地域の課題を解決するための”デザインの枠を超えた活動”とは? ヘルベチカデザイン株式会社 佐藤哲也さん

全国の皆さんと電話でおしゃべりするニッポン列島生電話「ローカルレコメンド」。
1月22日の放送は「街をデザインするクリエイター」を特集しました。
福島県のデザイナー・佐藤哲也さん。
2011年、福島県の郡山市にデザイン事務所「ヘルベチカデザイン株式会社」を設立。
福島という土地に根差した「地のデザイン」を目指し、地域の課題を解決するため、デザインの枠を超えた活動をされています。
佐藤さんはグラフィックデザインという仕事通じて、
パッケージやポスター、店舗の看板のデザインなどをされています。
活動はそれだけにとどまりません。
というのも、デザインだけだと地域の人と繋がることが中々難しいそうです。
そのため、築45年の美容室を喫茶店としてリノベーションし、町の人との交流の場を作ったりするなど、「デザインの枠を超えた活動」と称されるほどの
活動もされています。
デザイナーにとっての地域の方との交流は必要だと感じている佐藤さん。
地域の方が住んでいる環境や暮らし方を知ることがデザインに大きく影響してくるのだそう。
地域のイベントや行事に積極的に参加し、地域の方との密なコミュニケーションをが取ることで、初めてその人たちの本音が聞き出せるそうです。
そこで得たリアルな声こそがデザインする上で重要な役割を果たしています。
すぐに作らずに時間をかけることも重要だと佐藤さんは言います。
現場に行って、地域の方とコミュニケーションを取っていく中で、
自分たちがその人のファンになっているかどうかでデザインの素質も変わってくるため、じっくり関係性を作り上げることは非常に重要なことなんだとか。
放送では紹介できませんでしたが、
そんな佐藤さんの今後、当の意味で地方らしい豊かでサステイナブルな仕組みを福島からつくりたいという目標があるそうです!
佐藤哲也さんのさらなるご活躍に期待です!!