発酵博士、小泉武夫さんと「昭和の元気の源 発酵食品」

今回は「昭和の元気の源 発酵食品」と題してお送りしました。スタジオにお迎えしたのは、発酵博士こと、東京農業大学名誉教授の小泉武夫さんです。
小泉武夫さんは、昭和18年生まれ、福島県小野町のご出身です。ご実家は造り酒屋を営んでいらして、6人兄弟の末っ子で、野山を駆け回る腕白少年だったそうです。小学校高学年の頃から料理に興味を抱き、昭和37年、当時、日本で唯一、酒造りを教えていた東京農業大学に進学。発酵学の面白さに取りつかれ、学者の道を歩むことを決意されました。その後、半世紀にわたり、日本各地はもちろん、世界中を廻り、発酵食品に関するあらゆる情報を収集、その研究の成果を150近い著書にまとめていらっしゃいます。現在、母校の東京農業大学名誉教授を始め、鹿児島大学、福島大学、別府大学、石川県立大学、島根県立大学ほかの客員教授を務めていらっしゃいます。
造り酒屋で育った小泉さん、東京農大に進んだ理由や発酵学に魅かれたわけなどからお話しいただきました。もちろん、「そもそも、発酵とは?」という素朴な疑問、発酵食品のメリット、代表的な発酵食品などについても解説していただきました。
日本人の食生活に欠かせない発酵食品、明治維新から昭和前期まで「一汁二菜」と、昭和から現代に至るまでの食生活の変遷、欧米型の食生活の影響なども興味深いお話しです。
.jpg)
さらに「醤油」「味噌」「酢」の持つ凄いパワーについても解説していただきました。「発酵」を通した昭和の食文化のお話し、ぜひ、お楽しみください。お腹が空く一時間です。
番組は「radiko」の「タイムフリー」で放送後一週間、お聴きいただけます。下記のバナーをクリックしてください