地域に集中。次の合宿地を聞くたびに感激していたそうです(笑)
さらに興味深い話として、「試合で使う自転車を選手が自ら組み立てるんです」と裏話を披露。その分、メカニックに詳しくなり、パンクも自分でなおせるようになったそうです(笑) 詳しくはぜひ音声でお楽しみください。
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