昭和の喜劇王・藤山寛美の世界  ゲストは藤山扇治郎さん

サンスター 文化の泉 ラジオで語る昭和のはなし

今回は「昭和の喜劇王・藤山寛美の世界」と題してお送りしました。

スタジオにお迎えしたのは、藤山寛美さんのお孫さん、喜劇俳優の藤山扇治郎さんです。

 

昭和の喜劇王、藤山寛美さんは今年が三十三回忌です。

藤山寛美さんは昭和4年生まれ。大阪市のご出身です。関西新派「成美団」の俳優・藤山秋美さんの息子として生まれ、初舞台に立ったのは4歳の時。そして、戦後間もない昭和23年、19歳の時に、二代目・渋谷天外さんらが旗揚げした松竹新喜劇に参加します。「桂春団治」で酒屋の丁稚を演じて阿呆役に開眼。テレビ喜劇「親バカ子バカ」の阿呆息子役など、笑いと人情が詰まった松竹新喜劇の「顔」として、関西の笑いをリードし続け、昭和62年には、20年連続無休公演という前人未踏の大記録を樹立。その破天荒な私生活も相まって、その存在は、戦後昭和の上方喜劇界を代表する「伝説の喜劇役者」として、今なお語り継がれています。

今回は、戦後の日本を元気にした爆笑王、藤山寛美さんの足跡をいろいろな角度から振り返り、喜劇王のルーツに迫る1時間です。藤山寛美さんに縁のある方のインタビューも交えながら、「天才」をひも解きました。

スタジオにお迎えした藤山扇治郎さんは、現在35歳。伯母は藤山直美さん。お父様は小唄白扇流の家元でもある白扇夕樹夫さんでいらっしゃいます。幼い頃より歌舞伎の舞台で名子役ぶりを発揮。平成26年、東京・新橋演舞場での舞台「朗らかな嘘」では主演を務めるなど、将来有望な喜劇俳優として注目されています。

今回は、まず、藤山寛美さんの役者人生を3つのキーワードから見つめ、数々の「伝説」や「人間らしい素顔」に迫りました。その後は、藤山寛美さんにゆかりのある方にお話しを伺いました。お答えいただいたのは、寛美さんから薫陶を受けた喜劇役者の曾我廼家文童さん、藤山寛美・直美親子2代の喜劇に出演されている大津嶺子さん、そして、かつて松竹の演劇製作の部署に在籍し、大阪・松竹座などの支配人も務めた松竹株式会社の元常務取締役で、現在、顧問の白井信彦さんです。間近で見続けた藤山寛美さんの様子や、お稽古のお話、象徴されるセリフについてなどを伺いました。そして、番組の後半では、「藤山扇治郎から見た祖父・藤山寛美」をテーマに、扇治郎さんにじっくりと伺いました。

藤山寛美さんの三十三回忌の追善公演「藤山寛美 三十三回忌追善 喜劇特別公演」がまもなく始まります。主演は、藤山寛美さんのお嬢さんで、扇治郎さんの叔母、当代きっての喜劇役者、藤山直美さんです。全3部の構成で、第一部はお芝居「愛の設計図」(扇次郎さんはこちらに出演されます)、第二部は映像で藤山寛美さんを偲ぶ 第三部はお芝居「大阪ぎらい物語」です。7月1日・金曜日から7月25日・月曜日まで、東京・東銀座の「新橋演舞場」で上演されます。今回、インタビューに応じてくださった曾我廼家文童さん、大津嶺子さんも出演されます。チケットのお買い求め、お問い合わせは、午前10時以降に、チケットホン松竹 電話 0570 000 489までどうぞ。詳しくは「藤山寛美 三十三回忌追善 喜劇特別公演」で検索してください。

番組「radiko」の「タイムフリー」で放送後一週間、お聴きいただけます。下記のバナーをクリックしてください

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