筋トレは週何時間が正しい?ストレスを感じていることを表に出す人がいい?【医学的クイズ】

ジェーン・スー 生活は踊る

生活の知恵を授かるコーナー「スーさん、コレいいよ!」。
今回お話を伺うのは…生活は踊る”月1レギュラー”、医療ジャーナリストで医師の森田豊さん!
医学的見地に基づいた「夏の大クイズ大会」です!

Q、買い物に行くと、つい余計なものを買ってしまいがちですが、買い物に行く前にある行動をとると、余計なものを買ってしまうことがわかりました。さてその行動とはどんなことでしょうか?

正解は・・・カフェインの入ったコーヒーなどを飲む

南フロリダ大学の研究によるとカフェイン摂取後の買い物では、つい余計なものまで買ってしまう傾向があるとのことなんです。
入店前に、カフェイン入りコーヒーを飲んだ客は、ノンカフェインコーヒーや水を飲んだ客よりも購入金額がおよそ50%多くなり、購入商品数がおよそ30%増えることがわかりました。
カフェインは、脳内にドーパミンを放出させ、心と体を興奮させて、これによりエネルギッシュな状態になり、衝動性が高まり、自己管理能力が低下すると考えられます。

 

Q、筋トレは一週間の合計で、何分くらいするのが健康に一番良いでしょうか?「筋肉のため」ではなく「健康のため」です。

正解は・・・一週間に60分の筋トレが健康維持には最も良い

東北大、早稲田大、九州大の共同研究グループが、筋トレは比較的短時間で十分ではないかという分析結果を、発表したんです。
一週間に60分程度の実施時間で、長期的な健康維持につながる一方、過度なトレーニングでは逆に死亡や疾病のリスクを高める場合もあるみたいです。
この研究は、18歳以上の男女の健康状態を長期的に検討した研究論文1252件を対象に集計・整理したもので、その中から信頼性の高い論文16件を抽出して調べたようなので極めて医学的見地に基づいています。
筋トレを実施している人は、全くしていない人に比べ、心臓や血管の病気やがんなどによる死亡・疾病リスクが10~17%低いということが判明していて、実施時間が週30~60分だとリスクが最大20%減少したというんです。 
一方、筋トレの実施時間が週130~140分を超えると、逆にリスクが増加に転じることも分かりました。
ただ、糖尿病の方だけは例外で、実施時間が長いほどリスクが減少する結果となりました。
もちろん筋力の個人差や年齢によっても、効果やリスクは異なりますが、やり過ぎはリスクを高める恐れもあることは知っておいてください。

 

Q、大豆は体に良いことで知られていますが、納豆、味噌などの発酵性大豆食品を食べることで、ある病気の死亡リスクを少なくすることがわかりました。さて、次のうちから正解だと思うものを、すべて選択してください。

A:がん  B:脳卒中  C:心筋梗塞

正解は・・・Bの脳卒中とCの心筋梗塞

がん死亡リスクと大豆製品摂取量とは関連は見られなかったのですが、脳卒中や心筋梗塞などの循環器の病気については、男女ともに納豆の摂取量が多いほど死亡リスクが低下するとう研究結果が国立がん研究センターから発表されました。
がんと大豆製品摂取量の関係は、まだ研究としては発表されていませんので、不透明です。

 

Q、ストレスを感じていることを表に出す人はどんなことが起こりやすいでしょうか?

A:周囲に好かれる  B:周囲から不快に思われる  C:どっちともいえない

正解は・・・Aの周囲に好かれる

イギリスのノッティンガム・トレント大学の研究です。難しい数学テストにチャレンジするという実験をしたんです。
どのぐらいストレスを感じているのかを周りの人に評価してもらったんですが、まず、ストレスを感じている人は、周囲の人から見抜かれやすいという結果が得られました。そして、さらに、ストレスを感じている人の方が、周りからの好感度が高く、好かれたという結果となりました。
ストレスを、表情やしぐさなどで示す人の方が、正直で、好意的に評価されるという結果だそうです。
苦しい時や困っている時はそのことを抱え込まずに表に出した方が社会的な支援や結びつきが得やすくなるんではないかとのことです。
本当ですかね・・・?

 

Q、ペットとして飼うと、介護が必要になるリスクが半分に減少するのは、次のうち、どれでしょうか?

A:犬  B:猫  C:セキセイインコ

正解は・・・Aの犬

国立環境研究所などが、日本の高齢者1万人以上を対象にした調査を行いました。
犬を飼っている高齢者は、介護が必要になったり、命を落とすリスクが、飼っていない人に比べて、0.54倍になる、すなわち半分ほどに低くなっているとのことです。
この傾向は年齢や性別、持病、飲酒や喫煙、収入、同居人数といった影響を考慮に入れても変化がありませんでした。
おそらく、散歩などによる運動量の増加や、飼い主同士の交流、犬の癒し効果などがその理由として考えられています。
かつてスウェーデンの調査でも、犬を飼っている人の死亡リスクが、そうじゃない人と
比べて33%と低くなり、心血管疾患で死亡するリスクが36%と低くなっています。
ちなみに猫を飼っている、もしくは飼っていたことがあると、心臓発作のリスクが1/3低下するという研究結果も発表されています。
セキセイインコはまだ研究結果としては判明していません。

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