夜盲症を助けるMW10でミュージカルを観る~3か月無料モニター募集!

森本毅郎 スタンバイ!

今日は「HOYA MW10 HiKARI」について。最後に「3か月無料で使えるモニター企画」の告知もあります。

「MW10」は、暗い所で目が見えにくくなる夜盲症=網膜色素変性症を助けるウェアラブル端末。メガネのような形で、これをかけると、前面についたカメラが景色をキャッチして、目の前にあるディスプレイに明るく映し出してくれる、暗いところでも見える機械です。

このコーナーでは、2017年から注目を続けてきましたが、今日は、そんな「MW10」とTBSラジオが連動して行った、ミュージカルの鑑賞体験会について、「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で取材、報告しました。

 

★夜盲症を助けるメガネ「MW10 HiKARI」

「MW10」は、元々はHOYAで開発されましたが、今はそこから独立、ViXion(ヴィクシオン)という会社が販売しています。

「HOYA MW10 HiKARI」

現在は、広く知ってもらうために体験会を行なっていて、星を見たり、映画を見たりという企画も行っています。

それならと、今回、番組も連動して、渋谷シアターオーブで上演中のミュージカル「メリー・ポピンズ」を観る体験会を行いました。まずは今回、体験に協力して下さった川口真実さん、赤松雄貴さんに、体験前に伺いました。

「中心暗点と言って、真ん中の視野がないっていう状況で、コンタクトレンズを入れて0・1弱ぐらいの見え方をしています。夜とか暗いところで、階段が同系色だったりすると、ちょっと転びそうになっちゃったりということがあるので、気を付けて歩いたりしています。ミュージカルとか喜劇とかが好きで、人がこう動いているとか、光がちょっとチラチラしてるっていうのはわかるんですけども、具体的なその人の表情であったりとか、動作っていうところは見えていないので、この眼鏡のズーム機能を使ったりですとか、何か見られたら、もっと楽しんで見れるかなと思っています。」

(川口真実さん)

「暗いところはもう全く見えない。映画は前はよく見てましたね。ただ、やっぱ暗いシーンは見えないですね。ハリーポッターとか、結構暗いシーンとか、よくわかってなかった。もう諦めてますね。耳だけで楽しむとか…」

(赤松雄貴さん)

(左)川口真実さん・(右)赤松雄貴さん

病気の状況はそれぞれ違い、川口さんは中心の視野がなく、暗いところでも見えにくいなど生活に困難があり、赤松さんも、暗いところで見えにくいだけでなく、視野が狭いので、ものにぶつかることが多い状況です。

全く見えないわけではなく、暗いところで見えにくいなど、病気によって見え方に困難があるという「ロービジョン」の方はたくさんいらっしゃいます。しかし、周りの方からは、見え方に困難があるということが理解されにくいという問題があります。

番組宛に、ロービジョンの方から、メールがありました。

みた目ではわかりにくい『ロービジョン』。まったく見えないわけではなく、一人ひとり見え方が違うため、社会でなかなか理解されにくく、それが原因での混乱やトラブルも多くあります。このような形でラジオでお取り上げくださったことに、ロービジョン当事者として、心より感謝申し上げます。

まずは、ロービジョンという、見え方が違う状態の方々がいることを、理解していく必要があるようです。

 

★諦めていた舞台が見えた!

さて、川口さんと赤松さんにお話を戻すと・・・お二人とも芸術鑑賞がお好きで、暗いところは見えないまま、音だけで楽しんでいるそうで、今回、この「MW10」で、どのように見えるのか、楽しみにしていました。では、実際「メリー・ポピンズ」はどう見えたのか?ミュージカルの感想と、MW10の感想を、終演直後の劇場で伺いました。川口さん、赤松さんです。

「すごく楽しくといいますか、いろんな歌であったり、踊り、耳なじみのある曲もあったりして、とても楽しかったです。最後、勇気を子供たちに与えたのかなっていうふうに思ったんで、そこのシーンが印象的でした。こういうものがあると、特にズーム機能が人の動きがよくわかったりして良かったのと、あと、ちょっと暗いシーンとかで明るさ調整ができたので、どういう場面なのかっていうのを認識することができたかなと思います。」

(川口真実さん)

「途中から暗いシーンとかは、MW10をつけたり、暗いシーンに関しては様子がわかるので、そこは良かった。やっぱ子供たちすごいなってずっと見てました。踊りも、歌もセリフも、何か大人顔負けだったな…」

(赤松雄貴さん)

ミュージカル『メリー・ポピンズ』2022年3~5月東急シアターオーブ、5・6月梅田芸術劇場メインホールにて上演!

このミュージカルは、「メリー・ポピンズ」という女性が主人公。ロンドンに住む、いたずら好きのお姉ちゃんと弟、それと夫婦仲がうまくいっていない父と母。この問題だらけで、子守がすぐ辞めてしまうバンクス家に、新しい子守としてメリー・ポピンズが現れ、メリーの不思議な力に導かれて、家族が幸せを見つけるという物語。こどもが観ても楽しめる内容で、現在、渋谷のシアターオーブで5月8日まで上演中です。

二人とも、この「MW10」で、今まで見えなかった暗いシーンが、どんな場面なのか見えた、というのも楽しめた要因の1つのようでした。

劇中にも登場する、メリーポピンズの「傘」を購入した田中ひとみ

★MW10に感じた課題も

ただ、お二人からは、「MW10」を使ってみて、気になった点もあったということでしたので、そうしたご意見をどう感じるのか、開発、製造に関わったヴィクシオンの石塚隆之さんに伺いました。

 「そうですね。ズームで拡大していくと、若干画像が荒くなっているように感じたので、私の目には。そこも少し精度が上がると、よりいいのかなというふうに思いました。」

(川口真実さん)

 「【赤松さん】全体的に見えるようにはなりましたし、暗いシーンも見えるようにはなってましたっけど、やっぱ、希望としては、人の顔まで見られたらよかったなって。鮮明には見えなかったって感じですかね。」

(赤松雄貴さん)

 「あの…使えないところもあるんです。それはもちろん製品のこれからの改善にも役に立ちますし、他の検討してる方のですね、ご説明時にも反映できると思っております。万能ではありません。ただ、使えるところもあるというところでですね、体験会は自分の使い方を発見できる機会になればと思っております。」

(ヴィクシオン 石塚隆之さん)

「MW10」は、網膜色素変性症などで、暗いところで見えにくい、視野が狭まるという方が、夜でも安心して歩けるように、暗いところでもお子さんの姿が観られるようにと、日常の暮らしを助けるために開発された器具。星を見たり、ミュージカルを見たりというのはかなり異質な環境。ただ、そうした新しい挑戦で、改善のヒントも出たようです。

 

★「MW10 HiKARI」無料モニター募集

少しでも使って頂きたい、そしてさまざまな意見を寄せて頂きたいとして、今回、ヴィクシオンでは、「MW10」を、3ヶ月無料で使うモニターを2名、募集します。3ヶ月無料モニターご希望の方は、メールで、

  • お名前
  • お電話番
  • 現在の症状と、見え方
  • どんな風に使ってみたいか

をお書きの上、以下のメールアドレスまでご応募下さい。

【宛先】

*メール: stand-by@tbs.co.jp
*締切 :4月22日(金)

網膜色素変性症で不便を感じている方は、ご応募お待ちしております。

 

【HOYA MW10 HiKARIのこれまでの放送】

取材・リポート:TBSラジオキャスター田中ひとみ

 
 
 
 
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