熱中症時の経口補水液の飲み方「1本目ゴクゴク、2本目ちびちび」がキーワード

ジェーン・スー 生活は踊る

週末、各地で真夏日が予想されて、熱中症の予防・対応が大事になってきます。
熱中症にかかった人は、2020年の6万人から2021年は4万人に減ってますが、今年は6万人以上になるでしょう。

ということで、今日6/27(月)は「経口補水液のおさらいと最新情報」 
済生会横浜市東部病院の医師で、「経口補水液」の専門家・医師の谷口英喜さんに伺いました。
 
 

改めて「経口補水液」とはどんなものかというと・・・?
脱水症を治療するために開発されたもの。飲んでから体に吸収されるスピードが早いので「飲む点滴」とも言われています。(いかに小腸まで速く到達できるかが計算された成分になっているんです)
もともとは、脱水症が起こりやすいアフリカ、東南アジアで生まれた考え方。
日本の医療現場では「点滴より効果的」と、15年ぐらい前から使われるようになりました。

「経口補水液について知っておきたい3つのポイント」『1本目はゴクゴク飲む。2本目はちびちび飲む。』

熱中症になったら「経口補水液」が大事というのは浸透してきましたが、少しでも症状が出たら飲む。
症状とは、頭痛・めまい、集中力の低下。筋肉痛、筋肉のけいれん、こむらがえり。
 
▼飲み方は、できるだけ早く飲む。500ml目標。
▼実際、脱水になっているとゴクゴク飲めることが多いです。
▼500ml飲めたら、もう500ml飲んで欲しい。今度は30分ほどかけて、ゆっくりちびちび飲む。
▼残りも一気に飲んで体が水分でみたされると、勘違いしておしっことして出ちゃうので。
 
ちなみに予防として飲むのは、
「暑くて熱中症になりそうだからと」予防的に飲むのはあまり意味がありません。予防としては水やお茶で水分補給がベター。

「経口補水液について知っておきたい3つのポイント」『スポーツドリンクもダメじゃないけど・・・』

熱中症になったとき、スポーツドリンクではダメなのでしょうか。
▼答えとしては、ダメではない。
▼ただ、そもそもスポーツドリンクは、商品によって成分がぜんぜん違います。
▼発祥はゲータレイドで、アメリカンフットボールの選手のエネルギー補給が目的のため、糖分が多く入っています。
▼水分の補給は小腸でされるが、糖分は胃の中にとどまるので吸収に時間がかかります。

▼カラダに浸透する時間は、経口補水液が5~10分。スポーツドリンクは20~30分。
▼仮に熱中症の症状が出て、目の前に両方あったら、もちろん経口補水液ですが、水分をとることが大事なので、スポーツドリンクでもお茶でも素早くとりましょう。

「経口補水液について知っておきたい3つのポイント」『コンビニには売ってない!』 

▼最も有名な大塚製薬の「OS-1」は国内シェア95%ですが・・・コンビニには売っていません!
・ドラッグストアや薬局・病院で購入できます。
・消費者庁が定める「個別評価型 病者用食品」の表示があり、信頼性が高いです。
・このマークがついているものは、エビデンス=臨床結果が得られています。
▼いざというときに備えて、常備しておいたり、外に出る際に持っておくことが大事。
 
▼これまで、「経口補水液」という表示をつけるのに何の決まりもなく、メーカーの自由でその名前がつけられていたんですが、ただ、ここ数年「OS-1」以外はシェアがのびず、各社自然消滅しています。ですので、ドラッグストアで売られている経口補水液はほとんど「OS-1」と言えます。

▼また、7月4日にOS1アップル味が発売されます。
さらに踏み込んだ表示が許可されました。「脱水症を伴った熱中症」と表示できるようになりました。ドリンクとしては日本初です。「熱中症に使っていい」とでたのは。
 
まわりで熱中症の症状になった人がいたときは・・・
 
▼熱中症は、軽度・中等度・重度の段階があります。
→軽度・中等度なら経口補水液の効果があります。
▼軽度の症状は、「食欲低下・集中力低下・こむらがえり・チカラが入りにくい」など。
・中等度は、「体温上昇・頭痛・下痢・嘔吐」
→経口補水液を飲みながら病院に行く準備。
 
病院に行ったり、救急車を呼ぶ基準は?

▼基準のひとつは、患者自身が、新品のペットボトルのフタを自分で開けて、ゴクンと飲めるかどうか。
・中等度以上だと、フタを開けて飲むができません。
・救急車を待っている間や、病院に連れていく間に、首筋に冷たいものをあてて、体を冷やすのが効果的。
 
「いざというときに抵抗なく飲めるように 実際に飲んでみる」というのも良いかもしれません。

【谷口さんのオンラインセミナー「ゼロから学ぶ経口補水療法」】
この夏、「経口補水液」を実際に使えるようにする内容ということです。
 7月1日金曜日の夜7時からですが、7月26日までアーカイブをご覧いただけます。 
詳しくは「ゼロから学ぶ経口補水療法」で検索してみてください。 

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』は月~木の11:00~13:00生放送。 AM954kHz、FM90.5MHz、PCやスマートフォンはradikoでも。 聴き逃しても過去の音声がTBSラジオクラウドや、radikoタイムフリーで聴けます。                       
■ メッセージや悩み相談の宛先:so@tbs.co.jp (読まれたらステッカー等進呈)                        
■ HP:www.tbsradio.jp/so/ (番組情報や選曲リスト等)                        
■ Twitter:@seikatsu954905 (日々のお知らせ)                        
■ Instagram:seikatsu954905 (オンエアや取材裏フォト)                        
■ Facebook:seikatsu954905 (番組情報と写真)                        
■ LINE:https://page.line.me/seikatsu954905

ツイート
LINEで送る
シェア
ブクマ