VOL.69 帯状疱疹

ちょっと気になる健康のはなし
2022/7/24 放送

Q,  
同級生のKさんが2年ほど前に帯状疱疹と診断され、いまだに顔や首筋などすっきりしないそうです。帯状疱疹について詳しく教えて下されば幸いです。

岡山県 大道さんからの質問


お答え頂いた専門家

 

 


サンスター財団 愛媛大学名誉教授
九州大学大学院歯学研究院 助教
専門:皮膚科学
橋本公二(はしもと・こうじ)先生


A,今帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後も、このウイルスは、症状を出さない状態で体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレス、加齢などにより免疫力が低下すると、再びウイルスが活性化して、帯状疱疹を発症します。

つまり、水ぼうそうになったことがある人は帯状疱疹になる可能性があるということです。ちょうど働き盛りを過ぎた50歳代から発症率が高くなり、80歳までにおよそ3人に1人が発症するといわれています。

典型的な症状としては、体の左右いずれか一方に、ピリピリと神経痛のような激しい痛みが走り、神経に沿って皮膚に赤い斑点と水ぶくれが多数集まって、数日のうちに帯のような形、帯状(たいじょう)に並びます。水疱ができやすい部位は、胸、腹部、顔で、時には腕や足にもあらわれます。顔の場合は、目の角膜や口の中にできることもあり、視力や聴力が低下したり、顔面神経麻痺を起こしたりもしますので、注意が必要です。

医療機関で早めに適切な治療をすれば、多くの場合、皮膚症状が大体3週間程で治るのに伴って、痛みも徐々に消えていきます。ただ、神経の損傷によっては帯状疱疹後神経痛(PHN)といって、その後も長く痛みが続くケースもあります。そうなると日常生活に影響を及ぼすこともありますので、PHNに移行しないようにすることが重要です

最近は、帯状疱疹のワクチンが話題になっていますが、水ぼうそうにかかったことのある人の予防法として、50歳以上の人は接種が可能です。保険適用外ですが、帯状疱疹後神経痛など後遺症の予防にもつながるといわれています。現在、2種類のワクチンがあり、ひとつは10年近く効果があると確認されています。詳しくは皮膚科専門医に相談してみてください<b></b>
 




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