特集企画 がんばれ受験生!! 岸田雪子さん 受験間近の高校3年生、先生が薦めてくれた「絵本」 & 立教大学 グローバル・リベラル・アーツ・プログラムの先進的な学習内容 1月23日放送分▼石井大裕×山﨑彩菜×志村魁(TBSラジオ ・月曜21時~)

TOMAS presents High School a Go Go!!

「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。

パーソナリティはTBSアナウンサーの石井大裕です。

 

2023年1月23日 放送

スタジオは、高校1年生の山﨑彩菜(やまざき・あやな)さん、高校1年生の志村魁(しむら・かい)さんとお送りしました。

高校生の主張

毎週、番組のリポーターが各地の高校にお邪魔して、直撃インタビューする「高校生の主張」のコーナーです。

今回は特別企画です。現役の大学生の皆さんに大学生活について聞きました。これから進学を控えている皆さんにとっての有意義な情報をお届けしてまいります。

今週と来週、ご紹介するのは、立教大学の学部、「グローバル・リベラルアーツ・プログラム」です。東京・池袋の立教大学のキャンパスにお邪魔して、片桐千晶リポーターが、4年生の布谷優(ぬのたに・ゆう)さん、中島佳恵(なかじま・よしえ)さん、生方那奈(うぶかた・なな)さんにお話しを伺いました

片桐千晶リポーター:立教大学の「グローバル・リベラルアーツ・プログラム」とはどういう学部なのか、そして学習内容を教えてください

学生の皆さん:「2017年に誕生したばかりのまだ新しい学部で、4年間、英語のみで勉強します。クラスはひと学年、20名程度の少人数で学びます。文学、社会学、経営学など、あらゆる分野を横断的に学び、多角的な視点を養うことを目的にした学部です。基本的には1年生から3年生の間に留学をして戻ってきてから専門分野を決めます」(布谷さん) 「私はビジネス専門で、主にマーケティングとマネジメントの授業を履修してきたのですが、特に広告に興味があるため、留学中はデザインやコミュニケーションの授業も取っていました。広告というものは、ビジネスにとても関わっているものだと思っています。デザインから勉強すると、一つの芸術であるということに気づきました」(中島さん) 「ビジネスの専門分野でたくさんの国際的な交流をしてゆく中で、その国際交流の複雑さについてすごく直面しました。けれど、その『複雑だからこそ面白い』という部分が、私の4年間の総括した学びとなっています。(どんな点が複雑だなと思いましたか?)日本的に考えると、例えばグループの中で平和的に終わるのが良いと思っていることもあるのではないでしょうか。海外に行ったら議論をして、激しくぶつかり合って、そこから出る学びが良いと考える人もいらっしゃいます。そのような多国籍な人たちの集まりだからこそ、どういうふうにしてゆくのが良いのか、グループとしてどういうふうに動くのが良いのかということをそこで考えて、いろいろなグループに合わせた行動をとるようにしています」(生方さん)

片桐千晶リポーター:これから大学選びをする高校生に向けてのメッセージを伺います。立教大学の「グローバル・リベラルアーツ・プログラム」は、どんな方に向いていますか。

学生の皆さん:「私は、好奇心旺盛な人が向いているかなと思っています。特に「グローバル・リベラルアーツ・プログラム」は必修科目や選択科目が多く、それも様々な分野から自分で選んでゆくので、一つの物事を集中して学びたいという人よりは、触れたことの無い分野にも興味を持って自ら積極的に学んでいきたいという人にはぴったりの学部かなと思っています」(布谷さん) 「私も布谷さんと同じ意見で、それに加えてですが、特に英語で学びたい、国際的な視点を持ちたいという方は、ぜひ、この学部が良いのかなと思っています。この学部は英語で、かつ外国人の方が教えてくれるので、日本人では学べないことや、日本人であれば同じトピックだけれど、それが他の視点から学べるとか、常に自分が持っている意識は『世界』で、日本ではないことがすごく大事だなと思いました」(中島さん) 「私は(「グローバル・リベラル・アーツ・プログラム」を)おすすめしたい方を、3つ挙げます。ひとつ目は、まだ自分の興味を定められていない方です。二つ目は、少人数の中で、小さなコミュニティの中で、濃い学びをしたい方です。そして三つ目は、多角的な意見交換の場をとても楽しみたい方におすすめします」(生方さん)

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なんでも課外授業

「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。このコーナーも、受験生応援企画をお送りします。

今週からは、ジャーナリストの 岸田雪子(きしだ・ゆきこ)さんをお迎えしました

岸田雪子 さん

東京都のご出身。高校卒業後、早稲田大学法学部に入学。その後、東京大学の新聞研究所、現在の大学院情報学環教育部にて、ジャーナリズム研究課程を修了されました。1993年、日本テレビに入社し、約25年にわたって報道一筋で活動。社会部記者や政治部記者として、事件や災害、政局などを取材し、「真相報道バンキシャ!」や「NEWS ZERO」などの番組、国際政治やスポーツなどの報道に携わったほか、報道キャスターとして「スッキリ」や「ズームイン!!SUPER」「情報ライブ ミヤネ屋」などのニュースコーナーを担当。報道局解説委員を経て、2019年に日本テレビを退社し、現在は、ジャーナリストとして、テレビやラジオなどのメディア、執筆など幅広く活動されています。20年以上の記者生活では、特に教育現場での取材に力を入れ、主な著書に、子供の命を守るための処方箋を記した「いじめで死なせない」、そして「スウェーデンに学ぶ 幸せな子育て 子どもの考える力を伸ばす聴き方・伝え方」があります

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石井大裕アナウンサー:報道やテレビの世界に入ろうとお考えになったのは、どんなことがきっかけですか

岸田雪子さん:そんなに早くはなくて、本当に報道の仕事がやりたいなと思ったのは大学2年生の頃です。子供の頃は、ずっとパン屋さんとお花屋さんをやりたいと思っていました。テレビの世界を考えたのは、大学生の時にテレビで湾岸戦争の様子を見ていて、伝え方に、正直、少し疑問を感じたことがあったんですね。見えないものがたくさんあるのに、見えるものだけを伝えようとすると本当のことが伝わらないというのをとても痛感しました。それで「これを自分だったらどう伝えるだろう」みたいなことを考え始めて、ちょうどその時に早稲田大学で、メディアの先輩方が結構いらっしゃるようなゼミのことを聞きました。そのゼミで福祉政策の専門の先生がいらっしゃって、私は福祉にも興味があったのでそちらに行きたいと言って、昼間は在籍していた法学部の授業に出て、夜は社会科学部のゼミに行って、福祉政策やメディアの研究をしました。その時にちょうど東京大学の新聞研究所にメディア研究のコースがあることを聞いて、そちらの勉強をしました。(テレビ報道の世界を目指したのは)本当に大学に入ってからなんです。中学生や高校生の頃は、けっこう、学校行事などにハマっていました。文化祭や体育祭など、皆で作って発散するようなことがすごく好きでした。自分から何かを仕掛けていかないと何も起きないということに気がついたのは大学1年生だったんです。そこから「では、私は本当に何をやりたいのだろう」と、ちょっと追い詰められてというか、考えるようになりました

石井大裕アナウンサー:受験勉強で、自分でやりたいことが見つかるまでの葛藤はいかがでしたか

岸田雪子さん:高校3年生の状況が今とは違いますよね。今はけっこう、総合型選抜などを受けられる方も多くて、高校生活の全てを見てもらえるという機会もあると思うのですが、当時は本当に一発勝負しかなかったですよね。(試験の日の)コンディションとかいろいろあるのに、やっぱり輪切りの一点しか見てもらえないというプレッシャーがありました。今、思い返すと一番覚えている授業が、高校生3年生の追い込みの冬あたりだったと思うのですが、現代文の先生が「もう、きょうはテキストを閉じろ」とおっしゃって、「きょうはこれだ」と出したのが、佐野洋子さんの童話「100万回生きた猫」でした。先生が物語を結末まで読んでくださって、「どんなことを思うか、きょうはそのことを考えて、それで終わりだ」とおっしゃいました。それが、いちばん、私の心に残っています。いろいろな知識を入れることも大事だけれど、「これって、要するに自分で自分の心がどう動いたか」とか、やっぱり論文を書くにしても「自分がどう考えたのか、どう心を動かして、自分だったらどういうふうにそれを表現するだろうか」ということを考えることこそ、学びの本質があるということを教えてくださったのかなと後から思ったのですが、当時は、すごくそれに衝撃を受けて、初めて出会ったその絵本にとても感動しました。それからも絵本というものにとても興味を持ち、少ない文字数で、これだけ人の心を動かす表現ってすごいなと思って、そういう表現、言葉とか日本語とか、国語にすごく興味が湧くきっかけにもなった授業でした。知識を入れることももちろん大事ですが、何か、それをどういうふうに人らしく使ったり、こなしたりしてこそ、その人それぞれの価値とか豊かさが出てくるなということを教えてくださった、そういう意味では受験の経験は、やっぱり、いろいろな意味で価値を与えていただいたなと思っています

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スウェーデンに学ぶ「幸せな子育て」子どもの考える力を伸ばす ...

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