中古車が新車より高い時代!?

森本毅郎・スタンバイ!

新型コロナや半導体不足の影響で自動車の新車製造も落ち込んでいますが、そうした中で、 ある「逆転現象」が起こっています。


「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で竹内紫麻が取材報告しました。

 

★中古車が新車の価格を上回る

逆転現象について、詳しいお話しを中古車販売等を行う、株式会社ケーユー、取締役の三村雅久さんに伺いました。

半導体他、部品の不足により、長いものでは、注文してから納車されるまで、4~5年かかる車がある中で、中古車の程度の良い車などがですね、新車の価格を上回るといった事態が発生しております。また、輸出で人気がある車などではですね、日本の市場価格を上回って輸入される国の市場価格で売買されますので、新車の価格を上回ることが、中古車では起こっております。トヨタのランドクルーザー300というものが日本の市場でも足りないのですが、海外の市場でも全く足りないという状況があって、800万の車が1700万で売れてますので、中古車でランボルギーニとかフェラーリとかで30台限定とかっていう車だったらわかるんですが、通常の人が買える車で、今まで量産されたものが突然2倍の金額が付くっていうのが驚きですね。
 

(株式会社ケーユー取締役の三村雅久さん)

新型コロナの影響で工場の停止、または同時期に起きた半導体の工場の相次ぐ火災などによる半導体不足。また、車は3万点から5万点もの部品で成り立っているため、他の部品(ワイヤーハーネスなど)に関しても、ウクライナで主に製造されていたもの等に関しては、戦争の影響で、別の国で新たに製造しなくてはいけないなどの問題も発生していて、新車の納車がかなり遅れている。
   
それを受けて、中古車の需要が急激にアップ。ものによっては中古車が新車を上回っている。海外で人気がある車は国内の相場を無視して値段がつけられるので、それによって金額が引っ張りあげられているのでは、また海外で高値で売るために高い中古車を国内で購入する人も増えているのでは、と三村さん。

お話にあったトヨタのランドクルーザー300に関してはなんと2倍の値段!こちらの会社でもトヨタのアルファードのヴェルファイアが、走行距離が500キロから1000キロと状態の良い物だと、新車価格が大体450万円前後なのに対し仕入れ値がそれを上回る500万円!550万円前後で販売しているとのこと。

そんな「逆転現象」により、あるサービスが今人気、注目を集めていました。

 

★中古車のサブスク!

ナイル株式会社広報の伊藤真二さんのお話しです。
 

「お得にマイカー定額カルモくん」と申します。新車中古車が定額で持てるクルマのサブスクサービスになっております。これまでですと車検に合わせて車を探される方が多かったんですけども、この納車遅れが非常に起きているので、この車検の自分が買い替えたいタイミングに車が手に入らないと。なので、どうしても早く手に入る中古車等を探してる方が多いです。ただその中古車もなかなか高騰していて、そこでサブスク、月々安く手に入る。特に弊社ですと最短4日で納車できるんで、早くて安い車をご提供できるということで、買い替えのタイミングで手に入るっていうところで喜んでいただいてるっていうのはありますね。月々の利用料金は、多くが1万円2万円台っていうところで、ご利用いただいております。

(ナイル株式会社広報の伊藤真二さん)

「お得にマイカー定額カルモくん」では、平均1日3000台の取り扱い台数がある。ホンダのNボックスなどが人気で、自賠責保険料や車の税金込みで安いもので月々1万円台から6万円台。スポーツカーなどに関しては10万円近くするものあるそうですが、「安く早く手に入る」のが魅力のサービスなので、軽自動車や小型車などが人気で、取り扱い台数も多いそう。

利用期間は3年から9年の中で選べて、その間は乗り放題。普通に購入した車と変わらず自宅で保管して好きな時に好きなだけ乗ることが出来る。駐車場代やガソリン代は自己負担。

新車がなかなか手に入らない現状に困っている人は勿論、今車のローンに落ちる人も増えてきている統計もあるそうで、そういった方達にとっても利用して欲しいとのことでした。

そんな中古車サービスも人気な中、更に調べていたところ、中古車は中古車でも、古い名車=いわゆる「旧車」のサービスも話題を集めていました。トヨタの新車のサブスクを行う株式会社KINTO総合企画部部長 布川康之さんのお話しです。
 

 

★旧車のレンタカー!?

トヨタの新車のサブスクでおなじみのKINTOなんですが、新車だけではなくて、旧車のレンタカーのサービスのをはじめております。今年の4月から愛知県の豊田市で始めたんですけれども、関東地方で車乗りたいというお客様の声も非常に多かったので、7月の末から東京キャラバンということで始めさせていただいております。4台ございまして、1台目がTE27型カローラレビン74年式で二つ目が、75年式のセリカリフトバック、そして82年式の10型ソアラ最後に92年式の70スープラの4台になります。お父さんが昔乗ってた車を、息子さんがお父さんの誕生日に一緒にあの借りに来たときの様子なんかはすごく印象に残ってまして、乗り出し見事にエンストしてズドンって止まっちゃったんですけども、それはそれも愛嬌で、すごくいい笑顔でドライブに行かれたのが大変印象的でした。
 

(株式会社KINTO総合企画部部長 布川康之さん)

「Vintage Club by KINTO」と言う、懐かしの旧車に乗る事が出来るサービスが「GR Garage 東京三鷹」を貸出拠点として東京でも期間限定で7月末から始動。10月末までのサービスとの事ですがなんと大人気ですべての枠が今埋まっているとの事。旧車なので24時間で3万円台からと少しお高めですが、予想以上の反響で、東京開催の期間の延長を視野に入れて今検討中とのことです。同時開催中の愛知は期限は決まっていないので、まだ予約可能。愛知では今2台、モータースポーツなどでも活躍したヨタハチやKP61型スターレットを貸出中。Vintage Club by KINTOのサイトから予約が可能です。

※「Vintage Club by KINTO」=クルマの様々な楽しみ方や魅力を発信する一環として展開する、旧車コミュニティ


 

取材:竹内紫麻

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