金子ノブアキさん、俳優としての分岐点となった作品は

要 潤のMagic Hour

今月のゲストは、金子ノブアキさん。

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で    
東京湾を眺めながら、お話伺っています。

ハイアットリージェンシー東京ベイの詳細はこちら

分岐点となった作品は、映画『クローズZERO II』

金子さんは、10歳のころに子役として芸能界デビューされ、  
初めてカメラの前で演技をしたのは、CM出演だったとか。

当時は事務所にも所属していなかったため、稽古などもなく  
いきなり芝居をすることになったそうで…

金子「何がなんだか分からないままで、緊張しました。  
   撮影現場の人の多さにも驚きましたね(笑)あんなにいると思わなくて!」

要「俳優としてのターニングポイントだった作品はありますか?」

金子「映画『クローズZERO II』ですね。2008年に撮影していて、20代後半。  
   僕、バンドでデビューして10年くらいは、俳優から遠のいていたんですけど、  
   ライブにキャスティングさんがたまたま来てくれてて、出演の打診があって。  
   それくらいのタイミングに、良い話がポンポン、と重なってきて  
   これに飛び乗るかどうかが分岐点かも、と、バンドのメンバーとも相談して…  
   それで始めたのが『クローズZERO II』でしたね。  
   三池監督や当時のスタッフさんには、人生を変えていただきました。」

近藤「この作品で、俳優の道が築けていったんですか?」

金子「バンドも俳優もっていうのは、慣れるのに2、3年はかかりましたね。  
   『クローズ』のキャストはすごいメンバーで、僕は飛び級状態だったので  
   至らない部分もあったんですけど、本当に勉強になりました。」

アーティストと、役者と、監督

モノクロ映画が好きだという金子さんは、  
影響を受けた作品として、映画『デッドマン』(1995年)   をあげてくださいました。  
中でも、女装で登場する イギー・ポップ は、知性や穏やかさを感じ、大好きだとか。

要「アーティストの方で芝居される方って、独特な芝居をされる方が多くて  
  本当かっこいいんですよね…才能に溢れてて!」

金子「僕は逆に、俳優1本でやってらっしゃる方はもう作りが違って  
   すごい憧れがありますよ。お互いないものねだりなのかも(笑)  
   あと、現場だと、ドラムだから裏方気質なのか、  
   技術さんとか美術さんとかみちゃって、シンパシーが湧きがちです(笑)」

要「斎藤工くんって仲良いんですよね? 工くんみたいに、監督とかは?」

金子「監督はちょっと…大変じゃないですか監督」

要「監督、大変です」

金子「毎分毎秒、決断して…撮影前もロケハンや取材、撮影後も編集、MA…  
   よっぽど突き動かされないと…。  
   工くんの映画のサントラ作ったことあるんですけど、  
   そういう、監督の横であーだこーだ無責任に言うくらいが僕の限界です(笑)」

近藤「要さんは?」

要「自主制作レベルで監督やったことはあるんですけど、  
  監督って大変だと思いましたね。役者は正直、セリフ言って、パッと演じて  
  ロケ弁食べて帰れば良いですけど…(笑)待ち時間とかもyoutube見てられるけど、  
  監督はずっと現場にいなくちゃいけないからね」  

Netflix作品で感じた、映像現場の未来

金子さんは、世界で大ヒットした  
Netflixオリジナル作品『今際の国のアリス』(2020/2022) にも出演されました。

シーズン2は、昨年末のホリデーシーズンに配信がスタートし  
海外でのリアクションの大きさに驚いたそう。

金子「リアクションがストレートで、  
   ファンアートとか映像編集とか、すごい毎日届くんですよ!  
   なんて言うんでしょう…時代は変わってきていて、  
   国産で作って発信しても、海外に届くこともあるんだなって思って。  
   その可能性も感じて。」

近藤「お2人から見て、最近の作品や役者さんはいかがですか?」

金子「脚本家さんも若い方が増えてきましたし、監督さんも年下だったり。  
   そういうフレッシュな感覚がたくさん入ってきて、  
   すごく良い時期なのかな、と。  
   日本のドラマでもそういう作品がヒットしてますし。  
   僕たちの世代は、中間管理職で、上も下も見れて楽しいですよ。」

要「国内のドラマと比べて、  
  『今際の国のアリス』は相当スケール大きかったですよね?」

金子「渋谷とかセットで作っちゃってね…  
   僕らが見ていたハリウッド映画のメイキングみたいでした。  
   あとは、クラフト部っていう、ちょい食べみたいな ケータリングの充実がすごくて!   
   常駐のシェフが居て、スープもお菓子もフルーツもたくさんありましたね。
   あと、海外フォーマットなので、ハラスメント講習を受けます。  
   Netflixは3年に1回。トラブルがあったら匿名で電話できる回線があったり。  
   ポジティブだし、素晴らしいなと思いました。  
   国内は、日本文化的美しさもあるとは思いますけど、  
   そういう意識が入るだけでも、後々変わっていくのかもしれないですよね。  
   あと、撮影時間は12時間で、夜中になるべくならないように、って。」

要「国内の地上波と、配信作品って、  
  ジャンルが違うような感じがしますよね。」

金子「地上波って、リアルタイムでバタバタ進むけど  
   映画や配信って、台本も全部あって逆算されてますよね。  
   最終回前後でバタバタする現場も、楽しいですけどね(笑)  
   それに、作品が変わると1からまたチームを作り上げて…  
   全部一期一会で、メンバー被ってても、不思議と変わるんですよね~」

 

金子さんがドラマーを務める、2019年に結成のロックバンド RED ORCAの 
ミニ・アルバム『beyond the darkn(Es)s』配信リリース中。

さらに、全国をツアー中で、東京は、4月7日に開催予定です。 
詳細は、RED ORCA 公式webサイトをご覧ください。 

来週も 金子ノブアキさんにお話伺います。

 

OA楽曲

Louie, Louie /Julie London

 

番組からのプレゼント情報

3月26日(日)までに、番組公式Twitterをフォローして    
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※ ソファーベッドを利用すれば、大人3名での利用も可能です。    
※ 添い寝であれば、小学生の方は無料です。    

※ プレゼントご希望の方は、番組公式Twitter『要潤のMagic Hour』をフォローして    
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※ 当選された方には、番組スタッフよりダイレクトメッセージをお送りします。

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